私のお墓を生前契約しました

この何ヶ月かは、表向きはいつもの平和な日々でしたが、いろんなことがありました。そうこうしているうちに夏が過ぎ、秋が来て、来月はもう冬至です。

この夏は、食べ物を口から食べられなくなった義母の看取りを施設にお願いしました。義母はその後もぼちぼち元気です。皆さんのおかげで、今の感じだと、年明けの93歳のお誕生日を迎えることができそうです。その節はご心配をいただきましてありがとうございました。

『義母の看取りをお願いしました』先月末、義母(92歳)が入居している有料老人ホームの看護師さんから連絡が入りました。「加藤様が昨日今日と食べたものを吐いてしまわれました。今は体調は安定してい…

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そして秋に、私のお墓(あるお寺の合同墓)を生前契約しました。最初は私一人のお墓のつもりでしたが、夫の希望で夫も私と一緒に合同墓に入ることになり、結果的には私たち夫婦は義父母とは別々のお墓に入ることにして、今ある加藤家のお墓は将来墓じまいをすることになりました。年末年始に行った一斉ワーク「光の糸」は、阿弥陀仏の光を元に構築したワークでした。「光の糸」は今年1年続くワークです。そういうワークをさせていただいた経験がこんなところに行き着いたのかと感慨深いです。ワークをしたときは、自分のお墓のことなんて全く考えていませんでした。

『一斉ワーク「光の糸」』【2020/02/03追記】「光の糸」はおかげさまで終了しました。皆様ありがとうございました。2020年末まで参加者対象のフォローワークを行っています。以下、…

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加藤家のお墓がある民間霊園には、墓を継承する人がいない人向けの共同墓があります。加藤家のお墓には今、義父が眠っています。将来そのお墓に義母も一緒に入れてあげて、さらに数年したら霊園の共同墓に義父母を納骨すると夫と決めました。義父母を納骨する予定の共同墓を訪れたとき、その場所が感じのよい場所だったので「あぁここだったら大丈夫だ」と安心しました。それと同時に、これは過去生の記憶なのか分かりませんが、こんな感じの場所をよく知っている気がしました。ひとつは、私が何かをこんな感じの墓に封じた記憶です。もうひとつは、私自身がかつてこんな感じの墓に封じられた記憶です。

その共同墓の前で手を合わせながら、「いくつかの過去から持ち越してきたことを今、やり直して癒して統合しようとしているんだ」「今回の私のお墓の生前契約はそういうことだったんだ」「それは、いつかどこかの未来で決めたことでもあって、過去をやり直すという未来が今ここで現実化している」と思いました。だから加藤の義父母と私たち夫婦は別々のお墓に入ることになるんだと思いました。正しい先祖供養の形ではないのかもしれないけれど、義父母はこの共同墓がいいし、私と夫はあちらの合同墓がいい。アセンションがどんどん進んでいる中、血縁や姻戚であっても、霊的に縁の薄い人とはこのように自然と分かれていくなと感じました。ちなみに、夫は夫でそうすると決めた理由があるようです。

秋のお彼岸の頃、お墓の生前契約の最終手続きに行きました。この歳で自分の墓を契約するとは思ってもいませんでした。実際に決まるとじんわりうれしかったです。今生はせいぜい80年ぐらいだろうけど、お墓に入ってからは永遠なんだな、永代供養って不思議な契約だなと思いました。

お彼岸だったので、その日はお寺の本堂や合同墓へたくさんの人々がお参りに来ていました。その様子をぼんやり見ていていて「そうか、私は将来ここの仏様になるんだ」と思いました。そして柳田国男の「先祖の話」に出てきた、「自分は御先祖になるつもりだ」と柳田に語る古老の話を思い出しました。「私もゆくゆくはここの仏様になって、ここを訪れる人々の御先祖になるんだ」と思ったらちょっとうれしくなりました。子どもがいない私は自分のお墓を訪ねてくれる人がいるとは思っていなかったし、いなくてもいいから合同墓を選びました。でも、いずれはここでみんなの御先祖様になるんだと想像したら、それを生きがいにしている古老の気持ちも分かる気がしました。皆さんの良い御先祖になれるように、残りの人生もがんばりたいです。

私の菩提寺となったお寺の本堂。このお寺では公式YouTubeチャンネルがあり、日中は本堂をライブ中継しています。ネットというテクノロジーのおかげで、毎日仏様にご挨拶できます。ちなみに、私の実家のお寺の本山もここと同じ西本願寺です。たまたまそうなりました。私の実家は本家ではなく、父母も健在なのでお墓がありません。母は「私が死んだら西本願寺の祖廟に納骨して欲しい」と今のところ言ってします。今回、私のお墓の話をし、ふたりで「結局一緒だね」と話しました。

本堂向かいにある合同墓。円柱形の建物は阿弥陀堂。この合同墓を契約すると、(希望すれば)回廊の壁に名前が刻まれます。春のお彼岸頃には、私と夫のお名前が刻まれるようですので、ぜひ見にいきたいです。今からとても楽しみにしています

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この夏から秋、そして今。私にはこんな感じの出来事がありました。これは「表」の出来事です。そういう出来事を経験しながら、見えない領域においては、過去生で封じられていたもの(封印とか呪いとかいろいろ)が解放され、叡智が戻り、何かが目覚め、私自身でもある霊体が私の身に戻ってきて「私」という存在が更新され、エッセンスも戻ってきました。この一連の変容を自己統合し、このように言語化できるまでに今まで時間がかかりました。とはいえ、この記事を書いた昨日今日は頭がやはり痛いです。年末年始のワークはこの経験をベースに何かできればいいなと思っています。

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③一斉ワーク「光の糸」にご参加いただいた方は、「光の糸のヒーリングを送って下さい」と呼びかけると、光の糸のヒーリングがそのとき多少濃いめに送られると思います。

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