台湾食べっぱなし(小吃と台湾華語) -13ページ目

台湾食べっぱなし(小吃と台湾華語)

台湾に住むことになっていろいろと、気持ちよかったりわるかったり。楽になったり辛かったり。
食べ物のことが中心です。

副都心線は、もうこれしょっちゅう遅れる。
西武線がダメだと言えば遅れ、東上線が死んだと言えば止まり、

有楽町線がどうにかなったら再起不能である。
今年に入って、すでに3回以上バグらせている。



あんまり頻回に遅れるものだから、運転手…じゃない車掌

(ワンマンの自動運転だから、運転手はいない。よく考えたら激しく怖い)

が車内アナウンスで謝る態度が、日に日にぞんざいになってきた。

芸人の「響」なる方は、巨漢のセーラー服で「どーも、すいませんでしたっ!」と捨てぜりふをはくが、

4割方そういうニュアンスなのである。


文語体として標記すれば、「大変申し訳ございません」という台詞なのだが、

その口語体表記は

「たいへん、もーしわけござあませんっ(フフン)」

という感じで、

「俺だって大変なんだから、文句言うんじゃねーよっ」

という心がありありとアナウンスされちゃうのであった。

もしくは

「もーしわけござーませーん」

って感じで、あからさまに

「俺のせいじゃないから、本気で謝りゃしネーよ?あ?」

っていう一昔前の立川の中坊のよなヤサグレ気分が列車中に表現されちゃうんである。



いや、彼は実際そう思っていないかもしれないのだが、そう思わせてしまう音色が問題なのだ。

あのタイミング、あの対象にあの台詞の言い方は、きわめて危険である。
彼には顔の見えない、イライラがつのった乗客は、

あの言い方を聞いてさらに深い憤りを覚えずにいられない。

下手をすると「ケンカ売ってんのか?おおっ?!」と、メンチ切りそうである。私だけか。

それが短くて8両、長けりゃ10両分人間がいるんだから、

暴動になったら、30前の生チョロい車掌なんてイチコロくんである。


ほんとうに、そんな言い方なら、かえって謝っていらない。

「この電車は○○に行く。××で△△に乗り換えられる」等々、

業務連絡のみを淡々と正確にアナウンスしてくれれば十分である。



謝る、っていうのは、音声なのだ。言葉の意味じゃないんである。

演技でもいいから、もう少し泣き出しそうな声を出した方がいい。演技でいいんだから。

すまなそうな声!そういう音声の出番は、社会にはあふれている。サービスの仕事にはなおさらだ。


ビジネスとか何とか言うけど、結局は私情感情でうごめく世の中だ。

世界で通じるグローバルなビジネスユースランゲージとは、すなわち言語ではない。

音質・音色なのである。周波数万歳!

みんな、自分などというやすっちいプライドはおっぽり捨てて、

気持ちよく演技しようではないの。さすればグローバル!



30歳そこそこの坊ちゃん車掌(ではこれは坊ちゃん電車?)を思い浮かべながら、

こういうところにロスジェネの「捨てられなさ」=「世界の狭さ」を感じ、落涙するんである。

一生なおんねんだろな。おつかれ。



本日、「アバター」のような光景をみた。


毎朝の通勤の副都心線、おけつを暖めながら、2度寝3度寝する場所と化している。

今朝もすっかり夢うつつのまま、ふと目を上げると、ピントは中距離。2~3メートル先に合っていた。

電車の天井ワキに、「胡麻麦茶」という飲料の広告がはられていて、

高橋克美氏がこちらに向かって両手を口に当てて

「血圧が高めの人といつまでもいわれないように」と呼びかけていた。

現在メタボが流行り…というか、めたぼめたぼと騒ぐのが流行りなので、

こういうトクホがバシバシ宣伝打ってるんだなぁ…。



その視線の焦点を近距離に合わせ、左へ10度ほどスライドさせると、

なんと高橋氏とほとんど同じシルエットが…

こっパゲ気味頭頂部といい、頭蓋骨の丸みといい、顔のパーツといい、

クリソツな彼が私の前に立ってPSPに興じているのである。


しかし、その彼、血圧が実に高そうなのだ。
広告の克美氏はにこやかで、眉間に一つのしわもないのだが、

PSPをしているからかどうしてか、彼は眉間に深い深いしわが寄っているのである。

いや、眉間にしわが寄っているから血圧が高いとは甚だしい飛躍だが、

ピント違いの対比として、いかにもな佇まいだったのだ!


健康的でにっこりな高橋克美と、ipodききながらPSPに興じる不健康そうな彼。

前後に配置され、それはまるで飛び出す広告。



ああ、映像革命といわれる、あばたーのよだね。これが再新鋭だね、などと

寝ぼけたアタマをさらにバグらせながら、週の半ばの通勤電車はポコポコと進むのであった。



日本そばとは、最近仲がいい。
若い頃は、そばなんて食べたくもなかった。
ファストフードは、ハンバーガーがよかった。
それはゆっくり食えたからだ。

なんの仕事があるわけでもないのに、仕事からぬけ出せずに気が急く昼には、

のどにむせっかえるモンより、ツルッとかっこめるそばがいい。
血の巡りが悪くなるアラフォーには、ダブルでありがたい冬のそばである。


夫の実家の近くに、そば屋ができたんだと義母が言った。
いまどき珍しいしっかりとした木造なのに、外観がモダンで、美容院になるんだと思っていたという。
でも、できたらそば屋だった。

最近は、やたらカッコばっかりつけた店ってあるからなぁ。
都心では、当然の顔して場所代だけで1000円以上を持っていくもの。

あまり期待はしていなかった。


でも、自然光が間接照明として入るアプローチを抜け、

天井高とテーブルの間が広々とられた空間は、なかなかに居心地が良さそうだった。


横はすぐ民家だから、窓はあっても景色が悪い。

ならばと天井と足下で採光をして、空間を広げてある。

あっちのテーブルの声が気にならない。

広くはない店内だからって、いっぱいにテーブルを詰め込んでいないからだろう。



最初に出されたそば茶のうまさと美しさ!

なんでこいつはこんなに薄い萌葱色なのに、強烈に香ばしく鼻に抜けやがるのだろう。


舞茸ペペロン汁蕎麦

ムニぞうの つれづれ人生横町-マイタケのアーリオオーリオつけsoba


そばの触感を味わうには、やっぱりざるだと思う。
いまは新そばの季節じゃないのに、ここのそばはとてもきれいな緑色だった。
そばなのに、もちっ、として、本当にパスタみたいだ。
それを和だしにニンニク・マイタケの香り鮮烈な濃ゆいつけ汁につけて食べる。
がつん!とニンニクの風味が来て、その後、だしとそばの優しいしょっぱさが広がる。
マイタケの風味は、最後に舞う。


量は少な目、あっと言う間のお楽しみである。
そば湯はつけ汁わりに使うのだった。出汁のグレードが高いようで、それは立派なスープである。



鶏と大根の柔らか煮蕎麦
ムニぞうの つれづれ人生横町-大根と鶏肉のsoba


そばの香りを味わうには、温かいそばだと思う。
鶏肉と大根が、お互いの甘みで絡まりあう。
ツユ自体は美味しいのだが…これには…そばはあまり合わない。
なんだか少しぼそぼそした香りが、むしろ強くなってしまっていた。
鶏肉と大根の甘いツユは、うどんの方が合うかもしれない。



今月から、ランチにはこれにコーヒーがつくんだそうだ。

ゆっくりゆっくり飲んで、頭から足下からお日さまの光を浴びて、850~1000円。高いか安いか。

強いて言えば、インテリアは木にこだわりがあるのだろうが、冬は木のイスにそのまま座ると寒いよ。


気取ったそばなんて食いたくないのだが、新しいそばにはなかなか出会えない。
気持ちいい空間で、楽しいそばを食べた。

まだ試していないそばがあるから、またいくと思う。


帰りに、レジにあった揚げそばを150円でいただいて、家でクルトン代わりにサラダにふって食べた。
2度うまかった。



soba みのり (そば / 拝島)

★★★★ 4.0