こんにちは、こが まゆ です。
子どもは、
良いこと(してほしいこと)ばかりではなく、
悪いこと(してほしくないこと)をしてでも、
お母さんに自分のことを見てほしい。
と思っていることがあります。(無意識ですが)
できない自分でいることで、
お母さんは叱ってくれる。
お母さんは気にかけてくれる。
お母さんはかまってくれる。
その時ばかりは、自分のことだけをずっと見てくれる。
だから、叱られるとわかってて「わざと」する。
叱られるのはイヤだけど、それでもお母さんが見てくれる方がいい。
子どものその行動の奥には、こんな健気な思いが隠れているかもしれません。
アドラー心理学では、
行動には3点セットといわれている
状況・相手役・目的
があります。
例えば、
宿題を毎回言っても、やらない、ぐずる、怒り出す、というような場合、
状況→宿題をやらない、ぐずる、怒り出す。
相手役→親や先生は宿題をやらせようとする。なだめる。説明する。教える。叱る。
目的→注目されている。または奉仕されている(優しくされている)時だけ所属感を感じる。
ということが考えられます。
お子さんの行動は、不適切な行動のチェックポイントのどれに当てはまりそうですか?
子どもの行動に理解を示そうとアプローチするときは、
なんでそういうことをするのか?=原因
に着目するか、
なんのためにそういうことをするのか?=目的
に着目するか、
自分はどっちの見方をしているか?ですね。
なんでいつもこの子は、、、と繰り返されるパターンがあるときは、
その言動・行動の奥にある目的はなんだろうか?
この行動をすることでなにを伝えたいんだろうか?
という視点から見つめてみると、今までとは違った答えが見つかるかもしれません。
それとは別に、
「なぜ宿題をやらせたいのか?」
という自分の「思い」も見つめていきたいところです。
イライラした気持ちのまま、子どもに言う前に自分を一旦停止させてみてくださいね。