バースコントロール(避妊)の進化 Part 4 | mayas-bilingual-blogのブログ

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 避妊の責任分担

 

 

 

男性は、パートナーだけが避妊について心配しているのがどれだけ無責任なのか考え始めなくてはいけません。

女性がどれだけストレスを感じているのか、どれだけ時間を割いて避妊を知っているのか理解しなくてはいけません。

と同じように避妊に気を配り、女性がどのような状況に置かれているかに気を配る必要があります。避妊をすることは、簡単でストレスのないものではありません。

 

男性にとって避妊の選択肢は限られていますが、それでも女性の負担を軽減するためにできることはあります。

まず、存在する力の差と避妊がなぜ女性に余分な負担を強いるのかを理解して、カップル間で少しでも平等に責任を分担することができるように話し合うことです。将来、男性の避妊が実現しても女性が避妊をしなくなるわけではありません。ただ、責任のバランスが取れるようになるということです。最終的には、男性の避妊は女性の負担を軽減するだけでなく、男性、女性ともにバースコントロールを当たり前のように使うようになることが理想的です。

 

避妊は「女性の仕事」と考えられているため、男性は避妊をしたくないのではないかと思われていることが多い。しかし、ジャンダーロールの変化にともなって家事や育児を分担するのと同じように、避妊も共有すべき責任だと考える人が増えている傾向にあります。男女平等が進む中、女性も男性も何らかの避妊を行い、負担と責任を分かち合うカップルが多くなることを願っています。

 

*これは私がWomen's Studyで提出したリサーチペーパーを日本語訳したものです