後藤です
今時期は子猫が大きくなり
母猫とともにちょろちょろ動き出すようになりました。
で、このところ
お外の親子猫の相談が
立て続けに何件も来ています…
そのうちの一つ
北区の廃屋に住み着いてる親子案件。
この子は母猫。
子猫はさっと隠れてしまい最後まで姿を現しませんでしたが、母猫は子猫を守らなきゃ…と一定の距離を保ちながら、ずっとこちらを見ていました。
秋には母猫も子猫もまた出産してしまう
どうやら近所の住民が餌を上げているようです。
餌を上げている行為自体が悪いとは一概に言えません。餌をもらい命を繋いでいる野良猫も多いでしょう。
でも、その行為に責任が伴うとまで考えていない方も多いのも事実です。
「札幌市動物の愛護及び管理に関するの条例」では、野良猫に餌を与える場合は繁殖抑制（つまりは避妊去勢手術ですよね）をすること、となっています。
具体的には敷地内にトイレを設置して片付けもちゃんとする。餌を置きっぱなしにしない（腐敗したり虫が湧いたりカラスやきつねが集まります）、他人の家の物置などを寝ぐらにしなきように小屋を作る、等です。
こちらは、厚別区の相談案件。
避妊去勢をせずにお外に自由に出して飼育していて
毎年どんどん猫が増えて近隣で糞尿被害が続出しているとのこと。
飼い主さんとお話をしましたが
理解が得られるには道のりが長そう…
こちらは根気がいる現場です
幸い、近隣の住民たちは皆お優しく
「猫たちには罪はない」とお話されてました。
畑へ糞尿をすることにより栽培している花や野菜が被害に被害に遭っている……敷地内に子猫を出産すると言った困りごとでしたが、これはあくまでも飼い主による不適切飼育が問題だとお話されてました。
全くそのとおりです
が、これは一方が我慢を強いられて成り立っている不自然な状態です
早めに解決したいところですが、飼い猫ということで勝手に避妊去勢手術をするわけにもいきません
定期的に訪問して、少しずつお話を聞いてもらえるようにしていく予定です
さて、この他に同時進行している案件が山盛り
たぶんどこの愛護団体も同じ…キャパがいっぱい、いやむしろオーバー気味です
（今週はさらに行政からの引受もあります…）
なので…
お外猫を見かけた
何とかしてあげたい
何とかしてあげたいそう、思われた方は
出来ることを、ご自身でやっていただけると社会全体で助かる命が増えるのです
是非、チャレンジしてくれたら嬉しいです
やり方がわからなければ、どこの愛護団体でもサポートしてくれるはずですよ
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