森のナースは森のようちえんピッコロへ | まやまみーのメイド イン オレん家を楽しもう

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作るプロセスを楽しむ事と大事に思うを伝えています。子どもがいるから出来ないではなく、子どもがいるからやってみようをモットーに毎日を大事に育てています。

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久々もりのようちぇんピッコロにお邪魔しました。

もうここは、新しいコミュニティーが存在し、あたしは外から見守るだけです。

はなびたちが在籍していた時には多い時で7人・・・

その頃に比べ今では多い日で30人だそうです。それでもまだ入園できずに待ってくださっていると、申し訳なさそうに保育士の久美さんは言いました。

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今回は・・・


ゆれる・人を想う事・・・


あたしがツアーで付き添う子供達の怪我について先生からお話をと言うことで、ちょっとお話をしました。


・行き場のない怒りを物に当たり怪我をする


・下限がわからずに遊びの中で受傷する


・イライラを友人に当て、怪我をさせる


そんなお話をしました。

でもそんなことをしているのは、彼女達よりはるかに大きな子供達。


いつもはもっと意見を沢山言う子供達も、普段まっすぐに生き、真っ白なキャンパスにお日様色を埋めているだけに、そんな気持ちは感じたこともなく、理解しがたい気持ちだったのでしょうか・・・みんなぽかんとした顔をしていました。


Aちゃん「どうしてそんなことしたの?」


あたし「いらいらしてたんだって・・・」


Aちゃん「・・・・・なんで??」


あたし「・・・理由は本人にもわからないんだって・・・イライラってわかるかな??」


Aちゃん「あたしも時々イライラしちゃってママに「ママなんて嫌い~」っていっちゃうけどさ~人は投げない・・・」


あたし「そうだよね~」

O君「ああ、ボールと間違ったんじゃないの?」

Aちゃん「まさか人だもん、間違えるはずない!!!!」

「・・・・・」


Aちゃん「もうご飯抜きだね!!あ、でも水は飲まないと駄目だ。死んじゃうから・・・」


先生「そうだね、水はよし!!ご飯は抜き!!そのくらいしてもいいくらいいけないことだね。」


O君「あと帽子は駄目だね、熱射病になる」


先生「そうだね・・・じゃ帽子はよし!!!」

Aちゃん「もうそんな気持ちわかんないや」


みんなはいつもまっすぐに育ち、人を信じて真っ白な心を持ち生きている。

人を投げて友達に怪我をさせた見たこともない人を理解し、よいほうに考えたくてその見たこともない人を一生懸命かばう。

でも結果はその気持ちはわかんないし理解しがたいわけで・・・・

先生は話はしないほうが好かったかも・・・とはなしていたが・・・でももっと心を揺さぶる


ハプニングは起こる。

まやまみーのメイド イン オレん家を楽しもう-DSC_0172.JPG ある子がこの前にみんなが掘った穴に足が入ってしまった。


もちろん長靴は中までびったり・・・


その子は、顔がだんだん真っ赤になり・・・



泣く。泣く。泣く・・・



みんな・・・



表情はみんな固まる・・・


いろんな案が子供達からでる。

他の長靴を持ってこようと言うことでみんなが持ちに行くが、サイズが小さかったりした。


サイズが小さいと落とした本人は手を出さないが、多分はけると思うと手を出しはこうとする・・・・が・・・



「ぽちゃ・・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




またその穴に落ちる。


「ああ~」



みんなの表情はまばら・・・


その理由は最後の先生の考察と最後の子供達で気が付くあたし・・・



何足出たんだろうか・・・長靴6足・・・




でもサイズがいいのはみんないけぽチャ・・・



色々お世話をした同じ年の女の子が


「あたしちいちゃいのをはくからあたしの長靴を履いて・・・」


と言ったことから・・・・彼女の表情は変わる。意を決した感じで・・・



でも小さな声で・・・




「我慢する・・・」




もっと前からもっと小さい子から


「僕は前に濡れたけどそのまま我慢してはいたよ!!」とあったもののその子の心には届かなかった。


でもその同じ年のこの言葉で・・・自ら我慢すること・・・を選択した。


どんな気持ちだったのだろうか・・・


PHOTOはいけぽちゃしないためにその子を動かすのではなく、自分を穴に埋めて長靴が落ちないようにと、長靴を履いている間身体を穴に這わせた。あたしは目頭が熱くなった。


泣いちゃいけない・・・そう思ったが、これを書いている間も涙が止まらない・・・


その子はあたしがよくピッコロにいた時には、たぶんぎゅうぎゅうな箱に押し込まれて生きていたんだと思うが、とてもこんなぐっと来ることが出来る状態でもなく、今でも時々独自のワールドをかもちだしているが、この成長になんだか心がゆっさゆっさと揺れ動いたのはあたしだけなんだろうか・・・


朝の会はおかげで1時間・・・


でもみんな飽きることなく、座って話をする。


この光景を保育に関わる人なら、どんなに大変なことかわかる。

ありえない状況だからだ。


そして帰りの会・・・


そのあなを埋めようとか意見が合ったものの、そんなに重要ではなかったのか、お腹が減りすぎたのか・・・


その穴に男の子がいけぽちゃした・・・


でも泣かない・・・


むしろいやじゃないと・・・



それで保育は終了した。


また何かがかわるだろう、目に見えないもの・・・



たぶん普通のようちえんであれば、大人と言われる人が「じゃ新聞仕入れて乾かしておきましょう」で終わる話だ。


けど先生もお手伝いの大人もずっと見守る。

子供達の声を拾う。


最後に先生が考察の際にお話した。


あたしはぬれていやな思いをしたから始まりにぬれてしまうのはいやだ。

けど先生は笑ってなんともないと・・・


だからいろんな人がいる、それをわかっている子は強制をしない。


だからこの穴が駄目だとは誰も言わない。


初めの女の子はいけぽちゃはいやだったのかもしれないが、最後の子はむしろそれを進んでやっていた。


いろんな人がいること、また色んな見かたがあること・・・



これは大人の社会でもおんなじ・・・



駄目でも駄目でなくても・・どっちも受け止められる子供達から今日は学んだ。


そしてそれを見守れる先生を初めみなさんに脱帽でした。



もっと自分らしくそしてそれでもみんなと一緒にうまく生きていくこと・・・謙虚に生きて生きたいと思う。



また色々考えることが増えました・・・



森のみなさんありがとう。



またこれからもよろしくお願いします。




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今日は森のようちえんピッコロへ行きました。