過払い金請求の大阪バリアム、広告代理店のティタンの黒幕とされる資産家の大迫が殺される
続けて
手口の異なる強盗殺人事件、
新興宗教の総務長が殺される。
七十人体制で捜査が始まる。
府警捜査一課の楯野と、箕面北署の刑事、玉川がタグを組むことになり
地道な捜査が始まる。
玉川(玉さん)は箕面著北書防犯五人所属の班長、係長で気難しくなく、よく喋る、よく笑う、くだらない冗談が多い、くたびれたスーツと淀みだらけのネクタイをしている、孫がいる
家賃四万円、五十代
楯野(たーやん)は捜査一課、家賃六万円、独身
恋人募集中の三十五歳
の二人のトンチンカンのコンビが、
捜査の合間に食事するルールは、十円玉の表裏で会計をどちらがするかが決まる
恐ろしい事件で犯人像がまるで分からず、地道な捜査の中に
ご当地の美味しい食事をしながらの二人の会話が楽しいです。
頭の切れる用意周到な犯人が、色んな偽装工作や、変装や、裏情報を知り尽くしていたことは、
元警察官という
捜査の脳波を心得た動きを逆手に取っていて、
犯人が奪った金塊三十キロという量が普通に買取り業者で
二億を超える金額にもかかわらず
たった数分で換金出来てしまうとはビックリしてしまいました。
犯人を逃してしまうんじゃないかと、気持ちが焦る思いで読んでいましたが
少しずつの地道な捜査で、何処か必ず綻びというきっかけがあり、
今のハイテクな技術と、情報の譲り合いという
縄張りとか、プライドとか関係のない警察内部の助け合いがあり
捜査するスタッフの執念の賜物だなぁと感じました。

