死別シングルマザーの「弊害」 | 35歳で夫と死別。死別カウンセラー今田真祐美の死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳で夫と死別。死別カウンセラー今田真祐美の死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳の時に夫と突然の死別。
その時子供の年齢は3歳と0歳でした。
自分を見つめながら、もがきながら見つけた、死別しても前向きで幸せになれるヒントを毎日発信しています。
死別シングルマザー当事者として、死別シングルマザーカウンセラーとして活動しています。

 

 私の未熟なところ

 

私は一人暮らしをした事もなく、結婚するまで親に甘えて生きていました。

 

結婚してやっと他人(夫)との生活が始まったかと思いきや、約4年で夫は他界。

 

夫との死別を乗り越える過程は自分と対峙すること。

私は他人と生活を共にするとか、他人と向き合う経験がものすごく少ないのです。

 

そして今後、誰かと暮らしていきたいかと言うと、その願望もない。

 

元気であれば、なるべく一人で生きていきたいし、お金があればそういうサービスを使って生きていきたいと思っています。

私には他人と暮らすとか、支えてもらうとかそういうイメージは今のところ全く持っていないことに気が付きました。

 

 育った環境と自分の傾向を知る

 

私は夫と喧嘩をした事もなく、結婚に至り、死別をしました。

 

歴代のお付き合いした人たちを振り返ってみても、彼らとも喧嘩をした事がない。

 

なぜなら、私の母が喧嘩をしない人だったからです。

 

父の機嫌が悪かろうと、母はずっと耐えていました。

正確にいうと、彼女にとって別に「耐える」という事ではなく、そんなことをしても人生面白くないでしょ、と言うスタンスの人だったのです。

 

だから私は、他人同士が喧嘩するという事を学ぶことなく育ちました。

 

ただ、父と兄はよく喧嘩をしていたし、私と兄もよくぶつかっていました。

身内だからなのか、生活の中で何となく仲直りをして元の生活に戻っていくという事を育った環境の中で学んできました。

だから、子供たちとは喧嘩もするし、仲直りもする。

身内なんてそんなもんだという潜在的意識があります。

 

他人と身内とを無意識的に線引きする傾向があることに気が付きました。

 

 ひとりで生きてきた「弊害」

 

パートナーに今まで他人と喧嘩をほとんどしたことが無いと伝えました。

 

今までお付き合いした人は、自分で考え、自分の中でベストな回答をだし、腹が決まった状態で気持ちを伝えていたことに気が付きました。

つまり、途中過程を他人と共有してきませんでした。

 

子どもたちを育てるにも、自分で決めるしかないから自分で決断してきました。

 

ある意味ひとり親として、シングルとして生きてき証だけれど、見方を変えると一人で生きてきた「弊害」なのかもしれません。

 

「それはあんまりいい癖ではないかもね、、それを少し一緒に考えていこう」とパートナーに言われました。

 

自分一人で抱えていたものを、伝えてその気持ちを分け合うという事をこれから私は学ぶときのようです。

 

今まで一人で生きてきて、その延長上にパートナーが現れ、彼と私は自立しながら、並行して前に進むイメージでした。

でもそうではなく、他人との距離感やかかわり方、甘え方を学ぶときが来たのかもしれません。

 

一人で全力で頑張ってきたという自負を、プライドとして頑固に持とうとしていました。

 

死別したら、一人で頑張らざるを得ません。

その頑張りがないと、乗り越えられないことはたくさんあります。

だからその自分は素晴らしい。

 

でもそれが癖になり、プライドになるとこじれることもありそうです。

 

可愛げとしなやかさをいつでも忘れずにいたいですね。

 

 

 

 

 

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