ちょっと時間があるのでシリーズ。
ジュビロの過去30年のホーム開幕戦の入場者数と結果を調べてみました。
その前に我らの聖地・ホーム『ヤマハスタジアム』の歴史を。
Jリーグに昇格してしばらくは『ジュビロ磐田スタジアム』と呼ばれていました。
2002年に南側に大型ビジョンが設置され、今の呼称になったのは、2003年7月から。
2013年にはホームとアウェイエリアが入れ替わり、2017年に大型ビジョンが交換されて3倍の大きさになり、今のスタジアムに。
Jリーグ初期の収容人数は19,000人、立ち見席を座席へ変更し、2002年には17,000人弱、現在は15,165人。
(理想は屋根付きで2万人収容が理想なんですけどね)
今や当たり前になったネーミングライツ(命名権)ですが、ヤマハスタジアムはそれに該当しないんですよね。
ヤマハ発動機が所有している、いわゆる自前のスタジアムなのでそう呼ばれています。
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さて閑話休題、ブログタイトルの話題に戻ります。
純粋に第1節で迎える開幕戦と、開幕ゲームをアウェイで行ってからの第2節で迎える開幕戦の2種類があります。
ジュビロの場合、第1節をホームで迎える開幕戦が19回と6割を超えています。
※2011年は東日本大震災により中止となり、4月29日に行われた第7節がホーム開幕戦になりました。
ジュビロスタジアムと呼ばれていた頃は、開幕戦勝利をおさめることが多かったようです(7勝1敗)。
2002年以降は開業したエコパスタジアムでも年に数試合リーグ戦を行うことが通例となっています。
過去にエコパスタジアムでの開幕戦を5回行っていますが、ホームアドバンテージを生かせていません(2勝1分2敗)。
最後にホーム開幕戦で勝ったのはコロナ禍直前の2020年のJ2・山形戦、以降3連敗中とワーストタイに並んでいるのです。
対戦日 | 相手 | 入場者数 | スコア | 会場 | |||
1994 | 2節 | J | 名古屋 | 13,529 | ○ | 1-0 | ジュビロ |
1995 | 2節 | J | G大阪 | 16,078 | ○ | 2-1 | ジュビロ |
1996 | 1節 | J | 福岡 | 13,439 | ○ | 3-0 | ジュビロ |
1997 | 1節 | J | 広島 | 9,545 | ○ | 2-1 | ジュビロ |
1998 | 1節 | J | 京都 | 15,574 | ○ | 2-0 | ジュビロ |
1999 | 1節 | J1 | 神戸 | 13,349 | ○ | 3-1 | ジュビロ |
2000 | 1節 | J1 | 柏 | 14,056 | ● | 0-1 | ジュビロ |
2001 | 1節 | J1 | 市原 | 15,246 | ○ | 4-1 | ジュビロ |
2002 | 1節 | J1 | 名古屋 | 29,763 | ○ | 2-0 | エコパ |
2003 | 1節 | J1 | 横浜FM | 32,930 | ● | 2-4 | エコパ |
2004 | 1節 | J1 | 東京V | 15,088 | ○ | 2-0 | ヤマハ |
2005 | 2節 | J1 | 名古屋 | 16,251 | ● | 0-3 | ヤマハ |
2006 | 1節 | J1 | 福岡 | 28,564 | △ | 1-1 | エコパ |
2007 | 2節 | J1 | 大分 | 11,452 | ○ | 2-0 | ヤマハ |
2008 | 2節 | J1 | G大阪 | 25,560 | ○ | 3-0 | エコパ |
2009 | 1節 | J1 | 山形 | 12,141 | ● | 2-6 | ヤマハ |
2010 | 1節 | J1 | 仙台 | 10,440 | ● | 0-1 | ヤマハ |
2011 | 7節 | J1 | 広島 | 11,319 | △ | 1-1 | ヤマハ |
2012 | 2節 | J1 | 鳥栖 | 10,653 | ○ | 2-1 | ヤマハ |
2013 | 2節 | J1 | 大宮 | 10,773 | ● | 0-1 | ヤマハ |
2014 | 1節 | J2 | 札幌 | 11,730 | ● | 0-1 | ヤマハ |
2015 | 1節 | J2 | 北九州 | 10,438 | ○ | 3-1 | ヤマハ |
2016 | 1節 | J1 | 名古屋 | 14,333 | ● | 0-1 | ヤマハ |
2017 | 2節 | J1 | 仙台 | 14,554 | ● | 0-1 | ヤマハ |
2018 | 1節 | J1 | 川崎 | 31,375 | ● | 0-3 | エコパ |
2019 | 1節 | J1 | 松本 | 14,469 | △ | 1-1 | ヤマハ |
2020 | 1節 | J2 | 山形 | 14,526 | ○ | 2-0 | ヤマハ |
2021 | 2節 | J2 | 町田 | 6,791 | ● | 1-3 | ヤマハ |
2022 | 2節 | J1 | 清水 | 19,130 | ● | 1-2 | エコパ |
2023 | 1節 | J2 | 岡山 | 10,737 | ● | 2-3 | ヤマハ |
2024 | 1節 | J1 | 神戸 | ??,??? | ? | ?-? | ヤマハ |
一般的に集客力が高いといわれる開幕戦。
ホーム開幕戦で過去最多の入場者数は、2003年エコパスタジアムでの横浜FM戦で32,930人。
大きな箱で開催すれば盛り上がること間違いなし。
主催者側からすれば大入りを満員を期待したいところですが、ジュビロの場合ピッチから遠いとか、ホームアドバンテージを感じにくからでしょうか、せいぜい3万人弱です。
これがヤマハスタジアム開催だと、2016年以降は(コロナ禍の2021・2023年は除く)14,000人台と収容率は90%を超えます。
今年は第1節ヤマハスタジアムでの神戸戦。
チケットは完売したので、14,000人超えは固いでしょう。
あとは天気と気候次第。
相手が昨季のJ1王者とはいえ、勝ちたいですね。
チームの戦力などは抜きにして、過去のデータから勝利の条件を分析してみます。
・過去30年のホーム開幕戦は14勝3分13敗(勝率.467)
・先制したときの勝率は92%(13度中12勝)
・先制されると勝率は12%(17度中2度)
⇒先制点が超大事‼前半無失点で耐えること
・もっとも多い勝利時のスコアは2-0(5度)
・無失点 or 1失点で抑えると勝率は上がる
・過去3度のドローはすべて1-1
・3失点以上した試合は勝てない(6度)
サッカーによくある法則に当てはまることが多いですが、それだけ開幕戦の戦い方は難しくて重要なのです。
近年のジュビロは開幕ダッシュに失敗し、スロースターターの傾向が強いです。
データの鬼になっておりますが、次回は『開幕戦からみるジュビロ』を展望したいと思います。