公開初日に、この映画を観に行った。
■ 「終戦のエンペラー」
キャスト マシュー・フォックス トミー・リー・ジョーンズ 初音 映莉子 西田敏行
中村雅俊 伊武雅刀 片岡孝太郎 ほか
監督 ピーター・ウェーバー
<ストーリー>
1945年8月、日本が連合国に降伏し、第二次世界大戦は終結した。まもなく、マッカーサー元帥率いる
GHQが上陸。誰もが知っている歴史の1ページである。だがそこには、歴史の裏側に隠された極秘事実があった。マッカーサーが部下のボナー・フェラーズ准将に命じたある極秘調査。それは、この戦争の真の意味での責任者を探すことだった。
フェラーズ准将は、やがてA級戦犯として裁かれる東條英機や近衛文麿といった人物に会い、真を確かめていく。
なぜ、開戦直前に首相が交代したのか?パールハーバー直前の御前会議で語られたこととは?
戦争をはじめたのは本当は誰なのか?終わらせたのは誰なのか?
玉音放送前夜のクーデターとは?その放送に込められた天皇の想いは?そして、崩壊した日本の新たなる礎は、いかにして築かれたのか?
日本の運命を決定づけた知られざる物語が、いま始まる。
最近僕は、戦中戦後の小説に、ハマっているせいか、「終戦のエンペラー」は、
かなりの期待を込めて、封切初日に観に行った。
ただちょっと不安があった。ハリウッドがこの手の映画を撮ると必ず駄作が生まれる。
「太陽の帝国」は、最悪だった。
「ラストサムライ」なんかは、もっと日本の歴史学んでから撮れよ!と言いたい。
幕末にも関わらず、新政府軍の刺客として、忍者が現れ、攻撃をしかける。
「幕末ものと戦国ものを、ごっちゃにするなよ」
「終戦のエンペラー」は、甚だしい歴史認識はなかったが、やはり2時間足らずの上映時間で
戦後というとてつもないスケールの物語を描くには、短すぎた。
すべてが、中途半端な内容になってしまっていた。
フェラーズ准将とアヤとの恋物語を描きたいのか、天皇の戦争責任を描きたいのか?
もっと明確にしてほしかった。
フェラーズ准将とアヤとの回想シーンが出てくるが、これが安っぽい感じなので、
全然気持ちが入っていかない。
方や日本の将来を決定付けるような、とんでもないスケールのものを描いているから、
ギャップが激しすぎる。
もう少し、配分を考えてほしい。
タイトルが「終戦のエンペラー」というくらいなので、もっと天皇の苦悩を
描いても良かったのではないだろうか?
主人公は、フェラーズ准将なのだが、彼の想いが中途半端なので、主人公に入り込めなかった。
名匠 クリント・イーストウッド監督が撮った「硫黄島からの手紙」は、主人公の想いがきっちり描かれてい
たので、心に響くものがあった。
「さすが、名匠は違う」
今回の作品は、期待感が大きかったが、かなり不十分な内容になっていた。
今年は、戦中戦後ものの映画が目白押し。
日本人の想いをちゃんと描いた作品に、出会いたいものだ。

