ゲバに最適 | 台湾食べっぱなし(小吃と台湾華語)

台湾食べっぱなし(小吃と台湾華語)

台湾に住むことになっていろいろと、気持ちよかったりわるかったり。楽になったり辛かったり。
食べ物のことが中心です。

仕事で、東京大学安田講堂にいく。


1000人超のヒトを時間制限アリで中に入れなきゃいけない仕事だが、この講堂、かつてのゲバが原因か結果かしらんが、とにかく入口が狭い。

いまどき1000人入れられる小屋の総合玄関が、幅1間ない。外からも中からも手軽に封鎖できる。

玄関につづく1階廊下の幅も約3メートル程度で、講堂入口でまた1.5M弱の幅に曲がり、そこでさらにヒトの流れを妨げることが可能だ。

奥の講堂は(ちょい権威的すぎるほどに)荘厳で、かなり大きな空間を確保できる。座席幅は狭いが通路幅は広いのは救いか。

地下には現在学食があり、およそ2階分に匹敵する天井高の巨大地下ホールが存在する。
当時も食堂として機能していたなら、兵糧の貯えが可能だ。

歴史的事件の構造的必然性。わたしもゲバで籠城ならここを選ぶ。

構造的に中世ヨーロッパの城を思わせる守りに満ちた空間は、一般向きのイベントでお客さまを安全に入退場させることをはなから想定していない。




そも東京大学の敷地そのものが、かつての都市国家を思わせる自己完結した空間だ。
なにかを外部から隔離し、転じて外部を隔離しようとしている。
健全かどうかはしらんが、この空間はそういう意識に満ちていて、それが構造に表れる。

ここだけではないだろう。荒野のような、バイキンだらけの社会に出て、あらためてわが城も室温だったなぁ、と思う。世界はこのように静寂で優しくはない。



ま、いまどきの大学も立場は庶民よりよりをお達しされているので、ここもいろんな意識改革とかが求められてるんでしょうな。
長いひきこもりののち、いまさら社会人デビューは辛いよね。おつかれ。