台湾食べっぱなし(小吃と台湾華語) -12ページ目

台湾食べっぱなし(小吃と台湾華語)

台湾に住むことになっていろいろと、気持ちよかったりわるかったり。楽になったり辛かったり。
食べ物のことが中心です。

今、おそらく「日本で一番高いチョコ」というのを買う機会に恵まれた。


今回、とある学校でお世話になったとある職員さんが退職することになって、

つながりのある生徒連中で金を出し合って贈り物を贈ろうということになった。

普段、自分では金を出して買わないようなものを、あえて贈ってみよう。

この時季だから、チョコはどうか。という話になった。


自称「ペロリすと」の私としては、食に関することは垣根を越えて積極的に取り組まねばならない、

と胸に落とし込み、日々精進である。

飲食店のチョイスや予約、このような買出しには、積極的に手を挙げて、参戦している。

「超高級チョコ」「最高級チョコ」などとググって、とりあえずタカソな店をチョイス。



最終的に2店舗選んだのだが、どっちも職場の近くの東京ミッドタウンにありやがって、

ますます普段いる地域が自分にもっとも不適なことを再確認。


NoKA

http://noka-chocolate.jp/


ムニぞうの つれづれ人生横町-NoKA門前


まるで宝石屋と見まごうばかりの店構えである。

磨き抜かれたショーケースに鎮座ましますちょこさまさま。

店員はうやうやしく白い手袋でおちょこさまをお取り扱い。

オットは、ヨコの赤いソファーで、過剰なちょこショーを横目で見て鼻息を荒くしていた。


ムニぞうの つれづれ人生横町-NoKAご神体

上の4粒3,000円也のリサーチで行ったのだが、

ミルクチョコ入り新製品4粒3,200円という強者が登場していた…。

小刻みにボるのは、海外の公的でないみやげ物屋などでもよく見る光景である。

経済テクニックの基本に貧富の差は無いと実感し、うまうま手玉にとられて購入。




も少しお安くて親しみやすいものをと、 1階の JEAN-PAUL HEVIN へ

http://www.jph-japon.co.jp/

(じゃんぽーるえばん と読む。ひらがなのほうが可愛いと思うし)



ムニぞうの つれづれ人生横町-じゃんぽーるえばん みっどたうん店(入場制限あり


ちっこいチョコを売るのに、実際四畳半以上の敷地は必要ないのだが、

この時季は女子が群れて、店内はほっとくとみちみちの無法地帯になる。

それを案ずる店側は入口で入場制限をし、アフレた客は外で並ぶことになる。

ショーウィンドウの中のちょこをみながら、黒人のコドモは指をくわえて…

なんてことはないのだが、並んでいるうちに、

「なぜココでなぜ私はなぜ並んでいるのか?」という哲学的問いがどうしても湧き上がってしまうのは否めない。


ココにいたって、オットはふっと姿を消した。

チョコ整列への人間的根源的拒否とみなし、私ひとりで並んで店内へ。



ムニぞうの つれづれ人生横町-じゃんぽーるえばん 10個入りパック


こんな感じの10個入りバージョンを、一応セレクトしてつめてもらった。

1個平均300円。赤いハートは500円。

女子の贈るきゃわいいハートはかのように高額なものなのだな。男性は心せよ。



こんなトコに来て、いっこも口に入れないのは、ぺろりストとしての名折れである。

そんなわけでハウス用板チョコを購入。


ムニぞうの つれづれ人生横町-じゃんぽーるえばん板チョコ 7センチ四方で600円…

7㎝四方で600円…1かけ50円である。

自宅でオットと1かけずつ拝みながら喰ったが、「明治の板チョコをもりもり喰うほうが潔く旨い」とのご託宣。

私も、あまりカカオの香りがしないな、と思った。なんだかボヤンとした味。


その後、何となくデパ地下とかで、ばれんたいん便乗してチョコ試食などしたのだが、

イタリア産の何とか言うメーカーのカカオ70%のヤツが、

甘くないカカオがぶわッと薫って、たいへん美味であった。

ま、それもこの時季だから高額ではあったが。



ご馳走するだの、贈答だのという世界は、金額がその価値を表すものである、という一部価値観がある。

いくら相手を考え、気持ちのこもった、気の利いたものでも、原価ほぼ0円のものでは手放しで喜ばれない。

受け取る側にはそういう人種もいると前提にすれば、贈る側は負のスパイラルに踏み込み、高額な洋菓子などをやり取りする世界が形成される。


わたしはその意見には普段まっこう反対なのだが、

「こんなものにこんな金をかけてッ!」というジョークの域に達するなら、

それはむしろ江戸の粋ともいえるのではないか、という文学的自虐的試み(?)なのである。

今回は、そんなMなメンツがそろったので、なしえた贈答品であった。

是と出るか非と出るか。相手しだい。



でも、結局本人が一番喜んでくれたのは、

「招き猫が画面いっぱいに山と並んだめでたい絵葉書」に、みんなで書いた寄せ書きだった。

私んちにあったものだから、原価0~せいぜい150円。あとはみんなの気持ちである。

プレゼントを贈る側の面子にも、これがいちばん受けた…。



最高級チョコをもらってうれしい人は、

最高級チョコを自分ひとりの自腹で贈るだけの価値観・金銭水準の人なんだろう。

ま、こんなもんなんだって。

仕事の絡みもあり、mixiアプリの「サンシャイン牧場」に後発参戦し、毎日ログのお手入れをしているところだ。

リアル友である森くま女史と、実弟であるトンゲ氏に世話をしたりされたりしている。

ザッツソーシャルあぷり。


先日荷電した際に、トンゲ氏に「サンシャイン牧場ではいつもどうも~」といわれたときには、

家族の新しいステージが始まったと思った。



ところで、先日、同僚の何でも知ってるFちゃん(自称ホモで科学オタク)に聞いた話だと、

サンシャイン牧場というのは、世界的にはmixiの比じゃない巨大SNS

Facebookで人気のアプリをパクってパクって、

中国人の方が2度貸しならぬ3次転用くらいの感じで、日本用に開発したもんなんだそうだ。

知ってる人はとっくに知っていようが、知らない人は徹底的に知らないのがこの手の事情である。


だからだろうか、ところどころ出てくる日本語がおかしい。

そもそもレベル7まで畑しかいじれないにもかかわらず「牧場」なんつってる。

まあそれは言葉のあやというか、最終的に牧場にたどり着くのだからいいとしても、

他人の家畜を驚かせたとき、家畜が答えるせりふの初期設定が

「驚かせるとお知らせしてくれませんか?」

水が無いとき、桶のところに出るふきだしが、

「喉が渇きますが、誰か水をくださいませんか?」

…文法的には間違っていないけれど、びみょーにねじれて、

日本人は絶対に使わない日本語…。

しばらくすると、

「先ほど誰かは驚かさせたの?酷すぎますよ…」

と、完全にバグってしまった。


決定的に日本人には通じないって!と思ったのは、

家畜を驚かせたときの別パターンで、家畜が叫ぶ「イタラシン!パラシン!」である。

これはいったいどういう意味なのか?!ホントこーゆー小さなことで眠れなくなっちゃう。


日本で言うところの「ちちんぷいぷい」とか、英語の「God Bless You」とかって感じだろうか。

ドイツの魔女が唱える「ホークスポークス」とか、黒ミサの「エコエコアザラク」とか、

呪いをかけられていたら、やだなぁ。外国語でも。


まだ浅いステージだからわからなかったけど、作物もよくよく見れば日本仕様じゃない。

日本じゃジャックフルーツのこと「バラミツ」とは言わないし、

一部中華料理関係の店じゃなければ、ライチは一般的にライチと呼ばれ、「レイシ」と言わない。

チャンチン・リュウガン・紅ナツメにいたっては、日本で栽培するかどうかすら怪しい。


そう見ていくと、アプリトップページの農夫女子も、

日本の農家の作業用つなぎなどの服装とはちょっと違う。

何か中国の田舎がテレビで写ったときにみた記憶のある、

「農業のためだけに服なんて用意できないアル!という私服(?)っぷりを感じる…。


ついこの間変わった携帯のアプリトップは「サソシヤイン牧場」になっていた…。

利用者多くてがっぽり稼いでんだから、ちゃんと日本人に作ってもらいなさいよ…。



こういったゲームビジネスの世界は展開も速く、いろんな利害が絡む。

別段誰にどんな愛を持って作ってほしいわけではなし、上記のとおりだからヤダってわけでもないのだが、

普通、日本人が作る作品の精巧さ丁寧さに慣れきっているから、

海外流入ものの雑で微妙なズレに、妙にナイーブになってしまうのであった。


かつて敬愛するけいりんさんが小説100選に続きコミック50選を打ち出されたのに感化され、
足元にも及ばないわたくしの知識ではありながら、
身の程知らずにもまねっこまんじゅうしてみたくなり、一息たりない数十作品をなんちゃって選出。

私はココまで書きためるのに半年近くかかっている。

けいりんさんのじつりきを痛感するこの頃。


底の浅いのは見え見えなので、無駄なひとことポイントつけてます。
こういうのが、後発の対抗マーケティングってヤツなのね。ああいやらし。


上から順にご推薦、というわけではございません。ただランダムに並べてます。
縦スクロールしまくりになるよ。ごめんくさい。




「モジャ公」 藤子不二夫
ドタバタ体感ギャグと、重厚な哲学性の合わせ技。うちゅうにポンコツロケットで旅するロードムービー。

アニメじゃ「自殺フェスティバル」なんてできっこない。


「家裁の人」 魚戸おさむ
80年代のひとひねりさせたヒューマニズム。

静寂なドラマの中の、「法律も使いよう」という意外なお得感が、やはりバブル。


「団地ともお」 小田扉
とぼけすぎの世界が、やはり心地好い癒し系。

シュールの力技ではない、ヒトに地球に優しい前衛。
 
「行け!稲中卓球部」 古谷実
キモさもアホもここまでいけばステキな才能。オトコは黙ってブサイク一筋。

死ね死ね団はわたしも頻回に心で結成。


「大奥」 よしながふみ
傑作。男性のみ罹患する疫病のため、徳川将軍は3代目から女性だったという、壮大な叙事詩。

日本の歴史裏教科書(ウソ)


「はみだしっ子」 三原順
アダルトチルドレン製造の基本と実践。

不遇なお子をまったく励まさないたたき台として文部科学省推薦に推薦。


「もっけ」 熊倉隆敏
水木しげるのイッちゃった感についていけない妖怪好きに。

現代ののっぺらした明るい暗さに、あやかしが潜む。


「チェーザレ」 想領冬美
情熱と思惑を併せ持つボルジア家の歴史的ヨン様に、お、おばちゃんめろめろ。

政治というにはあまりに艶っぽく、美しき思想を静謐の中に実践。


「Masterキートン」  勝鹿北星・浦沢直樹
元SASのエリートが考古学をやりたいっていうスカした贅沢さも、気さくという衣をまとえば嫌味消去。


「けんこう仮面」 唐沢なをき
ダメな身体はどんなにしてもダメ、という根本をなをさんが明るく楽しく実証。


「すくらっぷ・ぶっく」 小山田いく
くっさい学園ものだが、舞台が小諸でなぜか許容。

主人公晴ボンは2等身で、彼女の頭にひっついて登下校。


「伊賀のカバ丸」 亜月裕
永遠のスラップスティック。これほど食べまくる主人公を、わたしは今だ見ない。

何度読み返してもツボ。たおやかな下品を好まない方には不適。


「サトラレ」 佐藤マコト
世にも悲惨なサトラレの生きざまを、意外な希望で彩る好作品。

ひとは誰しもこんなに言語化して思考するものかと云う根本的疑念も。


「アタゴオル物語」 ますむらひろし
限りなく日常的なメルヒェン異世界。宮沢賢治の現代版。

生存欲だけで生きるオヤジ猫ヒデヨシは憧憬。


「不思議な少年」 山下和美
時空を駆け巡り、あらゆるヒトのこころにすうと入り込むジャニ系。

ヨゴレな星の王子様がイマを生きるにしみる。


「ゆんぼくん」 西原理恵子
クソみたいなまちで、泥みたいに生きても、子どもは勝手にいろいろかがやく。

大人になるときのめりめりと引き剥がすような感覚を秀逸に表現。


「いじわるばあさん」 長谷川町子
来るべき高齢化社会での生きざまモデルを、昭和40年代に記したよげんの書。


「ベルサイユのばら」 池田理世子
オスカルはどーでもいい。アンドレとルイ16世がかわいい。フェルゼンが一番どーでもいい。

実は10巻最後の短編が秀作。


「B型H系」 さんりようこ
ラブコメ死ね死ね団班長クラスの私だが、セックス大好き美「処女」と、地味系男子の鞘当てには悶絶。


「お天気お姉さん」 安達哲
「おんな」は一種の武器。

叫ばず、企まず、雄々しく生きざまで示すのがひととして正しい使用法。


「人魚の森」 高橋留美子
「うる星やつら」にもお世話になったが、るーみっくわーるどは、闇をあえてチョイス。

不死の森は暗く深い。ポニョも人間になってよかた。


「じゃりン子チエ」 はるき悦巳
初期の悲哀ある河内ブルースが染みる。

子どもは自身と地域にのみ育つのもアリ。


「おたんこナース」 佐々木倫子
よくもこんな暗い職場をよくもこんなにアホっぽく描いたという賛辞に値する。

日本人好みの泣き笑い劇場。


「究極超人あ~る」 ゆうきまさみ
私もこの部活に入ってたし、と思わせるほど、

公立共学高校出身者はある意味リアルなぼんくら学校生活。


「トーマの心臓」 萩尾望都
純粋とゆーよりバカだけどっ!でも、バカはおとこのこの美だからっ!

うつくしいんだからっ!と云い張っている佳作。


「ブッダ」 手塚治虫
足から体から泥と死のにおいがとれない。

ブッダが利口にみえないところが哲学的。


「魔神ガロン」 手塚治虫
手塚治虫は非人間の悲哀を描き、そこに人間を描く。

それをコドモ向けのマンガでやってのけ、コドモの私らに悲哀を植え付けた。


「リリーフサッちゃん」 関谷ひさし
マッハGOGO!を見たら思い出す関谷ひさし。「カクン!」という擬音が、いまだもって何を表すのか不明。

リリーフサッちゃんのうっかり八兵衛ぶりに、うっかり元気をもらう日々だった。


「純情クレイジー・フルーツ」 松苗あけみ
こうはなれない。なれないが女子はこうである。

女子の女子たる女子らしさが満載で、この女子ならば私もナットク。


「刑務所の中」 花輪 和一

飯が旨そうなマンガは心に食い込む。それがなぜ刑務所の飯なのか。

つまりは不遇も罪も飯の前ではかき消える。


「ここだけのふたり!」 森下裕美
カワイイ画柄にケッコウな毒盛り。

高校教師と生徒の夫婦、というインビな設定ながら、色気のイの字もないのは我が家に類似。


「孤独のグルメ」 久住 昌之, 谷口 ジロー
スカしたおっさんがただメシを食ってるだけ。

どーしてマンガになるのかすらわからないが、淡々とした迫力を否めない秀作。


「陰陽師」 岡野玲子
「現実はひとが創る。故にすべての心霊に類する現象は現実である。」という単純な事実を、

繊細な画柄で見事に論破。平安という時代の質感を、リアルに味わえるタイムマシン百鬼夜行。


「イキガミ」 間瀬元朗
「おまえが生きているのは、誰かを殺していることだ」というテーゼを、

国家で極致化したら虐殺になることうけ合い、という大規模な認知的不協和。


「聖☆おにいさん」 中村光

けいりんさんに薦められてひさびさにハマった宗教ギャグ。詳しくはこちら

セリフに意外な宗教小ネタが入るところがまたツボ。「完全教祖マニュアル」と合わせて読みたい。


「愚者の楽園」 川原泉
著者はすさまじいインテリであるが故、脱力しないでは生きられない。

そんな力一杯のほほんを感じさせるセリフの数々が、共通項を持つ中級インテリのハートに浸みる。




…あー疲れた…、いくつになった?

満足いくまで集めていたら、死ぬまでupできないので、ここらで一発のっけます。