第二次世界大戦頃1939年頃パリで連続トランク詰め首なし屍体事件が発生。39年後に、哲学者の手紙の消失、川船で首なし全裸の屍体が発見され、

刑事の娘、大学生のナディア・モガールと日本人のヤブキタケルが事件の真相に乗り出す。




1930年頃、哲学者、実践的理論家のジャン・ポール・クレールと内縁の妻で教師のエルミーヌ・シスモンディと、その学生、ユダヤ人クロエ・ブロックは、三角関係にあった。

クロエはスペイン帰りの青年イヴォン・デュ・ラブナンに出会い恋人関係になる。

その直後にクロエが失踪してしまい、イヴォンは必死になって行方を追う。


この時代にフランスでは、右翼的異動に始まり政治的激動、共産党の暴動、労働者のデモ隊占拠によるストライキ

そして他国との戦争


そんな中、1940年「ヴェル・ディブ事件」フランスに居住するユダヤ人約三十三万人の大量捕縛され、ユダヤ人は消去するという目的で拷問を受ける

生還者は3%に満たなかった。

という無惨な事件が起こっていた。


首なし屍体に装飾されていた

その絵は、パリ在住の日本人画家吉田が、さりげなくデッサンした絵で、たまたま雑誌の表紙に載ってしまう

「無頭女メドゥーサ」の図像ということが判明する。


この図像は、ギリシャ神話のベルサウスという神がメドゥーサという女性を、犯してから殺し首を切るという惨虐な行いから「無頭女」と言われるようになる。


事件がどう繋がっていくのかが、気になり、

その上に、左手の小指と中指がない三本指の女性も出て来て

恐ろしい事件に、ますます不気味さが増していく。



この哲学者と失踪したクロエとの関係が発端で、消えた手紙に繋がり

フランスの荒れた街の様子と人種差別の恐ろしさが絡み


クロエを探していたイヴォンが残していた記録を元に、ヤブキカケルの見事な推理とナディア・モガールの協力を得て

難事件が解かれていく


酷くて残酷な人種差別が主な原因だったのではと感じなから

長文を

読み終えた頃には、やっと一息つけるなぁと安堵感を感じました。




今年もいよいよ残すところあと二日となりました

たいへんお世話になりました。


皆さま、良いお年をお迎え下さい

来年も宜しくお願い致します。