登った事のある百名山 思い出 | mayの晴耕雨読備忘録

mayの晴耕雨読備忘録

山が好きでテン泊縦走
そこから外界でのキャンプ
2つに共通するのは…
外で呑む酒の旨さ!
寺社仏閣、読書、ワ-クアウトも好きです

キャンプは趣味の一つだが

キャンプ目的だけの事は少なく

山を絡めて計画する事が多い

里山、低山、高山、雪山…

甲乙つけ難い心地良さがある

 

ちなみに登った百名山は

それほど多くはない

自分でも把握出来ていないので

ちょっと振り返ってみよう

 

登った事のある百名山

岩木山、八甲田山、八幡平、岩手山

鳥海山、月山、蔵王山、吾妻山

安達太良山、磐梯山、会津駒ケ岳

那須岳、巻機山、燧ケ岳、谷川岳

火打山、妙高山、男体山

日光白根山、武尊山、赤城山

筑波山、四阿山、浅間山

鹿島槍ヶ岳、剱岳、立山

薬師岳、黒部五郎岳、水晶岳

鷲羽岳、槍ヶ岳、奥穂高岳

常念岳、焼岳、乗鞍岳、美ヶ原

蓼科山、赤岳、両神山、雲取山

甲武信ヶ岳、金峰山、瑞牆山

大菩薩嶺、丹沢山、甲斐駒ヶ岳

仙丈ケ岳、鳳凰山

大峰山、石鎚山

百名山ハンターではないので

今後も増えそうもない

 

テン泊、小屋泊での出会いで

特に記憶に残っているのは

水晶小屋の子供である

 

初めて会った時は…

三俣山荘に泊って

水晶岳、鷲羽岳ピストンの時だった

水晶小屋の奥の部屋で

兄弟喧嘩中で泣いていた

 

水晶小屋と裏銀座縦走路

 

この時は

三俣山荘に戻って来た途端に大雨

雨垂れを聞きながら読書withビール

至福のひと時だった

IMG_20160714_173442986.jpg

 

次に会ったのは三俣山荘だった

(三俣山荘と水晶小屋は同じ方の経営)

 

双六小屋のテン場から歩き始め

雲ノ平小屋へと向かっていた

雨脚強く、登山道は川となっていく

作戦会議の為、三俣山荘に入った

奥の自炊室を使っていいよ~

濡れ鼠の心と体には有難かった

 

今後の行程を小屋番さんに相談

その時、あの少年が横に居た

あの泣いていた幼子か?

当時、彼は小学生だったと思うが

天気図、地形、山知識等が凄く

的確なアドバイスを頂いた

 

鷲羽岳経由は風強く、危険

雪田経由は残雪多く、無理

残されたのは岩苔乗越経由だった

スノーブリッジが多く

道なき道を高まきして進む

心が折れないように黙々と歩いた

途中で振り返り

小屋の赤い屋根に手を合わせた

そして無事に雲ノ平小屋に着けた

 

山行を振り返ると

三俣山荘と雨はセットの事が多い

だから記憶に残っているのかな~

天気の良い時の三俣山荘

赤い屋根の三俣山荘の後ろに

双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳

 

山小屋等の記念グッズは

滅多に買わないが

1番気に入っているのも

水晶小屋の手拭いである

 

 

数日間の縦走時において

持参した食料だけでは変化に乏しい

そんな時、有難いのがラーメンだ

小屋までの荷揚げを思うと

感謝してもしきれないものがある

 

いろいろなラーメンを食べたが

一番思い出に残っているのは

北穂高岳山荘のラーメン

ごく普通のラ-メンなのだが

ここまで来たぞ〜

という調味料が加わり激ウマだった

 

 

ほろ苦い思い出があるのは

双六小屋のうどんだ

縦走からの下山時、大雨となり

心も体も疲弊していた

気力が途切れる前に小屋で休憩

小屋番さんの笑顔付きのうどん

あれは心に染みわたった

 

 

異なる日に食べた餡かけラーメン

これも絶品であった

 

コロナ過の数年間は山から遠ざかった

あの数年間は大きかった

根っこにある山心が枯渇気味に

今は無理せず山を楽しんでいる

 

大好きな北アルプスや八ヶ岳

その山域でも遭難事故が起きている

特に登った事のある山だと

どんな状況だったのだろう…と

哀しみに押しつぶされそうになる

 

根石岳

 

天狗岳

 

 

涸沢岳

 

 

ご冥福をお祈り申し上げます

そして他人事ではない

登りたい山と、登れる山

それらが年々離れていく・・・