音無多摩子は、音楽雑誌会社に入社三ヶ月で編集長より、ブレイク前のインディーズバンドを発掘するコラムの連載を任される。

下北沢にある五味淵龍仁が経営するライブハウス「レジェント」で若手のデビュー前のバンドたちの話を聞き


相談やインタビューしているバンドたちがさまざまな事件やトラブルに巻き込まれる。


多摩子は、五味淵の知恵を借りて、事件解決をしていく内容です。





最初のバンド「驟雨」(しゅうう)というバンド名の音響の響きに感銘を受けて取材をする

驟雨にはスカウトの話もあり、デビュー出来るか否かという大事な日に立ち合いに行くが

『エフェクター』(ギターやベースとアンプを繋ぐ回路に挿入することで音色を変える機材)の線が切られていた

ことで、演奏が散散な結果に終わる。


事件の解明に乗り出して

ライブハウスのオーナーの五味淵に知恵を借りて解決することが出来る。


真相は、バンドの一人が金持ちということで、機材の音色に頼ってばかりで、練習を怠っていたことが

チームに亀裂が生じてしまった原因だった。

チームはその後すぐに解散してしまう。



初めての取材で、初めてのコラムの掲載をこのバンドのインタビューだったので

音無としてはかなりのショックだったんじゃないかなぁと思いましたが

めげずに次のバンドに声かけして前に進んでいる様子が伺えます。



音無の取材したバンドたちを通して必ずトラブルに遭遇してしまうが、

五味淵の助け舟のおかげでなんとか乗り切る。


メジャーデビューを目指す若者たちの熱い思いを、温かく見守るライブハウスのオーナーの五味淵の目と耳は、本物を見極める能力(自分自身の歌とバンドのセンスは除外)があって

面白いおじさんキャラで、微笑ましく思いました。



下北沢というオシャレな街で可愛いカフェのある場所での

バンドグループの人たちとのインタビュー

忙しい中でのちょっとした息抜きのような、ほっこりとする数分間が

仕事への活力源になっているようにも感じました。




目に見えない大きな部下への愛情を持って支えてくれている編集長や仲間、

ライブハウスのオーナーである真実だけを見て聞き、尚且つ推理力に長けている五味淵の存在の助けもあり


音無多摩子はもうじき入社二年目と六ヶ月になる

これからも初心を忘れずに、日々成長している姿が目に浮かびました。