文太に家族が出来ました☆(A22-14) | 地域猫見守り隊すずねこの会☆出会った猫さんたちのこと。

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一生懸命生きる野良っこたち。
「おなかは空いてない?」
「どこか痛いところはない?」
地域の人たちが優しく声をかける
そんな環境になれば…と願って、
自分にできることを探しています。

1匹でもたくさんの猫さんが
少しでも安心して暮らせますように。


地域猫見守り隊すずねこの会は、


毎月、約1450世帯に

すずねこ新聞を配布して、

すずらん台の皆さんに向けて

活動報告をしています。


文太の保護を伝える記事を見て、

彼に心を寄せて下さったHさんは

次号で文太の続報がなく、

心配してメールを下さいました。


近況をお伝えして、

やり取りをする中で、


↓ ↓

すずねこ新聞で文ちゃんを見た時に「きっとこの子には貰い手がいないだろうから、そしたらうちで飼おうか」と話していた。


という文面がありました。


なんだかとても嬉しくて。

きっと文太も同じだったと思います。





ちょうどこの頃、

文太を預かるフクダイヒョーが

短期入院で不在になるので、


預かりをお願いをしてみると、

快く引き受けてくださったHさん。


「冬は無理かも」


と、体調に不安もある中、

苦手な季節を乗り切り、

その後も続けて下さいました。


里親募集もしながら、丸1年。


↓ ↓

私達夫婦は元々愛情を自分以外のものに分け与えられる程には持ち合わせてなく、〜中略〜 文ちゃんの事もそれと同じで私達より愛情深い飼い主や居心地のいい家は他にあるんじゃないかという思いがあります。


でも、お二人がこんな私達でもいいと仰ってくださるのなら、ぜひこのまま文ちゃんを我が家の子として受け入れたいと思います😊



シャーする文太と向き合い、

引っ掻く文太を受け入れて、


首の傷のケアも一生懸命に頑張って


真面目すぎるぐらい真面目に

文太の全部と向き合ってこられ、


Hさんと文太が一緒に暮らし始めた

1年記念日の8月27日、


文太はHさんの家族になりました。



保護に駆けつけた時は、

子猫かと思った程、

痩せて小さかった文太はすっかり膨張!


10才に近い年齢と、

骨折が原因でびっこを引く足。


きつく巻き付いた紐によって

毛根部まで削られて、

傷だらけになった首。



文太の勲章は、

Hさんご夫婦にとっても勲章!


文ちゃん、おめでとう☆


器用やけど不器用なママを

見守ってあげてなっ。笑




【保護の経緯】

↓ ↓


2022年6月18日


「首の皮膚が酷く爛れた子がいる」

という連絡を受け、

向かった先にいた黒猫さん。

 

言葉を失いました。

 

私を見ただけで、

段ボールから出て近寄ってきます。

 

そして、餌を用意すると、

迷いなく捕獲器の中へ。

扉はそっと手で閉めました。

 

 

2ヶ月程前から見る


というこの子の首には

紐か首輪がきつく食い込んでいて、


それを、やっとのこと、

死に物狂いで引きちぎったのでしょう。

 

連絡を頂いた数日前にようやく、

首にあった物は外れていたそうです。

 

首の周りの毛は無くなり、

皮膚が切れて出血する程の傷が

いくつも見られました。



相談者さんは見かねて、

一度だけ、パンを与えたそうですが、

まともな食べ物に、

あり付けていなかったのでしょう。


毎日、何回何回も呻きながら、

ベタベタの便をしていたようです。

 

左腕には骨折の形跡があり、

耳は傷だらけ。

所々、歯が抜けていて、

若く見ても7〜8歳の男の子。

 

 

迷子なのか遺棄なのか、

虐待なのかは分かりませんが、

 

傷の回復を待ちながら、

文太の半生に温かく

寄り添って下さる家族を

探したいと思います。

 



 

未去勢だった文太。


首輪だったとしたら、

飼い主がいたということ。


外れない首輪がどれだけ危険か。

2度と動物を飼わないで。


人為的に巻かれた物だとしたら、


それは必ず

自分の身に返ってくるはず。