ご訪問ありがとうございます🙏
以前のような、神社へ行きたい衝動もわかないのでGWは特に何処へも行かず、ブログへも向かわず、お借りしている『鬼滅の刃』(遊郭編以降)を読み返したりと、まったりぃ過ごしておりました。
4月23日に宗像大社御奉納のため現地入り~24日の御奉納が終わったあとの直会の様子など差し障りのない程度に綴りたいと思います。
23日 リハーサル当日
予約しているお宿のチェックイン時間まで福津市や宗像市の神社巡りをさせていただきました。
自宅から宗像大社へは高速道路を使えば片道1時間半もかからないのですけど、車の運転があまり好きではないので、奉納が福岡県内であっても毎回お宿を取ります。
今回、私が利用させていただいたお宿は『白兎 やまつばさ別邸』さん。
今年に入ってすぐに予約していたと思います。
皆さんが泊まられるホテルとは程遠い場所でしたが、一人でゆっくり過ごしたかったのでこちらにしました。また、‟白兎”という名称にも惹かれたんです。
白兎といえば因幡地方(現在の鳥取県鳥取市、岩美郡、八頭郡)が思い浮かびますが、九州北部地方の宗像でなぜ白兎?と思いました。
『白兎』さんのHPには、
「宗像三女神信仰が今も残る、宗像の地。
そこにやって来たのは、山の神様の使いである白い兎でした。」とありました。
私は宗像大社辺津宮の記事に
本殿の千木は外削ぎで鰹木が奇数なので、本来ならば男神だという考察が見受けられること。また、宗像大社 辺津宮の本当の主祭神は大国主命だという情報を見掛けたことを書いておりました。
この九州北部地方で、大国主命に助けられた白兎の名を持つ温泉宿。
興味深く感じましたので、チェックインの際、フロントでその件について伺おうと思っていたのですが…。大変失礼かもしれませんが、私を担当して下さったかたがそのようなことをご存じのようには思えませんでした💦
なので、勝手に解釈致しますと
辺津宮の御祭神とされている市杵島姫命の夫が大国主命であるから、そのことが関係するのだと思っております。
『白兎』は平屋造りで客室は15部屋あります。
私のお部屋は11号室でした。
月の満ち欠けで部屋番号が囲ってあります。11号室は上限の月です。
前後のお部屋を見てみると、形が違っていました。個人的に好きですね、こういうの。
回廊に植わっている花木
客室にはセミダブルベッドが2つありましてシングル利用も可能です。
私はホテルなどでは土足OKの場所を(衛生的に)靴やスリッパでないと歩けないタイプなのですけれど、こちらは畳の部分があって快適でした。
洗面室とおトイレは別々。
全て清潔で満足でした。
「白兎」の大きな魅力の一つは、全15室すべてに源泉かけ流しの半露天風呂が付いている点です。洗い場も2人分あります。
更には、泉質が福岡県では唯一となる「ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩泉」。
硫酸塩泉は群馬県北部や静岡県伊豆半島などにありますが、西日本では大変貴重なのだそう♨
浴室と部屋が行き来できる6畳ほどの箱庭があります。
夜はこんな感じ
そうこうしているうちにリハーサル開始の時間が迫ってまいりました
こちらからリハーサル会場であるRoyal Hotel宗像は車で片道20分以上かかります
既に始まっており、5分遅刻💦💦
早めに集合するように福岡クラスメンバーの先輩に言われておりましたので全員に謝りました🙇💦福岡クラスは~というレッテル張られないようにしないと
「どうしたんね?(なぜ遅刻したの?)」と訊かれましたので
「色々」と答えました笑
遅刻したことでリハーサル時は(勝手に)肩身が狭かったです💦
五体投地の動画(22秒)※瑞穂先生のお言葉は省かれています
リハーサル終了です。
お稽古の際や自主練習でも、五体投地で舞の大御神様へ始まりと終了のご挨拶をさせていただきます🙇
夜の白兎の回廊。
私は素泊まりでしたので、夕食は近くの『くら寿司』にネット予約し、お部屋でいただきました。4月に入ってからこの日まで、毎日夕食抜き(16時間以上のオートファジー習慣)、パン・アルコール禁止、月曜日断食をしておりました。
1ヶ月で2.5㌔、体脂肪率は3%落ちました。
自分なりに頑張ったので、奉納前夜は解禁です。
くら寿司のお寿司をいただいたのは、この日がはじめて。念のため貝類はやめておきました
エビスビールで乾杯🥂
(Royal Hotelに宿泊の皆さんはビュッフェスタイルのディナーを召上ったようです)
部屋内の源泉流しの温泉に頭のてっぺんまで思う存分浸かり♨奉納に備えて早めに就寝致しました💤
ご奉納当日
6時前には起きたと思います。
まずは温泉へしっかりと浸かりまして、朝食へ。
白兎には朝食がありません。お散歩がてら、歩いてすぐのRoyal Hostへモーニングを食べに行きました。
朝は専ら和食のワタクシ。
和食のモーニングは種類が少ないのですね。
Royal Hostから戻り、再び温泉に浸かりました。
志賀海神社での御奉納当日は朝、全身海に浸かり、禊を致しました。
そのような環境が揃っていたため、できたことでした。
宗像大社での御奉納当日は、さつき海岸で手足だけでも禊をする予定ではありましたが気分が乗らなかったので、宗像の温泉(白兎)で禊気分です。以前も書きましたが温泉の効能は個人的に凄いと思っております。お滝行以上です。
白兎をチェックアウト後、道の駅『宗像』へ。
アカモク(海藻)やワカメなど大量に購入し宗像大社へ向かいます。
クーラーBOXを持参しておりました
この日の集合は14時とされていましたが、宿のチェックアウト時間からあまりにも間があきすぎるので、とりあえず境内へ入らせていただきました。
あちこち観光して何かあってもいけませんし、安心できる場所に居たかったのです。
私と同じように、集合時間より3時間前にいらした方々と、宗像大社の大神様へ
ご挨拶の参拝をさせていただきました。
まずは辺津宮拝殿。その後、高宮祭場へ。
高宮祭場。
宗像大社が世界遺産に登録されなければ、こちらで舞わせていただけたかもしれませんね、皆で円になって古代の舞だけでも良かったですね、なんて話していました
祈願殿の上空。
集合時間の14時まで、思い思いの時間を過ごさせていただきました。
お守り・御朱印の授与、社務所は新しい祈願殿へと移行しております。
私はこちらで奉納記念に御朱印を授かりました。
お守りなどを拝見しておりますと、小学校3,4年生くらいの女の子の親子連れが
いらっしゃいました。お母さんが『神水守り』のことを私に
「これはどんなお守りですか?」とお尋ねになりました。
「宗像三女神がお祀りされている、沖ノ島、大島、田島(こちら)の御神水が
それぞれに封入されたお守です」とご説明すると、お嬢さんに「全部いる?」と何度かお尋ねになり、3つすべて授かっていました。
素敵なお母様~❣と感動致しました。初穂料は一つ1,500円です。
授与所の売り上げに貢献できました
※画像は宗像大社お守り・祈願郵送申し込みサイトよりお借りしました
沖津宮(沖ノ島)は世界遺産登録前から女人禁制ですし、世界遺産登録後は男性でも一般人は行けなくなりましたので、貴重な御神水のお守りだと思います。
しかし、私が3つとも手に取らせていいただきますと、体がのけぞるくらいに
中津宮(大島)が一番グワワンときて「凄い!」と感じました。
あのご家族がいつまでも仲睦まじくお幸せがありますように🙏
14時から宗像大社 清明殿を控室として使わせていただき、ヘアメイクやお着替えなど
させていだきました。
16時頃から研究生だけで最終打ち合わせ・調整をさせていただきました。
御奉納開始の17時少し前。祈願殿前の様子。
直会の時、小早川様が仰っていたことが印象に残っています。
「石段下で拝見していると、こちらは無風なのに、舞台(神籬前)で舞っている人達
には神風とも思えるような風が吹いており、異世界だった。」
確かに舞っている私達には風が当たっていました。
特に「浄土の舞」ではお衣装と羽衣が風に揺れるので顔に当たって、「口紅が付いたのでは」と心配になるほど。振り付けで石畳に羽衣を置く場面があるのですが、そのときも風に煽られて飛んで行くこともなく、舞人が膝などで抑えなくても大丈夫なほどでした。体には風が当たるけれども、羽衣は飛ばされない。
羽衣はシルク製で軽いので、練習時は空調の風程度でも飛んでいました。
しかし、奉納中は神懸っていたんです
御奉納が無事に終わりまして、
19時頃から宗像大社 勅使殿での直会に参加させていただきました(会費制)。
葦津宮司がご挨拶されているところ。
直会は瑞穂舞研究生(舞人)の家族や友人・知人も参加可能です※要予約
近くのイタリアンのお店『La Casa』さんがケータリングをしてくださるとのことで、ビュッフェスタイルかと思っていたのですが、コロナ禍ということもあり
最初から一人分ずつ分けてありました。ありがたし🙏
海外旅行の機内食を思い出しました。
このほかにも「ビーフorフィッシュ?」ではなく、古っ!w
「ビーフandフィッシュ」やデザートもありました。アルコールOKの方は、お酒も堪能されていて羨ましかったです。私は車の運転があるので我慢💦
神主さんや巫女さんがお世話くださいました🙏
平成29年9月完成のこちらの勅使館は上皇・上皇后両陛下が天皇陛下時代、沖ノ島から出土した銅鏡や勾玉などの国宝をご覧になった時も使われています。
(平成29年10月29日)
麻の紋様が美しい格子
直会参加の人がいただいた御神饌。
舞人は全員が毎回、奉納時に神社さんへ御玉串料をお納めしますので、その返礼品です。巾着のほうは宗像大社貯蔵の国宝金銅製龍頭がモチーフになっているようです。
違ったらすみません💦
直会にも参加されていた小早川現当主(武家・華族だった日本の氏族)様と、お帰りがちょうど重なり、私は歩いて行かれるお姿を目で追っていました。
すると、こちらの辺津宮神門前でお参りをされていたんです。人知れず、お一人で深々とご挨拶をされ、暗闇の中へ消えて行かれました。その一部始終を見ていた私は、美しい立ち居振る舞い・その在り方にとても感動致しました小早川様と前回お会いしたのは、筥崎宮での初奉納の日でした。
日本三大楼門である筥崎宮の楼門(国指定有形文化財)を寄進された小早川家の現当主であられるお方は気品に溢れ、飾らないお人柄なのです
瑞穂舞の瑞穂さんもまた素晴らしいお方です
今まで私達に「精進してください(なさってください)」と仰ったことは一度もなく
「○○しなさい」などの命令系の言葉をお使いになったことはありません。
お稽古中も私達に対して常に敬語でお話しなり、威張っているところや声を荒げているところを拝見したこともありません。
瑞穂舞を立ち上げられるまで、とても厳しい指導を受けられていたご経験から
私達研究生にはお優しいのかもしれません。
”精進”とは、自分自身に使う言葉であり、人から言われる言葉ではありませんね。
師弟関係ならOKでしょうか?目下に対して、あるいは、先生が教え子などに使うことは自然なことなのかもしれませんが、瑞穂さんは一切仰いません。
人間的にとても素晴らしい方で、チャーミングで、実写版女神様、天女様のように美しい私は瑞穂さんのことを師匠とは表現しませんが、大変尊敬しておりますし、誇りに思っております
ご覧いただきありがとうございました。
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