いよいよ、新しい季節がはじまります。
今年も4月1日に入社式を迎える企業が圧倒的だと思います。毎年「新入社員研修」の講師を担当するのですが、いよいよ、今年の新入社員はほとんどが平成生まれですね。
子供のころから携帯を持ち、家にはパソコンがある環境で育ってきた世代です。
産まれてから今まで停電なども経験したことがなかった豊かな時代に育った彼らは、今回の地震で入社前に大きな試練を味わったことでしょう。
新入社員研修の目的やその内容は企業によって考え方がありますが、大手の企業の場合は、入社から現場に配属されるまでに、数日~3ヶ月、あるいは6ヶ月に渡って集中的に行われる研修があったり、現場に実際に出て業務を行ないながら研修を実施するOJT(On the Job Training)があります。
ちなみに私が国際線の客室乗務員としてJALに入ったときは地上研修や訓練所での専門訓練などを終えてOJTが終了するまで約一年かかりました。
当時は地上職の業務であった空港カウンターでのチェックインの業務なども3カ月ほど経験しました。
大学を卒業したての新入社員研修は、実際の業務内容だけでなく社会人としてのビジネスマナーや常識なども含めた新人教育を行うことが多いのです。
ビジヨンテツクではこの「ビジネスマナー」あるいは「ビジネスコミュニケーション」の研修を担当することが多いのですが、現代では昔の「ビジネス文書の書き方」→「メールのマナー」に移行しています。また、「湯茶サービス」といったお茶の出し方や応接室のマナーなども省略されて、その代わり、オフィスでの携帯の使い方や個人情報保護についてのマナー、インターネットのセキュリティーなど、時代とともに内容も変化しています。
敬語も3つ(丁寧語、尊敬語、謙譲語)に分かれていたものが平成19年2月からは、5つに分けられています。丁寧語、尊敬語、謙譲語Ⅰ.謙譲語Ⅱ(丁重語)、美化語という分類です。言葉遣いなどは時代とともに変化してはいますが、世代の違った人たちとのコミュニケーションはやはり敬語やわかりやすい言葉で相手に思いやりを持って接することが大切です。
私はサービス業でアルバイトしていたので敬語が話せます。と言う新人もいますが、飲食店などでアルバイトしていた人に限って、「コンビニ敬語」とか「ファミレス敬語」と言われる一見、敬語ふうの間違った言葉遣いが身についてしまっている人も見受けられます。
最近、気になるのが「~のほうよろしかったでしょうか」というフレーズです。マナーは第三者を不快にしないこと。が前提なので、相手が何も思わなければOKですが。やはり年配の方は気になるフレーズのようです。
お名前『のほう』 『よろしかった』でしょうか。
→『~のほう』はいらない×『過去形にする必要ない』×
この場合
失礼ですが、お名前を『伺っても』よろしいでしょうか?
ということを意味しているのでしょうが、 最近、このような『伺っても』という動詞を抜かして話す人がとても多いと感じます。
デザートのほうよろしかったでしょうか
→デザートをお持ちしてもよろしいでしょうか。
がすっと出てこないようです。
ちょっとした話し方で人は判断されてしまうこともありますので、
できれば、正しい言葉づかいをできるように新入社員研修で
しっかり学んでもらえたらと思います。