私はモルモン教徒の両親の家庭に生まれました。赤ちゃんの時から日曜日に集会に通っていましたが、どんな感じかというと『壮絶につまらない』場所でした。私の家から教会までは車で約40分ほど、当時は集会は3時間もありました。詳しいプログラム内容はまた別の記事にしますが、とにかく3時間もすわっていなければならなかったのでクソつまらなかったです。子供は日曜日は朝から仮面ライダーや何とかレンジャーをみて家族と遊びにいったりするものですが、私がずっとテレビをみようとすると両親は露骨にイライラした感じでテレビを消し、制服に着替えさせ、車にのせ40分も走る間に私は車酔いし、3時間の集会では「なんたらかんたら証します」「戒めがどうたら」と意味不明な教会用語を連発され、退屈で仕方ありませんでした。教会がクソつまらなくて行きたくなくて行きたくなくて仕方なかったのです。
そこである朝、私は親に「もう教会には行かない」といいました。9歳か10歳くらいだったと思います。すると親は足元にあったティッシュの箱を蹴り飛ばし、バッグを蹴り飛ばし、ギャーギャー喚き散らしました。私は泣きながら車に乗りましたが、車の中でも大声で怒鳴り散らかされました。幼かった私は大変な恐怖心を抱き、それからは教会に行かないとは言わなくなりました。
しばらく落ち着いてから、何度も親になぜ教会に行かなければならないのか何度も尋ねましたが、「バプテスマをうけたから」「お父さんとお母さんの子供だから」「おかしを食べれるから」とめんどくさそうにはぐらかされました。モルモン教会では教会員の家庭に生まれた子供は8歳でバプテスマを受けると定められています。私も8歳でバプテスマを受けましたが、その意味も目的も何も知りません。教会でおかしを食べられるのは
クリスマス会など特別な行事の時で毎週はありません。教会に行かなければならない理由は分かりませんでしたが、恐怖心から教会に行くことは拒否できませんでした。さらにモルモン教会では戒めといって「酒を飲んではダメ」「タバコ吸ってはダメ」「コーヒー飲んではダメ」「紅茶飲んではダメ」「婚前性交してはダメ」「収入の10%を献金しなければならない」「月に一度断食しなければならない」などなどしないといけないこと、してはいけないことがありそれをちゃんとしないと怒られましたが、しなけあればならない理由の説明はありませんでした。
30歳くらいになって教会に行くのをやめましたが、教会に行くことを強制されたことは、私にとって心の傷として残り、「なぜ怒鳴られたのか」「なぜバプテスマを受けたら教会に行かなければならないのか」ずっと心の中で問い続けていました。そこでふとモルモン教会のバプテスマについてネットで調べてみました。モルモン教会はネット上で教会の資料をたくさん公開しているのですが、そこで「バプテスマの聖約」というものを見つけました。聖約とは神に対する約束ですが、バプテスマを受けたときに教会に行くことや献金を納めることについて約束をする意味があったのです。さらにバプテスマを受けるにあたって信仰ができていたことにされていたのです。モルモン教会では8歳でバプテスマをうけると書きましたが、その理由は8歳になると判断力がついてバプテスマの聖約や意味が理解できる、ということになっていました。
驚きました。私は教会に行くことを強制されていましたが、実際には自分で判断して選択したことにされていたのでした。