依岳神社のつづきです。
この日の参拝計画にはなかったのですが、依岳神社へ向かう際、小高い山の上に鎮座している神社を見付け、寄らせていただくことにしました。
おりはたじんじゃ
住所:福岡県宗像市鐘崎 字岬224
織幡神社は鐘ノ岬の佐屋形山に鎮座しています。
また、宗像大社の辺津宮・中津宮・沖津宮と元神宮寺である鎮国寺とともに宗像五社の1つともされています。
一の鳥居
鳥居の前で猫さんがお昼寝をしていました
神社で猫さんにお会いするのは久しぶり
偶然の出会いを期待しております
筑前鐘崎海女の像
鳥居をくぐると優しいお顔立ちの海女さんの像がお出迎えしてくださいます。
鐘崎の海女さんは、江戸時代には300人いたといわれています。
このあたりは、アワビやサザエが生息する漁場が狭かったため、鐘崎の海女さんは良い漁場を求めて出稼ぎに行くようになりました。こうして鐘崎の海女さんが移住した集落は、日本海側の各地にあり、東は石川県輪島の舳倉島、西は壱岐や対馬の曲、五島列島まで及びます。このことから鐘崎は「日本海沿岸の海女発祥の地」といわれるようになりました。
この鐘崎地区ではお二人の海女さんが現在も活躍されているのだそう。
巨石(沈鐘伝説)
鐘崎には釣鐘が沈んでいるという伝承がありました。
宗像興氏や黒田長政などその権力にまかせて、この釣鐘を引揚げようとしたが失敗に終わりました。
ところが大正八年に山本菊次郎なる人が万金を投じてこれを引揚げることに成功。
しかし、姿を現したのは釣鐘ではなくて、このような巨石であったという。
二の鳥居
社号標は二の鳥居の近くにあります。画像撮り忘れ。
社殿までは135段の階段をのぼります。
今回同行の舞仲間さんは昔、こちらにうかがったことがあるようです。
美しく長い髪の後ろ姿の舞仲間さん。こんな美しい髪の人はなかなかいません。彼女の髪の毛を見る度に私は髪を切ったことを後悔しています
今宮社
参道途中、左手に鎮座しています。受難除けの御神徳があるようです。
階段をのぼりきったところ。
鐘崎港を望めます。
狛犬
潮風で風化しちゃっているのか、お顔がわからない狛犬さん
阿形は真実の口(イタリア)みたいになっています。
拝殿
鎮座年月不詳。
式内社(名神大社)で、旧社格は県社。現在は宗像大社の境外摂社。
927年制定の法令書『延喜式』巻十〔神名帳〕には筑前国の11社のうちの1社に数えられるとあります。
社名の由来は、神功皇后が三韓出征の際、異敵退散の軍旗を宗像大菩薩の竹竿につけられたので、「織旗(織幡)」と名付けられたと伝わります。
その赤白二旗の軍旗を織ったのが武内宿禰なのだとか。
◆御祭神
武内大臣 - 武内宿禰に同じ
住吉大神
志賀大神
天照大神
宗像大神
八幡大神
壱岐真根子臣
福岡神社誌・上巻 145頁(リンク先134コマ目にあり)
神仏習合時代には、本地仏は如意輪観世音菩薩(武内宿禰のご霊神)とされていました。現在、宗像大社旧神宮寺の鎮国寺本堂内に安置されています。
拝殿内
赤白二旗の軍旗を持った武内宿禰の奉納画があります。
本殿(左側)
本殿(右側)
御朱印
御朱印は、先日伺った年毛神社の宮司様よりいただきました。
参拝日の日付で書いてくださいましたよ🙏
前記事の依岳神社も兼務されているとのことで、そちらもいただき、御朱印の画像も載せております。
私が伺っているとき、全部で7社いただいているかたもいらっしゃいました。宗像市周辺の御朱印は年毛神社でいただけるものが多いかと思います。
お忙しい宮司様ですので、ご依頼の際は前もってお電話されるほうがいいかもしれません。
本殿左手より福岡県指定天然記念物のイヌマキ天然林を抜けると沖ノ島遙拝所へ行けます(徒歩4分)。今回私たちは行っていません。
絶景ポイント
社殿右手の展望スペースから鐘崎海水浴場が望めます。
恵比須神社
一の鳥居の左手に鎮座しています。
日付が被って見えませんが💦こちらにも猫さんがいました。
目を瞑っています。
猫さんがゆっくりと両目でまばたきする理由は、目をそらして「敵意はありません」という意思表示なのですって。 飼い主と目が合った時、ゆっくり両目を閉じてまばたきするのは、リラックスしているからなのだそう。猫さんから飼い主への愛情表現だと、以前定期購入していた「ねこのきもち」に載っていました。
猫さんが両目でまばたきをしてくれたら、
ゆっくりまばたきでお返ししてみましょう
猫さんと目の高さを合わせて、目が合ったら両目をゆっくり閉じます。 こうすることで、猫さんに対して敵意が無いことが伝わるらしいです
愛猫にだけでなく、どの猫さんへも使える伝わるワザ、私も今度やってみます
織幡神社のあとは「さつき松原」へ移動しました。
私は「さつき」なので、前から行きたいと思っていて、やっと念願叶いました
さつき松原は鐘崎、神湊間の弓状の海岸に幅1km、長さ5.5kmにわたって続く松原。
藩政時代、藩主の黒田長政が防風林として植えたこの松原は、筑前八松原の筆頭松原と呼ばれます。
このような松林を歩きます
目の前に一組のカップルが
浜辺に生息しているパセリみたいなの
形は似ていますが沖ノ島ではありません
うっすら見えました🙏
世界遺産・沖ノ島を見つけるためのアプリ「みちびき沖ノ島」
画像アップ
山本 和幸さんが沖ノ島を中心とした宗像大社が天照大神の居られる高天原であると考察されています。リンク先に宗像大社が裏伊勢と尊崇される理由も書かれていました。
ご神名の「イチキシマ」は「斎き島」のことというのは私も数年前、市杵嶋姫神社2社に伺ったとき閃きました。しかし、ただの勝手な解釈だと思っていました。
私は研究者でもなんでもないので信じてもらえそうにもないケド
さつき海岸で私は一人、アーシング兼、禊
宗像巡りはこのあともつづきます。
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