じょうぐうじんじゃ

住所:福井県敦賀市常宮13−16

氣比神宮の奥宮と呼ばれるところです。

(Wikipediaには「古くは氣比神宮の奥宮・摂社であった」と過去形で書かれていました)

こちらは完全にノーマークの神社さんで大伴氏から「連れていかれた」感じですウシシ

✱一の鳥居・社号標✱

鳥居に縦線が四つありますが何でしょう?

鳥居の手前に『国宝 朝鮮鐘』の石碑と

 

御神木のスダジイ

 

これより参拝させていただきますペコリ

 

☝この付近で神職さん?がお掃除をされていました。

この石段をのぼったら何があるんだっけ?

✱不動の滝✱

画像がブレまくっておりますが

動画も撮っていますのでよろしかったらどうぞ(11秒)

 

 

✱手水舎✱

亀さんのお口からぴゅー

手水の向こう側が、先ほどの石段をのぼったところだったような気がします。

✱中門✱

この時、小雨が降っていたと記憶しています。

社殿ではご祈祷が行われていました。

こういう青銅製っていうのでしょうか、古くなって青緑ぽくなっているのが好きです。10円玉もこんな風になっているのをたまに見かけます。

これは「緑青(ろくしょう)」という現象で、銅が酸化してできるサビなのだそう。

10円玉の成分(銅)が水分や酸や塩分などに触れて、酸化して生成されるサビのようですが、ここは海から近いので特に塩分に触れているのだと思います。

「神社浜の貝殻です。参拝記念にどうぞ」と書いてありました。

この貝は芭蕉が詠んだ「ますほの小貝」なのだそうです。

『おくのほそ道』において、松尾芭蕉は敦賀で10もの句を詠んでいます。

船でこの常宮神社近くの色ヶ浜へと渡った芭蕉は、

「小萩ちれますほの小貝小盃」という句を詠みました。
ますほの小貝とは、ますほという名前の貝があるわけではなく、赤い色の貝という意味だそうです。

他のかたのご祈祷後、誰も居なくなって撮った画像

 

✱社殿✱

ご祈祷で使われた榊や御神酒が置かれていました。

確か、向拝がリーゼントのように長く伸びたような形だったかと思います。

横から撮れば分かり易かったかも。

 

常宮(じょうぐう)神社は古くは「常宮(つねのみや)」「常宮御前」「常宮大権現」とも称されたといいます。

この「常宮」とは、神功皇后の神託の「つねに宮居し波風静かなる哉楽しや」にちなむそう。

古くは「つね(の)みや」と訓読みされましたが、中近世から「じょうぐう」と音読みされるようになり、明治元年(1868年)に現在の社名・読みに定められました。

◆御祭神

天八百萬比咩命(あめのやおよろずひめのみこと)(常宮大神)ー養蚕の神様

神功皇后

仲哀天皇

 

天八百萬比咩命(あめのやおよろずひめのみこと)ははじめて聞く御神名でした。

髙木大神のお子神の天萬栲幡千幡姫命とは違うのでしょうか?情報がないのでわからずです。

 

神功皇后は、常宮で腹帯を付けて三韓親征ののち、

今の福岡県粕屋郡宇美町(宇美八幡宮)にて応神天皇を御安産になられた故事に因み、古くより安産の神として信仰されています。

龍の彫刻。頭上に何か載っています。二つの宝珠でしょうか?

 

ちょっと話が脱線しますが、北陸・信州の神社巡りレポも残すところあと一社となりました。今回、お札・お守りは一つも預からず、おみくじも引いていません。

 

毎回大吉ばかり引かれるおみくじ運の良い方、おられるでしょう?

私はおみくじを普段から滅多に引くことはないのだけど、おみくじ運があまり良くありません。せっかく良い気分で参拝させていただいたのに、おみくじで気分を落としたくないので、引かないですニヤリドヤ顔をするところではないかもしれないけど、

大伴氏も同じなのだとか。おみくじは気分を良くするためのものではなく、迷いなどがあるときに、神様からのアドバイスを乞うみたいな感じだと思うのですが、特に相談することもないので、必要ないというのもあります。

 

旅から戻って戸隠神社奥社の記事を書くときに知ったのですが

奥社、中社、宝光社のおみくじは自分でひかず、年齢と性別を伝えると神職の方がひいてくれるのだそうです。

窓口で年齢と性別を伝えると、奥の神職の方が年齢と性別を入れた祝詞をあげながら引いてくれて、しばらく待つと「〇〇歳女性の方~」というように窓口で呼ばれて受け取るしくみなんだそう。そこはちょっと嫌ですが、信じるべき神様が書かれているそうなので、面白そう♪と思いました。

✱本殿(左側)①✱

 

✱本殿(左側)②✱

神紋は『五七桐』『右三つ巴』『十六八重菊』

✱本殿裏✱

 

✱本殿(右側)✱

 

本殿裏にイヤリングが落ちていました。

神社でイヤリング見つけたの3回目です。

✱西殿宮✱

御祭神:武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)

ずらりと並ぶ境内社

 

✱(左から)伊覩神社(いとじんじゃ)・天鈴神社・天国津彦神社・天国津姫神社

屋根がつながった4社があり、それぞれ式内社に比定されています。

こちらのうち3社は九州でもよく見かける神様でした。

伊覩と書いて「いと」と読む神社は全国でも、福岡市西区周船寺の伊覩神社とこちらだけのようです。

左から、高良玉垂命、住吉大神、安曇磯良、そして一番右側の龍女神に大伴氏が興味を惹かれていました。

✱祈願燈明✱

あまり見ていませんが、切実な願いが書かれていたような。

✱(左から)平殿宮・総社宮✱

平殿宮には氣比神宮と同じ、神功皇后の妹神とされる玉姫命。

総社宮には応神天皇がお祀りされています。

✱東殿宮✱

御祭神:日本武命

私達は拝観していませんが、社務所のお隣に宝物庫があり、

胴部に天女が施された国宝『朝鮮鐘(ちょうせんしょう)』が保管されています。

行きがけは気付かなかった恵比須様

今まで見た恵比須様の中で、一番お顔が整っていたかも。

「勝 新太郎」さんに似ているという情報も。

✱拝殿✱

県道141号線沿いに海が見渡せる拝殿があります。

今回の旅で大伴氏に「どこかで舞わせていただきたい」と申し出ていたのですが、こちらを選んでくださいました。以前、参拝にいらした時の記憶から、「いい場所がある」と閃かれていたようです。

靴のまま上れ、敦賀湾が見渡せる素晴らしい場所です。

敦賀湾の対岸には北陸電力 敦賀火力発電所があります。

 

立地の条件などから、福井県には沢山の原子力発電所があります。

※ここに現在稼働中の原子力発電所の数も書いていましたが、情報が古かったようです

あきさんご指摘ありがとうございました🙇

 

この時、神社には他の参拝客は一人もいらっしゃいませんでしたし、色んな意味で、舞わせていただくには最高のロケーションだと思いました。

こちらを選んでくださった大伴氏に感謝です。

舞わせていただいたのは『いつくしみ』の舞です。

この舞は瑞穂舞の瑞穂さんが2011年の東日本大震災の後、御霊に「もう楽になっていいのですよ」という想いを込めてつくられた舞です。

 

私は神社の奉納以外で人様の前で舞わせてたいただいたのははじめてでしたし、

時々舞の仲間と誰も居ない神社で舞わせていただくことはありますが、今回のように単独というのもはじめてです。

観てくださるかたがお一人であっても緊張するものです。この時もかなり緊張しました。

舞っている間は色んな存在が押し寄せてくる感覚があり、踏ん張って立っているのがやっとでしたが、心と体を込めて舞わせていただきました。

瑞穂舞は本当に「捧げる」という感覚になります。

このとき倒れずに済んだのは、大伴氏が離れた場所から見守って下さったからだと思います。

北陸・信州の旅から戻り、大伴氏の過去のブログ(現在は停止中)を拝見していて、神社・仏閣や自然だけでなく、12年ほど前から原子力発電所にも祈りを捧げていると知りました。

祈るために原発の入口まで行かれたこともあるようで、警備員に止められたので、遠い場所から原発を目標にして祈るやり方に変えられたようです。

 

このことは旅から戻って、瑞穂さんにも報告しました。

私も常宮神社でのことを機会に、今後は個人的にも、神社・仏閣や自然だけでなく
こういった場所でも祈りを捧げたいと思った次第ですキラキラ

念のため書きますが、大勢で祈るイベントには参加しません。

 

✱御朱印✱

ご祈祷を終えた神職さんが書いてくださいました。

親子のお犬様のイラスト付き。

 

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