しゅくくんのお礼参り | 命あるかぎりいっぽいっぽ

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重度障がい児しゅくくんを育てながら得た学びや気づきや思いを発信します。しゅくくんに起きる奇跡のストーリーが多くの難病の子供たちやパパママに勇気や希望 光となりますように祈ります。不可能なことはひとつもないんだよ。奇跡は起きるよ~大丈夫だよ

4月23日(土)太陽


パパが今週末の予定を話していると

突然 5年ぶりにしゅくくんのお礼参りに行こうといいだした。

ずっと気になっていたみたいです。本当に突然決まった京都旅行スーツケース



名大の主治医に毎日を大切に過ごすことを提案され

命のカウントダウンが始まった5年前私はインターネットで狂ったようにしゅくくんの脳の為なら

奇跡の為なら何でもしたいと思うようになり、高熱38度を超えるしゅくくんを抱っこして

京都志明院を目指した 2008年春 私の心は何に対しても無関心でうまく笑顔が

作れなくて 毎日凍るよな目をしていた気がします。

今年のように春らしいあたたかさは一切ない冬のような日でした。

葬儀を迎える前に 私達家族は後悔のないように生きたいとパパと

心を合わせ行動した5年前のまだ寒い春の一日 人は大変なとき気持ちを

ぴたりと合わせれるんだね。


下の写真は 2008年の京都お参りの時のものです。

夜中に苦しみうなり始めて 京都の救急病院へ電話しようと何度も迷った程

眠れない夜を過ごしました。思えば誤嚥性肺炎になりかけていたと今なら分る

まだ鼻にチューブも入れていなくて 粉ミルクを哺乳瓶から何時間もかけてむせながら

飲んでいた頃です。 進行性の先天性代謝異常を疑われているしゅくくん。

にーちんも小さいなぁー 2才だもんね


  命あるかぎりいっぽいっぽ ★チャイルドヨガ・プレイスクール天使の輪 in 愛知★


↓ 5年前の志明院の写真 2枚

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志明院(しみょういん)は、洛北の雲ケ畑の険しい山中にある寺院
歌舞伎十八番「鳴神」の鳴神上人が龍を閉じ込めたと云われる護摩洞窟

があり、1831年山門を除く殆んどが焼失の悲運にあったそうですが、

幸い御本尊の不動明王はその災厄を免れた。

司馬遼太郎が好んだ山寺としても有名で、司馬遼太郎が新聞記者時代に

宮崎駿監督とこの地を訪れ紹介したとされ

アニメ「もののけ姫」のタイトルもこの森から生まれたそうです。



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↑↑ 今回のお礼参りの写真


こんなににこにこ笑えるようになりました。

左手の握力が出てものが少し握れるようになったこと

命を与えて頂いているということ

成長をお導きいただいていること

何よりもしゅくくん自身が毎日を楽しんでいることへの

感謝の気持ちを伝えてまいりました。



しゅくくんのおねいちゃんであるにーちんは

天使とお話が出来きる子だったの ママのお腹に入る前のお話を

覚えていたり 言葉を話せないしゅくくんの気持ちが全部わかったり

未来の景色が見てたり 私は相当おかしくなっちゃったのだと不安に

なったりもしたにーちんの子育て。でもにーちんの口から出てくる

話を一番に理解してあげたいという気持ちはいつもいつも持ってました。

いつからか スピリチュアルな世界に興味を持ち始めたのも

にーちんの言っていることと江原さんとかの言っていることが

申し合わせたようにピタリと同じだったことからです。

実家のももちゃんという犬と話したり 植物の気持ちママに教えてくれたり 

びっくり腰を抜かすような不思議な女の子にーちんだったけど

1年生になった頃からにーちんは何にも見えなくなったんです。

ある意味ママはほっとした気持ちを抱いたりもしたけど

今回の旅行では 1年ぶりに天使や座敷童子をみかけとかで

帰り道放心状態で ぼーーーーーっとしていました。



鈍感な私も 本堂へつながる長い階段を登っていると

涙が次から次へと溢れ 魂からありがとうと叫んでいる私がおり

手の平がぴりぴりして 神への場所にひっぱり寄せられているのが

分りました。 志明院へは好奇心だけでいくことをおすすめしません。

霊的スポットのような場所なので 気持ちに同調する霊がたくさんよってくるかも

しれません。 本当に困っている時 心を見透かしている神は救ってくれるのかも

しれません。 なぜこの場所に惹かれたのか私自身もよく分りませんが

強いインスピレーションで ここにいこうって5年前思ったんです。



座敷童子を知らないにーちんがいいました。

着物来た ちいさい女の子  髪の毛はチビまるこちゃんよりも

短くて古い人情のよぅな感じ  藁の靴を履いていて

(多分わらじのことだと思います) 着物はちんちくりんで膝から下までしか

なくて 膝はすっぽんぽんに出ている。 手をゆっくりおいでおいでと動かしていた。

たまに消えて またあちらの岩の椅子のような場所にあらわれるらしくて



よくわからないからお絵かきしてもらったら


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やっぱりハート

座敷童子を見た人は幸せになるんだと昔から言われているよって

にーちんに教えてあげました。
 


日本最古の不動明王 顕現の神秘霊峯といわれ、
 諸堂が点在していて、岩屋山全体が修験(しゅうけん)の山岳道場となっている

 洞窟の湧水が鴨川 の水源地でもあり、皇室の篤い崇敬を受け、
水神が祀られ、清浄な鴨川 の用水を祈願されたといわれる

本尊
 淳和天皇の勅願により、弘法大師 空海 が自ら彫ったものといわれる
<神降窟(しんこうくつ)「護摩洞窟」とも称される

 高さ約30mの大岩窟
 洞窟の湧き水が鴨川 の水源となることから、 神聖視されて、

 皇室の崇敬も深く、水神が祀られ、清浄な鴨川 の御用水を祈願された


昭和23年の夏、当時新聞記者だった司馬遼太郎さんがここ志明院 に泊り
その夜の出来事をエッセイにしています。


少し引用すると・・・

「寝につくや、三方の障子が不意にガタガタと鳴りだして、とても寝ていられない。
地震でも突風でもないのに、障子だけが激しく音を立てて揺れるのである。
障子を開けて縁側に出てみると、誰もいない。
小首をかしげて寝床に戻ると、また鳴りだす。
そのくり返しが続くので、たまらなくなって障子を開け放しておくと
今度は屋根が鳴りだす。
小童が屋根に登って四股を踏んでいるように、
ドスン・・・ドスン・・・と響くのである。」

その後、司馬遼太郎さんは宮崎駿監督を伴い、その話しをされたことで
映画「もののけ姫」が誕生したと言われています。


この話は社務所にいる気のよいおばちゃんにも直接教えてもらいました。

ダム建設に反対運動をされていた住職のお父様のお話も伺うことが

できました。にーちんがどうしてもおばちゃんも神様が見えるのかどうか

聞きたいというので 思い切って一緒に聞いてみました。

にーちんの見たものを説明してまた訪れることを固く約束してきました。


何とも神秘的なお礼参りとなりました。旅行の様子はまた次回Upします。