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日本最古の用水路『裂田溝』に水を流すために築かれた『一の井堰』近くに鎮座しています。
また、こちらは京都 伏見稲荷大社 元宮説のある神社です。
ふしみぐう
住所:福岡県那珂川市山田879
今年に入って最初に参拝した神社です。
仕事を早退し、那珂川市中央公民館で『儺の國の星 拾遺』を購入したあとに伺いました。
GoogleMapの口コミには駐車場はないと書かれていますが、境内北側の砂利道を行くと南側にあります。
✱鯰渕✱
国道385号線沿いに那珂川(灘の川)が流れています。
川におりることもできるので、昔はこちらで禊をしていたのかもしれません。
社前那珂川の一之堰(一の井堰)より上流 伏見の渕、鐙の渕、風拝の渕を総称して「鯰渕」といいます。
「鞍掛鯰」の居る処。
神功皇后が三韓征伐の時、背振山に登られ、灘の川を渡らる時、馬の鞍に魚が飛び上
り皇后は「生冷たい」と言われ、その魚を”鯰”と名付けました。
※なまづめたい➡なまず
皇后三韓征伐の舟出で給う時無数の鯰群をして船を抱き水先案内し戦勝されたことにより、神の使とされました。鯰は通常姿を見せませんが、天下変事には現れるそうです。大東亜戦争終戦前『白ナマズ』と呼ばれている皮膚の難病には絵馬を捧げて祈願すれば治った人多し。
✱社頭✱
✱鳥居✱
『儺の國の星 拾遺』を購入したあとだったので、浮かれて画像を撮っていますが、
この時は本の中で伏見宮について触れられているとは知りませんでした。
古人は時刻を計る時、水平線を出入りする星影を見遣った。
この種の星即ち高殿から見下ろす星を伏見星と言った。
(『儺の国の星』47ページより)
伏して見るということですね。
こちらの場所をどこからか伏して見ていたのでしょうか。
守っていたという意味とも捉えられるような気もします。
脊振山 上宮でしょうか。
伏見宮の奥宮、高津神社でしょうか。
『儺の国の星』の再版についてですが、地道に働きかけています。
先日、『神功皇后伝承を歩く』の著者、綾杉るなさんにコメントしたところ
「市よりも、議員さんにお願いした方が早いかもしれませんね。」と
ご提案いただきました。
今の職場で私の目の前に、元議員の曾孫さんがいらっしゃるので、そのかたにも
ご相談したところ、「市長に直接お願いしたほうがいいかもしれません」とのことでした。
早速、那珂川市市長と那珂川市の議員さん3名にメールで再販(再版)のお願いを申し上げました。進展があることを願います。
✱手水舎✱
マメヅタが生えており、趣があって好きなタイプ。
✱狛犬✱
どちらの狛犬さんもなぜか、社殿側のお耳がありませんでした。
吽型は出っ歯さんです
県指定無形民俗文化財『岩戸神楽』と町指定有形民俗文化財『岩戸神楽古道具一括』
岩戸神楽の演目は「神宮」に始まり、最後の「岩戸」まで全部で十八番あります。
中でも盛り上がりをみせる舞といえば「荒神」でしょう。「荒神」に出てくる鬼は、参拝に来た子どもを誰かれなしに抱えて拝殿に入れます。鬼に抱かれた子どもは病気をせず、丈夫に育つという言い伝えがあるため、毎年七月十四日の祇園祭の夜は子ども連れの参拝者で境内がいっぱいになります。
なお、この神社に残されている古い神楽面は、江戸時代の中期から後期にかけて作られたと思われ、その多くが能面の形式を伝えています。このように能面系の面を神楽面として多く使った例は珍しく、神楽面の成立を考える上で貴重な資料といえるでしょう。(境内掲示板より)
✱拝殿✱
2016年以降に建てられたと思われる新しい拝殿です。
この日は1月7日でしたので、お正月仕様でした。
拝殿内もカルタ絵のようなものが飾られていて、無人の神社さんなのに、おもてなし感を感じたワタクシ。ありがたい🙏
素敵過ぎる
◆御祭神
淀姫命 須佐之男命 大山祇神 神功皇后 武内宿禰
◆御由緒
淀姫命は神功皇后の姉姫で千珠満珠を求め給う神徳の姫で欽明天皇25年11月朔日 佐賀の県に川上大明神として鎮座されたが記宣によって此の地に遷座され後、異国襲来にそなえ神功皇后 武内宿祢と共に京都伏見御香宮を合祭して伏見大明神と稱す。須佐之男命は天正年間秀吉島津征伐の時 博多市街兵火に罹り櫛田祇園の社にも兵火及ばんとするや御神体を當社に遷じ奉り博多住民も避難移住してより祇園祭行はる。
淀姫様が神功皇后の姉姫説、妹姫説、義理の妹だけれど神功皇后よりかなり年上だという説があります。
✱本殿(左側)✱
瑞鳥
✱本殿裏✱
こちらは波乗り兎
他の記事にも書きましたが、「波乗り兎」は大幡主と大山祇が関係すると習いました。
本殿の右側には、左側と同じ個所には彫刻はなく、ちょっとズレたところに
フクロウさん?の彫刻があります。
昨年の夏、現人神社で見たアオバズクにも似ています。
アオバズク(2021年7月撮影)
ここ伏見宮のご由緒を拝見しますと
肥前國與止日女神社の祭神が祀られたとあります。
また、山城より御香宮神社を勧請したと書かれています。
御香宮神社は京都市伏見区にある神社である。式内社で、旧社格は府社。通称御香宮、御幸宮。伏見地区の産土神である。
御香宮神社の御祭神は
主祭神 - 神功皇后
相殿神 - 応神天皇、仲哀天皇、仁徳天皇、高良大明神、宇倍大明神、瀧祭神、河上大明神、菟道稚郎子尊(応神天皇の息子)、白菊大明神
(Wikipediaより)
御香宮神社の社名の由来ですが、境内から湧き出している良い香りの水を飲むと病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったそう。
菟芸泥赴(1684年に国文学史研究の北村季吟が著した、神社などの由来・遍歴を記した文書)によれば、「筑前国糟谷郡の香椎宮から神功皇后を勧請し、神功皇后御廟香椎宮を略し、御香の宮と申す」とあり、御香宮は筑紫国 香椎宮から勧請したという。
(4巻の163コマ/全387コマ にあり)
全国にある「香」の名前のつく神社は古来、筑紫国の香椎宮との関連性が強く神功皇后を御祭神とする御香宮神社は最も顕著な例であるそう。
香春町に鎮座する香春神社もそうでしょうか。
香椎で産まれ、本名に「香」の付く私はこの部分に惹かれました。
京都の伏見に與杼神社(京都市伏見区淀本町)がありまして、それにちなんで新大阪の横を流れる川が淀川と呼ばれています。 ヨド姫様からついた名前です。
淀川も、関西に祀られいているヨド神社も、
肥前國與止日女神社の祭神である河上(川上)大明神=ヨドヒメ様から来ているようです。
各地の淀姫神社が纏められている記事を貼っておきます。
伏見宮と與止日女神社を線で結んでみましたら、脊振神社と脊振山の頂上付近を通過しました。何か意味があるかもしれないし、ないかもしれない。
Googlemapの口コミに宇倍大明神が武内宿禰命であることは神社関係者なら誰でもご存じのはず」とありましが、私は知りませんでした💦神社関係者じゃないからな
伏見宮では武内宿禰命、御香宮神社では宇倍大明神がお祀りされているということが
仰りたいのだと思います。
白川伯王益壽稲荷が伏見宮の約8㌔北に鎮座しています。
春日市須玖に出勢の稲荷さんがありますと福岡神社誌に書いてあり、その出勢が白川伯王益壽稲荷のことのようです。出勢とは出所という意味と解釈致します。
こちらの稲荷は最古の稲荷といわれており、一緒に伏見という地名を京都に連れて行ったとのことです。
「これは九州王朝を知ってる方でないと理解出来ません。稲荷は製鉄と稲作の技術をお持ちの知識者だというのは間違いなく九州から京都へ移っていきました。 ここは京都伏見稲荷から勧請されてるので京都伏見が元宮だということですが 稲荷の起源は九州です」と。○○を知っている人でないと理解できないという注釈が多いです
稲荷の起源は九州。佐賀県の祐徳稲荷神社より古いそうです。
色々と読んで考察したけれども、
白川伯王益壽稲荷⇔伏見稲荷大社
香椎宮⇒御香宮神社⇔伏見宮
矢印があいまいで、ハッキリ書かれたものはなく、カチッとおさまりませんでした。
伏見宮につてい調べている時ではなく、何気に自身が過去に書いた「向山神社」を読み返していたところ、その記事にコメント下さっていた方の最新記事が伏見宮でした。
伏見宮といっても、神社の伏見宮ではなく、伏見宮家のことです。
私は今回初めて、伏見宮家というのが存在していることを知りました。
伏見宮家とは北朝の崇光天皇の第1皇子栄仁親王を初代とする宮家のことです。
北朝とは、日本の南北朝時代に、足利氏を頂点に、全国の多くの武士、及び大多数の公家が支持した持明院統(鎌倉中期に分裂対立した二皇統の一つ)の朝廷のことです。
南北朝時代とは、日本の歴史区分の一つ。鎌倉時代と室町時代に挟まれる時代で、広義の室町時代に含まれます。
伏見宮家と伏見稲荷大社の関係ですが、
伏見稲荷大社は太古から一貫して皇室を崇拝し、また皇室も伏見稲荷を庇護してきたことは事実のようです。
伏見宮に初参拝してから約一ヶ月、那珂川市の伏見宮は京都伏見稲荷大社の元宮説を唱えられている記事をいくつか拝見しましたが、単刀直入に「これ!」とわかる説明を見つけることは出来ませんでした。
私のような無知な人間にも理解できるようなものはなかったです😢
ですから、私が子供にもわかるような解説をしたくて記事を書くのに時間がかかっていました。読解力が乏しすぎて💦
境内の奥から見た、絵馬殿と拝殿
絵馬殿内
沢山の奉納絵馬が掲げられています。
鯰さんは神のお使いといわれます。
以前参拝した、嬉野市の豊玉姫神社で白磁のなまず様を見掛けました。
熊本県宇城市の郡浦神社でも。
姫=秘め
伏見宮はそれほど広い境内でありませんが、充分に癒されるほどの自然を感じます
切株の上になぜかお人形。お雛様は顔ナシ
ご覧いただきありがとうございました。
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