夫との死別体験から得た一番大切なこと | 35歳で夫と死別。死別カウンセラー今田真祐美の死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳で夫と死別。死別カウンセラー今田真祐美の死別の苦しさから立ち直る心の処方せん

35歳の時に夫と突然の死別。
その時子供の年齢は3歳と0歳でした。
自分を見つめながら、もがきながら見つけた、死別しても前向きで幸せになれるヒントを毎日発信しています。
死別シングルマザー当事者として、死別シングルマザーカウンセラーとして活動しています。

生きている時間は「有限」

私は夫の死を目の当たりにして「人生の時間が有限である」という事を体感しました。

 

あぁ、本当に人は死んでしまうのだ、と。

 

死んでしまえば明日やろうと思っていたこともできないし、楽しみにしていた例えばドラマの続編だって見られないのです。

(夫と私が大好きだった「踊る大捜査線」のスピンオフ映画の公開発表があり、こんな思いになっています。)

 

だから、過去でも未来でもない「今」が重要で、その充実度を上げることを掴みにいかないといけないと感じています。

 

対人関係「262」の法則

今の充実度をあげるには、自分の環境を整える事が先決。

 

自分の限りある時間を、誰とどう過ごすのか、?

どういう言葉を交わして、どんな言葉を聞きたいのか?を意識することです。

 

262の法則と言うのがあり、働きアリに例えると、

 

アリの巣の中では「2割」の働きアリがよく働いて食料を集め、「6割」は平凡な働き、「2割」はサボります。サボっている2割のアリを排除しても、再び「2:6:2」の割合に戻り、2割のアリがサボり始める

 

というもの。

 

それを対人関係に応用すると、

 

2割の人にはどう頑張っても邪魔されたり嫌われ、逆にどんなに我が道を歩もうとも、2割の人は支持してくれる

 

と捉えることができます。

 

だから、話の通じない2割の人と極力距離を置き、自分を好きでいてくれる2割の人との関係をもっと良いものにする時間にした方が、よっぽど燃費良く「今」の充実度を上げることができます。

 

 

私は死別当初、家族以外は人を排除していました。

 

まず心地よい2割を見つけるのではなく、違和感や言葉の通じない人と、当たり障りのない人の8割を自分の生活から一気に距離を置いてみると良いのかもしれません。

 

きっと全く困らないと実感するでしょう。

 

生きていくには人と関らざるを得ないので、おのずと人との関りは復活していきますから、怖がらずやってみると案外快適だったりします。

 

人間関係のストレスは、自分だけでなく相手の想いや価値観にも影響され振り回され、自分の大事な時間を消費してしまう危険性が大。

 

何より、大事な「今」を輝かせるには、微妙な人間関係の中でなんとなく過ごすよりも、一番大事な「自分」との関りを深め、その後に、2割の指示してくれる人との時間を育むことをお勧めします。