まもなく、3.11。どうぞ、ひとりひとりが、現在の心のままに、その日を迎えられますように。



仙台 カウンセリング★心理セラピールーム★Berry's Color
心理セラピスト・心理臨床家 庄司 真弓です。

震災のイメージ

千年に一度と言われた大地震、東日本大震災から、10年。

津波に寄って奪われた多くの方々の命日であり、その日から遺族となり、決して過去にならない哀しみと共存することになった方々は10万人以上。

今も、苦しんでいる方々が、この同じ空の下にいる現実。

悲しみとは別に、過去にはならない「現在進行形」の哀しみがあることを、どうぞ知って欲しいと思います。

毎年、二月三月は、震災による「グリーフ反応」のご相談が急増します



Berry's Colorを起ち上げ、10年。

毎年、二月三月は、震災による、いわゆる「グリーフ反応」と「トラウマ」両方が重なった、とても苦しい状態の方々のご相談が急増します。

本来のリファインド心理セラピーとは、若干違うカタチでのグリーフケアのご提供です。

命を脅かす恐怖体験、そして、愛着のある者との別れによる悲嘆、さらには、時を重ねるからこその、周りからの「有害なアドバイス」によるこころへの重圧。

哀しいって、感じたらいけないの?
寂しいって、言ったらいけないの?
いまだに、怖くて眠れない時があるのは、私の心が弱いから?

一緒に逝きたかった・・って思う時があるのは、命を大事にしていないこと?
津波のばかやろーって、叫びたくなるのは、心が病んでいるから?

悲しに浸る女性

「津波のばかやろーーーっ」



悪い事なんてない。ダメもない。
感じることに、良いも悪いもない。感情に、良い感情、悪い感情もない。

最愛を一度に失い、家や想い出や・・
全部全部全部、根こそぎ奪われた瞬間の気持ちを感じていたら、生きてこれなかった。だから封印した。

生活が整った今だから、その時に我慢した「いろいろ」を紐解いていったり、言葉で気持ちを伝えることによって、抑圧してきた奥底にある苦しみに気づくことがある。

津波のばかやろーっ!!って叫びたい。というお客様がいらしたことがあります。
しかし蘇る想いが溢れて来て、涙と嗚咽で叫べない。

そんな時、わたしがお手伝いすることは、ただひとつ。
呼吸を合わせ、背中に手を置いてじーーっと待つこと。そこにアドバイスはご法度です。

すると・・・・
「津波のばかやろー!!!!おかーさーん、おとーさーん、ばーちゃーん、じーちゃーん、私も一緒にいきたかったよーーーー生き残って哀しかったよーーー」

「生き残って哀しかった」いままで我慢してきた心の叫び。

「いけないこと」としてきた気持ちや言葉を叫び許した時、初めて失くすのではなく、あえて持ったまま、生きて行く覚悟をきめる。(感情に折り合いをつけていく腹を決める。)

哀しいけど、少し笑えた。
やる気は出ないけど、少し友達と話せた。

「~けど」を大切にしたいものですね。

震災から10年、節目っていうけど、心の復興に節目はありません。



「早く元気になれ!」とか「いつまでひきずってんだ!」とか「仕事、やめてばっかりいて、だらしない」とか「もうそろそろ、納骨しろ」とか・・・・・

どうか、あおらないでください。
心が瀕死の状態だったところから、復活してきているのです。

どうぞ、病んでるなんて言わないでください。
生きるための「反応」でもあることをご理解ください。

まもなく、3.11。

どうぞ、ひとりひとりが、現在の心のままに、その日を迎えられますように。
タンポポが咲いている

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

仙台 カウンセリング 心理セラピールーム Berry's Color



思いやりと、おせっかい、紙一重。
愛と情、微妙。大事なことは、「そうだ、そうに決まっている」と思い込まない事かもしれません。


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