もうかなり前のことになってしまうのですが

サンアントニーノのワンピースが、いつも温かく応援してくださっているソルさんの元へお嫁入りしました。
ソルさんは「レク担本舗」という介護施設を廻る音楽劇レクリエーションをする役者さんでもあり歌い手さんでもあります

その持ち前のパワーと歌唱力、明るさと人柄で、介護施設のご利用者さんを元気にされています

ソルさんは、若くしてメキシコへ渡られて、数年前に日本へと帰国

メキシコ繋がりでこのアメブロで知り合い、最近はFacebookで仲良くさせていただいているのですが、このソルさんのパワーは本当に素晴らしいんです

そんなソルさんから、こちらのワンピースのご用命をいただきました。
緑のグラデーションが美しいサンアントニーノのワンピース

お仕事のレクリエーションをされるときに衣装として着たい!とのこと

たくさんのおじいちゃんやおばあちゃんの元気のお手伝いができるなんて!!ということで、とっても嬉しく、ソルさんがこの衣装を着て、皆さんの前に立つ日がすごく待ち遠しかったです

そして、こちらに、、、そのお写真を。
とってもお似合いです

たくさんのご利用者さんにこの刺繍を褒められたそうです
介護施設を廻られているソルさん

そのメキシコ育ちの明るさで皆さんを元気にしている様子をいつも拝見させてもらっています

「介護」という言葉とは、まだ無縁だった私。
母は介護するまでには至らず亡くなってしまいましたが、いずれは誰にでも現実となる「介護」。
数ヶ月前、一歳になろうとしている娘を初めて保育に預けて、公民館のある講座に参加していました。
地域の様々な分野で活躍されている方々が講師にきてくれていたのですが、講座最後を飾った講師の方が、地域で介護施設を経営されている方でした。
その方の話しが本当に濃くて、、、
人が生まれてから死んでいくまでの人生を垣間みさせてもらったようで、初めてその講座で涙しました

母のことを思い出しました。
まだまだ、私の中では、母のことはあまり触れられない部分

亡くなって二年半。
母は幸せだったのかな?
もっといい治療方法はなかったのかな?
まだ若かったのに。
今生きていてくれたらどれだけ助かったか。
孫にも会えたのにな。
いろんな思いが未だに渦巻きます。。

『自分が死ぬときはこうありたい』と考えさせられたこの講師の方の講義。
そんなこと今まで考えたことはありませんでした。。。
介護の仕事は奥が深すぎる

人が一生の幕を下ろすとき、どんな風に寄り添えるか、
一人一人みんな違うから、寄り添う人の人間性が問われると思いました。
ソルさんもこの講師の方も、
介護施設を利用する方々を、
いかに元気にご自宅に帰すか!
を大切にされているようで
(介護施設的には儲からないから元気にしてはいけないのかもしれないけれど

要介護度を実際に良くされているその心意気が本当に素晴らしく、頭が下がります

元気にするためのソルさんの音楽劇レクリエーション

ソルさんのやっていることは他では聞いたことがありません。
音楽に触れると頑だった方も心を開く瞬間があるそうです

おじいちゃん、おばあちゃんをどんどん元気にされています!

娘と街を歩いているとおじいちゃんおばあちゃんに声をかけてもらうことがよくあります。
そんなたったの一言でもすっごく嬉しいし励みになります

いつか、地域のおじいちゃんおばあちゃんと、子どもが一緒の空間にいられるようなそんな場所作りをしたい、というのも今後の夢の一つでもあります。
元気でいてもらわなくちゃ

私も人生折り返し地点。
あとどれくらい生きれるかわからないし、いつ介護をする立場になるかもわからない私にとって、介護に関わる方のお話は本当にためになります。
ソルさんは人間味溢れる方で、そのまっすぐな生き方が大好きです

これからもメキシコの先輩、人生の先輩として、仲良くさせてもらいたいと思っています

ソルさんのブログ

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