ご訪問ありがとうございますおじぎ

 

昨年から予定していた高千穂に鎮座する二上(二神)神社での正式参拝。

 

太宰府市の神社仏閣巡りを終え、ランチ中に正式参拝の日取りを

考えている時、

「来週の日曜日って2月2日ですよね、二上神社さんだし、その日しかないですよね」

と閃きましてひらめき電球

 

帰宅後、自室のカレンダーを見ると2月2日の欄に「夫婦の日」と書いてある!

二上(二神)神社は伊弉諾尊、伊弉冉尊の夫婦神がお祀りされている神社さんです。

 

令和二年二月二日

2020年2月2日

 

どちらにしてもこの2並びのゾロ目の日。

語呂合わせと夫婦の日で、こんな適日は他にはない!とワクワクしました音符

 

1月、友人が二上神社に正式参拝の予約を入れてくれた時は

宮司様が一日お留守だということで断念しましたが、2月2日のこの日はOKでした。

やはりこの日に導かれるようになっていたのだと嬉しくなりました。

ふたがみじんじゃ

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字押方2375−1

早朝出発ということで、懸念されていた霧と道路凍結の問題もなく

無事に高千穂に到着。

今年も夏タイヤのままなので、もうそれだけでありがたいキラキラ

途中、阿蘇付近で日の出を拝みます。

 

8時50分頃、友人と待ち合わせ場所の高千穂神社に到着。

この日は朝からお天気も良く、樹齢800年といわれる高千穂神社の秩父杉も

お日様の光と相まって更に神々しく感じました。

祝詞を奏上し、「1月に来ましたが、また来ました~」とご挨拶申し上げ

友人が予約してくれた9時半に間に合うよう、二上神社へ向かいます。

二上神社さんの石段の参道は、お気に入りの一つです。

 

どこの神社さんでも狛犬さん同士が向かい合っているのが殆どですが、

こちらは狛犬さんが参道下を向いているところが特徴的。

ポコポコと音を立てながら湧き出ている手水で手口を浄めます。

 

昨年の3月31日以来、3度目の参拝です。

この日は正式参拝のために準備してくださっていたのか、BGMが流れていました。

 

先月、下野八幡大神社で預かった御神籤に神頼みを推奨されているかのような

内容が書いてあったので、何か祈願しようかと思いましたが

結局この日も「神恩感謝」のご祈祷をお願いしました。

 

伊弉諾尊様、伊弉冉尊様の夫婦神が御祭神の神社らしく

宮司様と奥様による正式参拝です。奥様も神職資格をお持ちでいらっしゃいます。

全てが整っているというか、そうなるべくしてなっているという感じ。

うまく言えないけど、一言でいうと素晴らしい神社さんです。

正式参拝後、拝殿内で宮司様が奉納画について説明してくださいました。

こちらは令和元年初日である5月朔日に静岡県在住の画家さんにより奉納されました。

拝殿左側の絵には男岳、女岳からなる二上神社ご神体の二上山と13柱の神様による

「天孫降臨」の様子が描かれています。

二上山の左側には太陽、右側には月が描かれていますが

画家さんはこのことをご存じなのか、実際に二上山との位置関係も

この通りだと宮司様は仰っていました。

方角(南東とか北西とかいう言い方)も仰っていたけどうろ覚え。。

とにかく、この奉納画は宮司様の思う理想の絵だそうです。

 

天孫降臨の話を知らない私は、この絵を拝見して、

二上山のすぐ下に描かれている二柱を「イザナギ様とイザナミ様ですか?」と

言ってしまいましたが、天孫降臨にこの二神は登場しないのですね。

神社ブログを書いているのに、恥ずかしい発言をしてしまいましたあせる

 

この絵の中で私がわかったのはニニギノミコト様とアメノウズメ様とサルタヒコ様だけでした。

造化三神もこの中にいらっしゃるそうです。

画家さんがどの神様を描かれているのかはわからないけれども

自分なりに調べてみました。

 

昔、昔、その大昔、まだ天地がはじめてできたころ、 高天原に①天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

高御産巣日神(たかみむずびのかみ)、③神産巣日神(かみむずびのかみ)がおられました(造化三神)。

 

天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫にあたる④邇邇芸命(ににぎのみこと)が、⑤天児屋命(あまのこやねのみこと)、⑥布刀玉命(ふとだまのみこと)

天宇受売命(あめのうずめのみこと)、⑧伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)、⑨玉祖命(たまのおやのみこと)の5柱の神様(五伴緒(いつとものお)

をお供にして高天原から降臨されました。

天児屋命(あまのこやねのみこと)はアマテラスに洞窟から出てもらうために祝詞を唱えた神様です。

布刀玉命(ふとだまのみこと)はアマテラスを洞窟から出すための作戦が適切かどうかを占った神であり、アマテラスの前に鏡を差し出した神様です。

天宇受売命(あめのうずめのみこと)はアマテラスを誘い出すため、天岩戸の前でおもしろおかしく踊ったといわれています。

伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)は三種の神器の一つである「八咫鏡(やたのかがみ)」を作った神様です。

その鏡を布刀玉命(ふとだまのみこと)天児屋命(あまのこやねのみこと)がアマテラスの前に差し出しました。

玉祖命(たまのおやのみこと)は三種の神器の一つである「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」を作った神様です。

邇邇芸命(ににぎのみこと)はこれらの神々をお供にして、さらにアマテラスから「三種の神器」を預かって降臨されたといわれています。

思金神(おもいかねのかみ)はアマテラス岩戸隠れの際に、天の安原に集まった八百万の神に岩戸の外に出すための知恵を授けたことで知られています。

天之手力男神(あまのたぢからおのかみ)は渾身の力を込めてアマテラスが籠った岩戸を開いた神。

猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)は天孫降臨する際に、地上への道案内をつとめたことで知られていますね。

13柱中、一柱だけわかりませんでした。

また、上の話と絵が合っているのかもわかりません。

天下泰平(てんかたいへい)」の意味の、世の中がよく治まり、穏やかであるようにという

願いが込められていることだけは確かです。

拝殿の右側の奉納画には

二上神社御祭神である伊弉諾尊、伊弉冉尊が描かれています。

令和天皇即位礼正殿の儀の日である10月22日に奉納されました。

修理固成(しゅりこせい)(つくりかためなせ)とは、古事記に出てくる言葉で、古事記の初めの方に出てくる言葉。

諸々の天の神々が、イザナギ、イザナミの二神に、

「この混沌と漂っている国を修理固成(つくりかためなせ)」と命ぜられて、天の沼矛(あめのぬぼこ)をお授けになり、

二神は天の浮橋(あめのうきはし)に立って、その天の沼矛を差し下ろし、塩を「コオロコオロと」()きなして引き上げると、矛の先端からしたたり落ちた塩が積もって淤能碁呂島(おのころしま)になりました。

二柱の神様はそこに降り立たれ、

日本列島をはじめとした国を生んだとされています。

そしてこちらは大阪在住の画家さんによる奉納画です。

国生みの絵ですね。

先ほどの奉納画とは違ったテイストの絵で、

空と地の境の膜(のようなもの)には虹が描かれています。

ちょうど、令和天皇即位礼正殿の儀の日は

皇居周辺に大きな虹が出現したということで

そのことについて宮司様の奥様が触れられていました。

また、宮司様が、静岡の画家さんの方はイザナギ様に寄り添う、奥ゆかしい感じの

イザナミ様だけれど、大阪の画家さんの方は、下界を指さしイザナギ様へ指図するような雰囲気が見て取れる(かかあ天下)。どちらかというと、我が家はこちらだと仰っていました。おもしろい宮司様です。

また、「やっと絵を奉納していただけるまでになった」という発言に

謙虚で素直な宮司様だなぁと感動しました。そういう方にはいくらでも応援したい気持ちになります。

お二人にお願いし、正式参拝の時の服装を撮らせていただきました。

 

また、正式参拝後、お茶を淹れて下さり

日の当たる場所で楽しくお話をさせていただきました。

宮司様の奥様が、こちらの神社はイザナギ様イザナミ様が御祭神だから

御神徳は「縁結び」ということになるだろうけど、私自身が御利益をいただいた

張本人です!と仰っていました。

奥様は宮司様とご結婚される前、神社巡りが好きで、自由に一人であちこち飛び回っておられてたそうです。

7年前に宮司様とご結婚され、導かれるままに神職の資格を取られます。

44歳の時、二上神社の神様に「子供をつくったほうがいいでしょうか?」というご質問をされたのに対し、神様からは「まだ早い!」と諭されます。

早いと言っても年齢的にどうなの!?と思ったそうです。

しかし、45歳の時自然にご懐妊、初産でお子さんをご出産されました。

母子共に健康で現在まで来られています。

ですから、こちらの御神徳は「縁結び」「子宝」「子預け」「安産」ということになりますねハート

私はこの日、正式参拝ということで上下麻(うさとの服)と竹布に身を包んでいたのですけど奥様に「そういうの大事ですよ」と仰っていただけました。

また、宮司様からは興味津々に「お高いのでしょう?」と尋ねられました。

本当に素直なお方でいらっしゃいます。

 

お二人の写真は、最後に撮ったこちら☟が一番好き。

このブログに以前、

「二上神社の神主様が”まにまに。”のブログを読んだことがあると仰っていました」とコメントを頂いたことがありました。

そのことをお伝えすると、奥様の方がご存じだということでした。

ありがとうございます。

暫くお話したあと、境内を散策させていただきました。

 

 

 

 

 

二上稲荷神社

 

本殿裏の木々

 

久しぶりにテルテルぼうずくん

 

御神木のイチョウ

 

荒瀬の滝

こちらでブレスをお浄めしました。

正式参拝を受けると、お札とお守り(4つの中から選べます)と奥様が直筆で書かれた和歌をプレゼントしてくださいます。

こちら☝は私がいただいた和歌です。

 

振り鳴らす

鈴の響に

魂満ちて

みたまのふゆ

弥聞し食せ

 

「みたまのふゆ」は漢字二文字で「恩頼(みたまのふゆ)」と書くそうです。

普通に変換出来たので、かなりメジャーな言葉かも?

神社においては比較的よく知られている言葉だそうですが

私は初めて知りました。


簡単に言うと、「神様のお恵み」「恩恵」を意味します。

語源としては、ミタマノフユのミタマは「御霊=霊魂」を意味し、
フユは「フル=振る」として、神様の神秘的な御力やお恵みのことを言います。

 

顕在意識的な願いの恩恵というよりは、自分にとって魂の成長とも言えるような

後々気付けるような、本当の意味での恩恵を意味するようです。

限定授与のお知らせです。

朔日(1日)~3日までお守りの中に金札を入れて下っているそうです。

GWなどの忙しい時期は手作業が追い付かず、できないこともあるそうですが

基本的には毎月です。

私達は2月2日に正式参拝を受けさせていただいたので、こちらの金札入御守を

預かりました。今回お知りになった皆様にも更なる御神徳がありますようにキラキラ

御朱印。

授与所でいただけます。

 

二上神社にはトータル3時間いました。あっという間で気付きませんでした。

帰る少し前、宮司様と二人でお話させていただいたのですけど

(この時、友人は奥様と話し込んでいました)

他の参拝客の方の車にトラブルがあったとかで、場を離れられました。

その時、私に「まだ居てくださいね」と3回ほど仰っていたのが印象的でした。

3時間居たこともあり、次の参拝があるので、その間に帰りましたけれども笑

帰りの石段。

 

正式参拝を受けたからなのか、それが良いことなのかもわからないけれども

この日から私の中で何かが変わった。

自分軸が強固になったというか、無性に一人で居たい衝動に駆られたというか。。

それがなんなのか、一時的なことなのか、ずっと続くのかもまだわかりません。

現在も自分を観察中。

また色々と卒業の時期に来ているのかもしれません。

 

2月9日追記:2月22日(土)も2のゾロ目のチャーンス✨

その日は大安ですし、毎月22日は夫婦の日と言われています。

また、神宮暦によると、今年の2月22日は特に最大吉祥日とされているようです。

ご縁のある方の佳き参拝となりますように…✨

猫の日も忘れないでにゃぁにゃー

 

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