12/19~20に京都、西本願寺のお煤払いへ参加しました。私は築地本願寺の合同墓を夫と共に購入しています。(過去記事「私のお墓を生前契約しました」)合同墓を購入した人は築地本願寺の会員組織「築地本願寺倶楽部」へ自動的に入ります。この会は築地本願寺や浄土真宗などに関心がある人向けのサークルみたいな組織です。会費は無料。合同墓購入は関係なく誰でも入れます。お寺のイベントの他、カルチャーイベントなどもあり、会員へ毎週メルマガが送られてきます。築地本願寺は古いお寺なので昔からの檀家や門徒はもちろん大勢いますが、私のような合同墓を購入した人はゆるいお付き合いです。合同墓を購入した後は、私の場合はこの築地本願寺倶楽部から送られてくるメルマガを読んだり、YouTubeの公式チャンネルをたまに見るだけで、気が向いたらお寺にお参りに行く程度でした。今回の「念仏奉仕団」は築地本願寺倶楽部のメルマガで初めて知りました。西本願寺の煤払いは知っていましたが、そのために各地から「念仏奉仕団」が集まると初めて知り、興味を持ちました。ひとりで参加しようと思っていたら、夫も行くと言うのでふたりで参加しました。ちなみに参加者は交通費や宿泊費など実費程度を負担します。
お煤払い1日目。西本願寺に着くと、各地から「念仏奉仕団」が集まってきていました。私たち築地本願寺の奉仕団の他、山口県や奈良県、和歌山県、滋賀県、岡山県、広島県などから奉仕団が集まりました。全部で約120名ぐらいです。コロナ禍によって過去2年、念仏奉仕団は中止されていたそうです。今回も例年よりは少ないんだと思います。
「念仏奉仕団」のプログラムパンフレット。私たち築地本願寺の念仏奉仕団は緑色のたすきを身につけました。それと私のお念珠です。
1日目は「開会式」からです。2日間あれこれと説明をしてくれた僧侶はお話がとても上手でした。大事なことはちゃんと説明してくれるし、なおかつ笑いもバンバン取るので有能なタレントさんのようでした。「僧侶は説法が本来の役割なんだな」と感じました。今では僧侶は葬儀や仏事でお経をあげるだけと思われがちですが、庶民に仏法を説くのが本来の仕事なんですよね。
御影堂と2日間いろんなことを説明してくれた僧侶。
開会式で「讃仏偈」を一同で勤行し、みんなパンフレットを見なくてもすらすら唱えていて内心ビックリし、さらには「真宗宗歌」という賛美歌のような歌を歌うのでますますビックリしました。特に印象深かったのは、これもみんなで斉唱した「浄土真宗のみ教え」です。浄土真宗の法義を分かりやすく説明したものだそうです。前半部分を掲載しますが、宗教くさい話がキライな方はここから先はどうぞスルーして下さいね。
「われにまかせよ そのまま救う」の 弥陀のよび声
私の煩悩と仏のさとりは 本来一つゆえ
「そのまま救う」が 弥陀のよび声
ありがとう といただいて
この愚身をまかす このままで
救い取られる 自然の浄土
仏恩報謝の お念仏
これを読んだときに、ありままの自分をサポートしてくれる超越的な存在(弥陀)がどこかにいて、そういう存在とのつながりの中で私は生かされている、ありがたいと感謝しながら生きる……と私は理解しました。そして「弥陀を自然や天地に置き換えたら、今回の一斉ワークの意図や幸せでいるの記事で書いたこととだいたい重なっているのでは?」と感じました。
「幸せでいる」という幸せ(幸せの自給自足) ←ワーク構築記事
私が書いた「幸せでいる」ってふんわり受け身な感じがするかもしれませんが、これは天地や自然の前で自己のあり方を自ら決定しているものなんです。だから「幸せでいる」のだし、自ら「幸せでいる」から当然のごとく幸せになり感謝するのです。そういう意味では「幸せでいる」は天地や自然に向けて自分のあり方・生き方を体現することでもあり、それは神仏の前で自己のあり方・生き方を自ら決定(発心)することとどこか似ているのでは?と感じました。どの宗教においても信仰とはそもそもそういうものなのかもしれない……と感じました。今回の一斉ワークと「お煤払い」は別件だったんですけど、このような成り行きで私の中でつながり、不思議なことだなぁと感じました。
「開会式」の後、国宝の書院(対面所)でお抹茶を接待していただきました。書院は西本願寺の正式な応接の間。江戸時代初期に桃山時代の建築様式(書院造)で建築されたそうです。対面所だけでなく白書院や黒書院、小さめな座敷や能舞台、庭園などもあり、どこもかしこも桃山様式らしい豪華な造りでした。黒書院(ここは見学していません)はエリザベス女王が来日したとき、門主との対面で使用されたのだとか。書院は普段はあまり公開していないそうで貴重な機会でした。絢爛豪華な建築にビックリしながら、夫と「権威や権力、お金が相当集まったんだろうね……」「江戸時代の政治的権威のトップが幕府、国家的権威のトップが朝廷だとすると、当時の宗教的権威のトップは関西ではここ」「比叡山や高野山は?賀茂神社は」とひそひそ話したのですが、二人ともあまりにも知識不足で結論は出ませんでした。
それとお抹茶の接待、念仏奉仕団全員(120名ぐらい)にサッと出せるのはすごいなと感じました。コロナ禍でもあるし、使い捨ての紙コップとお茶でもいいんだと思います。なのに抹茶茶碗にお抹茶が点ててあって、それを100個以上タイミングに合わせて1度に出せるのですね。次の日の「お煤払い」でも似たことを感じました。お煤払いで100人以上の年配者たち+当日参加の人100人ぐらい?をスムーズに動かすのは実は大変だと思うんです。宗教団体はどんな人でも受け容れて応対するのが基本的な役割だと思います。特に宗教の本山は相当な人数をまとめて応対できる心構え、態勢ができているんだなと感じました。
1日目はだいたいこれで終了。いろんなことを新たに知り、考えた一日でした。
私たちは西本願寺の隣の京都東急ホテルに宿泊しました。ツインのお部屋。最近のラグジュアリーホテルと比べると施設的にはいささか古くなっていますが、スペースはゆったり作られていて、ベッドやシーツはさすがに上質でした。静かで落ち着いた雰囲気の良いホテルだと思います。
ホテルで出たディナー。京都の冬の素材を使った西洋料理で大変美味しかったです。メニューは……季節の先付け、魚介のマリネに聖護院かぶらのヴェールを纏ったサラダ仕立て、季節野菜のすり流し風スープ、鱈のスチーム 九条葱と柚子の餡、牛肉の炙り焼き伏見の酒粕を効かせたソースで、鮭の炊き込みご飯、赤だしのお味噌汁、パティシェからのデザート、コーヒー。ご飯とお味噌汁の写真を取るのを忘れてしまいました。
さて翌朝は5時15分にチェックアウト、5時30分に西本願寺集合。私は4時に起きて準備しようと思いました……。ちゃんと起床できるか、明日の朝どのくらい寒いか、どのくらい着込んだらいいのか、煤払いでモタモタしないかなど心配はつきませんがとりあえず寝ます!
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