<重く暑苦しい空気>
台風一過、快晴。40度近い気温に加え湿度も高く、暑苦しい空気が立ちこめる飛田給。
満を辞して復帰した森田に対し、FC東京は移籍や負傷者の影響もあったようで、長友や森重、ディエゴなどあちらの歴史を繋いできた選手たちがスタメンに名を連ねました。10番東さんは最近試合出ていないようだけど、お元気なんでしょうか。
開始7分、コロ助のシュートはGK正面。17分、相手のビルドアップをブレイクしコロ助が再び反応しボレーシュートもこれは無常にもサイドネット。
前半途中まで押し込む時間が多かったものの、その後はF東のペース。クラモフスキー監督の教え子でもある元マリノスの仲川と遠藤ケイタ、そしてエースディエゴがドリブルでヴェルディのゴールを脅かすも、谷口や林が身体を張ったディフェンスで食い止めゼロに抑えて前半を0-0で折り返します。
試合自体はゴールを脅かすプレーは互いに少なく、淡々と終わったものの、互いにユニが伸びるほど激しく引っ張るディフェンスや、前半19分には森田へのタックルのファウル判定を不服としたかMF小泉がボールを取ろうとしたヒロトを突き飛ばして乱闘になりかけるなど、まさにダービーといった一触即発の雰囲気が漂っていました。
ゴール裏の人口密度も高かったため高温で何人かが体調不良で運ばれるなど、重苦しい空気の中ハーフタイムを迎えました。
<ペースを握るも1点が遠く>
後半、選手交代はなかったものの打って変わって構成となり序盤から押し込む流れも、後半5分にはCKからパスを引っかけられ強烈なカウンターのピンチも、荒木のフィニッシュに同じく鹿島からレンタルの林が身体を入れてブロックし枠外に逃れました。
66分には森田に代わり見木、楓喜に代わり山見をピッチに。
山見は交代早々ヘディングでゴールを脅かすなど積極的なプレーを見せ、ここからは完全にヴェルディペースに。染野と山見、三木らがシュートを立て続けに放ちます。
そして味スタが大きく動揺したのが80分。染野の強烈なシュートが森重の顔を直撃し、倒れこむ森重。慌ててヴェルディのメディカルスタッフが駆け付け、しばらくの対応を経て森重はピッチ外に運び出されました。
ダービーの歴史に一つ、印象的なシーンが加わった瞬間。後日無事意識を取り戻したことが発表され、事なきを得ました。良かった…
しばらくして試合は再開、ATには中村のクリアボールが手に当たったように見えましたが、笛はならず。どうやら自分の足のクリアボールが当たった場合はハンド判定にならないようです…。
結果、両チームともゴールネットは最後まで揺れることなく、消化不良のスコアレスドロー。
13年ぶり(J1リーグ戦としては16年ぶり)の東京ダービーは2試合とも引き分け、決着つかずに終わりました。
来季、ダービーを継続するためには、J1に生き残らなければならない。
本当の決着の権利を得るため、戦いは続く。



