人前で悩みを口に出すこと | ちえの『てにをは』 決めた未来に流れ着く。

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心屋塾マスターコース73期卒業しました。
ディズニー、懸賞、日々の気づきの雑記帳

わたしは自分の日記として、
そして心を整理する場として
ブログを書いてる。


読んだ人が反応してくれるのは嬉しい♡
ありがとうございます。


子育てが辛いばかりでなく
楽しかったこと、嬉しかったこともある。
心屋さんは【記憶は700%嘘】と言いますし。


普段は目立ちたくないわたしだけど
たまに何かがこらえきれなくなるのか
人前で悩みを打ち明けてきた。


以下、悩みを話すことが
何かのきっかけになった、
わたしの話。



子育てがとても辛かった時、
無料の託児がある子育てイベントに
出かけた。

目的は息子を託児に預けて
少しでも離れること。←表現


そこで子育ての講演があった。
講師は自らも虐待を受けて育った男性。
その当時、薬物依存や虐待防止の
活動をされていた方。

その方の講演は他の子育て関連の
講演とはまったく違っていた。

もう10年以上前のことだから
かなりうろ覚えだけど
こんなことを言った。

子育てが辛くて、思わず子どもを
虐待してしまう程なんだとしたら
施設に預けてもらった方が全然良い。
ひとりの子どもの命が救われるから。

当時、母親が娘とその友達を
殺害した事件があった。
それに関連しての話だった気がする。


虐待防止活動の当事者の発言とはいえ
そのイベントは自治体も関係していたし
(だから講演の内容は期待していなかった)
衝撃的な発言だった。


子育てを放棄して良いなんて
誰も教えてくれなかったから。


講演が終わり、質疑応答で
無我夢中で挙手した。


 子育てを頼れる人がいない。
 一人になりたい。
 一時保育を利用したいけどお金がない。
 自分が休むのにお金がかかるのは辛い。
 保育園に預けたいけど働いていない。
 でもどこかに預けなければ働けない。

質問じゃなかった。
心の中をぶちまけただけ。

たくさんの人前で、
視線を受けながら話す緊張とあいまって、
泣けて泣けて仕方なかった。

講師の男性がなんて答えてくれたのか、
正直覚えてない。
ただ、
「話してくれてありがとう。」と
言ってくれたことを覚えてる。


講演会が終わり、
緊張がとけた放心状態と
ぐしゃぐしゃに泣いて
恥ずかしい気持ちで小さくなっていた。

講演会にいた見知らぬママさんが
「わたしも同じです!自分のことのようで!」と
声をかけてくれた。
恥ずかしかったけれど、感激した。

会場を出ようとすると
自治体の子育て支援センターの女性が
駆け寄ってきて
「お母さん、家を出よう!
家の中にお子さんと二人でいちゃダメよ」と
力強く言ってくれた。
不思議と嫌な気持ちにはならなかった。


その後、わたしは子育て支援センターに
通うようになった。

いつしか遊びに行くだけではなく
支援センターの広報誌作成ボランティアとして
子連れママたちと活動するようにもなった。


自分をオープンにすることができなくて
そこでも心許せるママ友を作れなかったけど
社会と繋がっている感覚が持てたのは
とてもよかったと思うのです。



おわり!