一年の振り返り
~ 2010年1月 ~
年末に突然けいれんをして入院してみんなを慌てさせたしゅくくん。
ぎりぎり2009年12月31日に退院できて無事新居でお正月を迎えられたんだったぁ~。
この時期 まだまだしゅくくんの目つきが定まらず目に力がなかったんです。
それでも空を見上げながら大丈夫だって、自分を言い聞かせながら
前を向いていきていこうと心に誓い 家族に誓い……
2月 しゅくくんの中で、何かがはじけたみたい
足やおててを いちにー さんしーって
動かすたびに笑顔が溢れはじめる
寒いけど だっこひもで毎日 にーちんの幼稚園の
お迎えに一緒にいく そのひと時間がたまらずたのしいしゅくくん。
笑いしわがはじめてついた位よく笑うようにっ
何が何だか分らないけど 体操がいいみたいと気づく。
ぼくの笑顔が多くなるとにーちんがぼくをいつも以上に
かわいがってくれるんだぁ~。
~3月~
くみみんが先頭になってママのお友達がどんどん
しゅくくんに会いに来てくれるようになったよ。
過酷なグズグズするしゅくくと過ごす日々に光がさしこむように
しゅくくんの笑顔がふえていき、ママの気持ちがほぐれたのは
お友達のおかげ。 高校 大学の友達にしゅくくんという重度障害児を
育てていることを 素直に話し始める。隠すことはもう終わり。
たくさんたくさん 救われた宝物のようなキラキラした
言葉をかけてくれたみんな 一生わすれないよっ。
誰がどんな言葉をかけてくれたか しっかりおぼえているよ。
仰向けのポーズから少し横を向けるようになったのもこの時期。
花壇やお庭にお花が咲き始めお庭から離れられないね~。
~4月~
肢体不自由児通園施設 D園入園
慣れない新しい環境 ママもゅくくんも悲鳴寸前
朝から15時まで ママもずっと付き添い療育のスタイルが
しんどくて何度も熱が出たなぁ~。わたし。
確実にしゅくくんの脳にD園ですごす時間が
ゆきわたっていき 成長へとみちびかれていく
~ 5月 ~
突然のけいれんで入院
呼吸が出来なくなり危険な状態に。
お庭のバラが咲き誇る頃
にーちん新体操を習い始めました。
にーちんの新体操メンバーのママ達と出会えたのも
素敵なご縁っ。いつもたすけてくれる頼もしくてやさしさと
愛がいっぱいのママ友達との出会えて本当に良かったぁ~。
~6月~
D園のはじめての家族参観。
場所 先生方の声 毎日 同じシーンで
きこえてくる音楽にも耳を傾け始めてきたよ。
今までしゅくくんの事を話せないでいた
ママの友達が毎週のように 会いに来てくれて
話を聞いてくれたね。伝えたいって心から思ったんだぁ~この時期。
たくさん涙して。うれしくてうれしくて。
私の過去と現在へのつながりを認める儀式のように
それは自分自身を許し認め すりこむようにして
受け入れることへのスタートとなりました。
言葉を選び 声に出す言葉に思いをこめて
丁寧に生きることの大切さにきづく。
~7月~
義父ちゃんたちと 浜名湖へのはじめての旅行
鼻から胃まで通して飲んでいたミルクをやめて
1年が経過。むせる日もあるけど ゆっくりゆっくりだね~。
決して焦らないでママ~。ぼくは食べられることがうれしいんだぁ。
みんなの笑顔が通いあうその場所にいれることが幸せだよ。
~8月~
お盆にはパパがD園の療育へ参加して
プールタイム 夏ばてから目の力が低下して
体力がもどるまでとても心配だったね。
ママがチャイルドアロマセラピスト
チャイルドヨガ チャイルドケアーのインストラクターの
勉強にうちこむ日々。負けてたまるかぁ~。
~9月~
厳しい暑さを乗り越えて秋がやってきたぁ。
にーちん運動会では 新体操も踊ったよ。
~10月~
しゅくくんの3歳のお誕生にははじめてに会いにいったよ
楽しいことを感じて 心が楽しい刺激であふれたから
またひとつぼくは前に進めたよ。素敵な日だったね。ママ~パパ~ にーちん
大好きな電車に乗って 車掌さんになったんだぁ~
ハッピーバースディの曲がこんなにも
心に染みて 涙をこらえる歌になるとはおもいもせず。
あなたがハンデを選んで生まれてきてくれて
多くの事をまなび始めています。 しゅくくんが生まれてきた意味を
うけとめてうごきだすからね~。
キセキを信じる心
どんな状況でも前を向いていきるたいせつさ
鳥取のイオンモールでのベビマイベントに
しゅくくんのことを取り上げてもらったんだよ。
植物療法で救われた命。重度障害と共にいきる姿を
通じ親子のふれあいの大切さがどんどんひろがっていくといいなぁ~。
イベントの日が私達夫婦の結婚記念日でした。
~11月~
座位保持のパンダの椅子で遊ぶことが好きになったね。
ねんねのポーズはもういやだ~。
気持ちは遊びたいでいっぱいなんだぁ~。
~12月~
寒いけど自転車でチリンチリーンってお散歩大好きに
首も腰もとてもしっかりしてきたので
おとうさん座りで 自転車の前かごにのってるんだぁ~。
ママのずぼらな性格がいいのか悪いのか、
気合でのせてくたよ。結果オーライ
2010年は重度障害をもつしゅくくんを丸ごと受け入れて
そして 楽しみはじめる一年でした。
ここまでくるには 想像を絶するような苦悩な日々がありました。
でもね 子供は飾りじゃない 今を生きるたいせつさを
身をもって感じたから 子供の病気をまるごと受け入れて
今を楽しむことにしたんです。
そしたらね、しゅくくんを取り巻くひとたちが本当にやさしくて
愛をむけてくれて 出会う人がみんな気にかけてくれて
私は人のやしさに触れながら今日までひっつぱってきて
もらえた感じです。
ひとりでかかえこんでいる日々から抜け出すことが出来たこと
それは きっと自分自身をみつめはじめたから。
自分にやさしくいきている人 ちきゅうにやさしくいきている人
時間を丁寧にいきているひとは人にもやさしくできるの。
そしてしゅくくんといきる日々から学んだことを
たくさんの人達に伝えたくて 病気や障害を持つ子供を育てている
ママやパパの力になりたくて。気持ちがわかりすぎるからこそ
私にできることってないかな?ってアンテナを張り始めました。
私もどん底をかんじ 命と対面せざるを得ない毎日を過ごしてきたから。
前を向いていきてほしいと心から感じるの。
しゅくくんの命をすくってもらえたならこどもの笑顔のために
これからの人生を注いで生きたいとおもっています。
この一年素敵な出会いがたくさんありました。
心から愛をこめて ありがとうございます。
ハンデのある子供 成長がゆっくりな子供の為の
チャイルドケアー 心をこめてスタートしていきます。
絵本や手遊び~
リズムヨガなどリズムやテンポにあわせたお遊び~
体の大きさ 成長に合わせたチャイルドマッサージ。
ママと子のふれあいをおうえんします。
そのほかにも アロマを子育てに取り入れる素晴らしさを
お伝えしていきます。 命とむきあってきたからこそ
何を選べばよいのかが 今 わかるんです。
ぶれない思いを持ち 軸を持ち つたえつづけていきたいです。