前回の「エディアカラの楽園」の続きです。
地球史上初めての「肉体」を持った生命、
「エディアカラ生物群」。
互いに補食し合う事のない、
生存競争とは無縁だった世界。
その平和な「楽園」は、
地球の環境変化の前にあっけなく滅びました。
カンブリア紀以降の生物達は、
まさに弱肉強食の苛酷な世界に生きる事を強いられたのは、ご存知の通りです。
生きる為に、命を繋げる為に、
それぞれの遺伝子は作戦を立て、
創意工夫をして、
あるものは滅び、あるものは生き延び。
生命は多種多様に進化し、
自ら生きる為のフィールドを拡げ。
今、私達がいる。
もし母なる地球が静かに見守っていてくれるだけだったら。
「エディアカラの楽園」は今日まで続いていたでしょうか?
ずっと、
「ただ生きている」
軟体生物のまま。
「楽園」に生きる事。
「地獄」に生きる事。
業を背負った私達に、
女神が課した事って何でしょうか。
滅びた楽園の住人達は、
私達に問いかけています。
お付き合いいただき、ありがとうございました🔯