四国別格二十霊場第5番・大善寺/第37番・藤井山五智院岩本寺 | 日々の暮らし

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皆さん、おはようございます。今日もお忙しい中、ブログにお越しいただきましてありがとうございます。

 

今日は別格二十霊場の第5番と第37番になります。まずは別格の第5番の大善寺。高野山真言宗で弘法大師が御本尊になります。高知県須崎市にあるこのお寺、入海が広く大師堂の地点は海に突き出た岬になっていました。当時は山越しに歩く事を常としていたものの引潮の時には海岸沿いが利用できることもあった事から、海難も多かった為に弘法大師が海難で命を落とした人の菩提を弔う事と、海上と陸上、両方の往来安全を祈願して建立されたと言い伝えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

小僧さんの左手先が納経所。ビルの中にあります。ここの納経所はわかりにくく、お堂を背に左に行きすぐに曲がる所がありますので、そこを歩いてもらうとすぐです。

 

続きまして第37番の藤井山五智院岩本寺。真言宗智山派のお寺で御本尊は不動明王、観世音菩薩、阿弥陀如来、薬師如来、地蔵菩薩の5体の仏さまがお祀りされています。開創は奈良時代にまで遡ります。行基が開いた福圓満寺に始まり当時は仁井田明神の別当寺になっていました。そこへ弘法大師が訪れ5つの社を建立しお不動さまや観音さま、阿弥陀さま、薬師さまやお地蔵さまがそれぞれの神さまの本地仏として安置します。その後は荒れ果てて廃寺になりますが、地域の寺社を管理していた岩本坊が管理する事になり法灯を引き継ぎ現在に至ります。

 

参道には果物も販売されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩本寺は窪川駅からも近く街中の札所になりますが36番からは60㎞。車でも1時間30分、歩き遍路にするなら約2日。そしてここ37番から38番に向かうならば四国霊場では最長の90㎞で徒歩なら約2~3日。土佐の札所は何度か書きましたが修行の道場と呼ばれます。交通網の発達した現在でも修行だと身に沁みる遍路になります(@_@;)。明日は修行の道場の最後の第38番と第39番になります。

 

今日も皆さんが心穏やかにお元気でお過ごしになれますように。