シャルル・ドゴール大統領のオートクチュールシャンパーニュ☆Boërl&Kroff | 幸せワインの達人講座♪林麻由美@東京青山・銀座

幸せワインの達人講座♪林麻由美@東京青山・銀座

ソムリエ・ワインエキスパート資格を取得するためのテクニックや、ワインを仕事にする方法、ワインを通して全体運を上げる方法をお伝えします。

「最高」と「唯一無二」を求める方のためのシャンパーニュ☆Boërl&Kroff(ボアル・アンド・クロフ)
オーナーのパトリック・サバテPatrick Sabate氏&広報のMara Piasentinさんが来日し、ワイン評論家の山本昭彦先生、ブルガリなど数々のハイブランド・コンサルタントを務める三井洋子さんとご一緒していただく、貴重な機会に恵まれました。

マグナム以上しか作らず、生産本数は年間3000本のみ。
クリスティーズのオークションでも高額で取引され、日本円で50~80万円と、まさに価格もプレステージャスなのです。

ルーツは、フランス第18代大統領シャルル·ド·ゴール☆
彼のためだけに生産された、たった1haの畑があり、エリゼ宮でのディナーに使用されていました。
ピノ・ノワールが90%を占め、生産は良年のみにしか造りません。
生産されたのは1995、1996、1998、2004、2006、2008、2009。現在市場に出回っているヴィンテージは1998のみだそう。

現在はサバテ氏が所有し、造りを担当するのはミシェル・ドラピエ。
なのでMAという形態。

ユニークなのはその希少性だけではありません。
サバテ氏は最初から自身のシャンパーニュをデキャンタージュし、大ぶりのブルゴーニュグラスでサービスします。

適度に泡が飛んだワインは、ブルゴーニュの熟成ワインとシャンパーニュの間を揺れ動くような、極上の香りや味わいをもたらしてくれます。
至福の時というのはまさにこのこと!
最上の畑、それもピノ・ノワール主体とあってか、壮大なスケール感。
ブルガリのルカ・ファンティン・シェフが合わせて造って下さった、前菜のボタンエビ~メインのホロホロ鳥まで、すべてにぴったりと寄り添い、飽きることがありません。

「日本の方は泡に拘りますが、なぜ泡が飛ぶこのグラス選ばれたのですか?」と質問してみると、
「こうしたほうが、このワインが美味しいから。泡が飛ぶくらいがこのワインの味わいを引き立てるんだよ。」
とサバテ氏。
同じ感覚を共有していたんだと、ホッとするとともにうれしくなりました。

日本のレストランで
Boërl&Kroffを楽しめるのは、銀座ブルガリの「イル・リストランテ」だけ。
お料理もさらに美味しさUP☆是非いらしてみて下さいね。