2005年４月３０日 魅惑の四国じゃきぃ(２日目) ○高知県●愛媛県
今日も快晴。距離があるので早起き。
まず向かったのは愛媛との県境にある四国カルスト。石灰地形に雨水が浸食して
石灰岩がごろごろ、地下は鍾乳洞という地形。
こんなのがずーと続いてなかなかの絶景。かなりよかったです。
ここから四万十川沿いに走る。途中十和村(現四万十町十和)に寄ってみた。
ここは鯉のぼりの川渡しで有名。最近あちこちで見られるようになったけど、
ここは昭和４０年代から続けている元祖。
お～い～ですね～。
？？？何か目がかすむ。ハードコンタクトがずれたかな？ 涙が止まらない。
トイレで鏡を見る。
ぎゃあああ血の涙があああああ！
ハードコンタクトをした目が風で乾き、炎症を起こしたらしい。
あわてて外してそれ以降は裸眼で運転。乱視だけなのでぶれるけど見えるんです。
四万十川の河口付近に、行きたいうどん屋があったんです。
「いろりや」いうんですが。
香川の山田家もそうですが、ネタ元は水曜どうでしょう 。冷やしぶっかけうどんが旨いらしい。
囲炉裏端のテーブルでメニューを見る。・・・「冷やしぶっかけはお休みします」・・・orz
ばかあああああああ！
後ろ髪を引かれる思いで出発。
足摺岬は俺的最南端の場所になる。めっちゃ遠かった。
ここは自殺の名所で有名。青木ヶ原、東尋坊と並ぶビッグスリーだ。
不気味かな？ と思ったら人がいっぱいでにぎやかでした。でも確かに断崖絶壁。
ここからず～～～～～～～～っと走る、走る、走る。
愛媛県に入り、宇和島過ぎたあたりで天気が怪しくなる。やばいな。
明日は基本的に帰るだけだけど、一カ所だけ行きたいとこが。
四国の最西端、佐田岬だ。今日の宿は佐田岬半島の付け根、八幡浜市。
明日朝イチで岬めぐりの予定だったけど雨降ったら行けないな。
悩んだ末、今日中に佐田岬制覇を目指す。でももう日没近いぞ・・・急ごう。
誰も走っていない半島の道をすっ飛ばす。あたりは薄暗くなってきた。
くねくねの細い道を走り、やっと岬の駐車場に着いたときは６時半。え？
灯台まで徒歩１．８キロ？
しかしここまできたら行くっきゃないべさ(どこの人？)
うっそうとした林を縫って細い道を歩く。どんどん暗くなってきた。
そしてやっと灯台到着。
撮影時刻１８：５６。うっすらと九州･大分が見える。
「よ～し待ってろよ九州～～。いつか行ったるからな～～」
これが言いたかったんです。
帰りは真っ暗。♪どれ～が川やら道さえ知れず～ 遭難しそうになりました。
走行距離480キロ。
2005年４月２９日 魅惑の四国じゃきぃ(１日目) ○徳島県●高知県
ゴールデンウイーク。ここはロングツーリングでしょう。
というわけで、二泊三日の四国一周の旅に出掛けることにした。
淡路島を通って四国に入り、徳島で昼食。そこから海岸線沿いに南下し室戸岬を目指す。
高知市で鰹のたたきで一杯という算段。
まずはいつものように夜明け前に出発。今回は明石大橋は使わない。高いから。
たこフェリーを使う。これは明石-淡路島を結ぶフェリーで約２５分。３０分おきに２４時間運航。
７５０ｃｃ以上１０００円ちょっと。いい休憩になります。船体に描かれた明石だこがGOOD。
鳴門海峡は橋以外手段がないから渋々高速へ。今日も風が強いっす。鳴門北ICから徳島市へ。
先日徳島の知り合いに聞いた「徳島ラーメン」を食す。素人は「いのたに 」食っとけとのこと。
１０時半の開店直後なのに結構客いました。
肉入り大盛り卵つき。こってり醤油でしょっぱそうだけど
意外とあっさり。肉の味付けのほうがしょっぱいほど。
旨い････んだけど少なくね？
大盛りでも物足りなかった。
まあ俺が食いしん坊だからなのかな～。
ここから一気に室戸岬へ。めっちゃいい天気！ 海沿いの道を快走☆
暖かいしお腹いっぱいだし・・・いい気持ちです。。。。。。。
・・・・・・・・
ズルッ
うおおおおおおケツ滑ったああああ
何の予告もなしでした。何とかコケなかったけど、超あせった。
道路のヒビをタールかなんかで埋めているやつ。黒くクモの巣状になってるやつだけど
あれで滑ったぽい。おかげで目が覚めました(寝てたんかい！)。
室戸岬到着。・・・・・なんか岩だらけで海が見えず、あまり感動がない。早々に出発。
このあたりでやっとお昼。このままでは高知に早く着きすぎるので見るとこもう一カ所探す。
途中に龍河洞 という名の鍾乳洞発見。なんでも日本三大鍾乳洞のひとつらしい。行ってみよう。
・・・・えー正直洞窟内の感想はありません。ふつー。
印象に残ったのは洞窟入る前のお土産売り商店街の寂れっぷりと
洞窟出たところでなぜか飼われている尾長鶏。
高知へ向かい一泊３３００円のビジネスホテルにチェックイン。街へ繰り出す。
高知の知り合いに紹介してもらった店へ。全国に知り合いがいます。
「錦和 」と書いて「きんか」と読みます。日本料理屋さん。ここの女将さんと話が弾む。
何はなくとも鰹のたたき。
目の前で藁であぶってくれました。
本場ではスライスにんにくをどっさり挟んで
頂きます。
ん～～～～最高！
お腹いっぱい。満足しました。お会計は？
「勘定は、ええわ」
いやいや女将さん、さすがにタダはいかんぜよ。
頑として受け取らない。土佐のはちきん 女性である。後日青森の地酒を送りました。
後で知ったんだけど女将さん、紹介してくれた人に恩があったかららしいです。
屋台でラーメン食ってホテルへ。
走行距離378キロ。
2005年４月２４日 古都満喫 ●京都府
バイク納車日、寒さでヘタレて行かなかった京都リベンジ。十分暖かくなりましたし。 行きましょう。
京都市内に行った後、ず～と北上。
天橋立、伊根の舟屋まで見ちゃいます。
今回は距離は抑え気味の普通の
日帰りツーリング（；^ω^）
今回は普通に起床。あんまり早いと寺が開いてないからね。で、９時出発。
これがいかんかった。国道１号朝から渋滞。途中からすり抜けめくりんぐ。
京都に着いて、まず向かったのは一条堀川の清明神社。
あの陰陽師・安倍清明の神社です。一度行ってみたかったんよ。
お守りに☆型の交通安全ステッカーを買う。この☆型、「清明桔梗」っていいます。
「帝都物語」知っている人なら「ドーマンセーマン」と呼ぶだろな。
神社のすぐ前に川が流れ、有名な一条戻橋がかかっています。予想通りちっちゃかったけどね。
その次は金閣寺。
ベタですいませんね。修学旅行のときここへは行けなかったもので。
お次は天橋立。京都府って海に面してたんだね。内陸県のイメージだったんで。
湾にできた砂州が向こう岸までつながっちゃった。日本三景の一つです。
なぜ「天橋立」というかというと、「またのぞき」すれば分かります。
またのぞきの方法～１、橋に背中を向けます。２、前屈の要領で足の間から天橋立を見ます。
あ～天に橋が架かってるぅ
以上です。
天橋立から近いところにあるのが「伊根の舟屋」。遊覧船で見て回る。
１階が車庫ならぬ船庫で２階が住居の舟屋が約２００戸立ち並ぶ。見事な景観です。
はいちょっとピンボケですが、右下にカモメが半分写っててGOOD。
遊覧船の放送で、カメラの望遠で家の中覗かないようにと注意されます。
まあ住んでる人からすれば自分の生活を日々ウオッチされるのってどんなもんでしょうね。
走行距離３８０キロ。夕方には帰れました。
2005年４月１６日 お花見 ●奈良県●和歌山県
青森住んでたころは日本一の桜の名所は弘前城であると断言していました。
じゃあ関西での名所は？ 造幣局の通り抜けはなんか別物だしなー・・・
とか思っていたら思い出しました。奈良の吉野。
花札の桜、赤短に「みよしの」って書いてあるくらいだし、見事に違いない(「みなしの」じゃないんですよ～)。
まあ花は桜木、人は武士、柱は檜、魚は鯛、小袖はもみぢ、花はみよしのってね。
せっかくだから紀伊半島の名所を
回ることにした。近くにある高野山は
真言宗空海の寺。
そこから高野龍神スカイラインを経由して
本州最南端・潮岬を目指す。
帰りは紀伊半島西岸を、海に沈む夕日を
眺めながらクルーズ。 ええんちゃう。
朝５時出発。最近休日は早起きになりました。吉野へは早く着かないと渋滞するらしいから高速を利用。
阪神高速→阪和道→南阪奈道を乗り継ぎ、葛城インターで降りる。
しかし、吉野川の橋を渡るあたりから渋滞し始めた。クラッチ重いから渋滞はいや～。
車は駐車場を探して渋滞しているらしい。ここはバイクの強み。駐車せずにバイクで回ることにする。
吉野は山肌にふもとから「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」とあり、通じている道は細く急。
車じゃすれ違えないけどバイクならいけます。行けるとこまで登ってみた。
中千本が満開！ 主にヤマザクラです。すげー。感動したのでパシャリ。
あれえ、写真じゃぜんぜん伝わらないなぁ(汗)
ちなみに上千本のあたりから杉林がありますので、花粉症の人にはつらいかも。
次は高野山へ。今日の行程の半分はワインディングなので運転が楽しい。
でも観光バスの後ろになったりすると、イライライライラ・・・
本山の金剛峯寺はすごく立派ってほどじゃなかったけど、四国八十八ケ所の巡拝が終わったら
この寺に報告に来て完了らしい。（←「お礼参り」という）
そういえば俺もこの間プチ巡拝したっけ。報告しなきゃ。
次に空海が眠る奥の院へ。こっちのほうが感動したな。
とにかく広い墓所で、昔の戦国武将とか総理大臣とかの墓がある。
あと大企業の合同慰霊碑(？)なんかもあって圧倒されました。
むかしはこの山の中まで大きな墓石を運んで立派な墓を建てるのが一種のステータスだったらしい。
高野山を後にし、スカイラインを南下する。この道はいいね。乗ってて楽しい。
けど時々革のつなぎのレプリカ共がすっ飛ばしていく。あぶねーな。
あー救急車が走ってったぞ。うわっ側溝にはまってグシャってるバイクが・・・・。
安全運転ですぞ、皆さん。
紀伊半島最南端＝本州最南端ってイメージ沸かなかったけど、地図見れば確かにそうだ。
その最南端の地が、和歌山県串本町・潮岬。
石碑の周囲は芝生のキャンプ場になってます。休日の昼間だったから家族連れが多かったな。
また、展望タワーがありますが有料(３００円)。渋々払ったらこんなものもらいました。
本州最南端訪問証明書。ここから全国制覇の野望が始まったといっていい。
北は青森･大間、東は岩手･宮古。この二つは帰省したときにゲットできる。
西の山口･下関が大変そうだけど、燃えますわ。ふふふ。
などと今後の方針を練りながら、潮岬を後にした。
帰りは海岸沿いの国道を走ってきたが、夕日を眺めるどころか猛烈な眠気に襲われ、
ところどころ記憶が飛んでます。
走行距離５３０キロは日帰りの距離じゃないよ。大阪着いたの夜中でした。
次回からは泊まりりがけも視野に入れなきゃ・・・・・。
2005年４月２日 四国といえば橋とうどん ●徳島県●香川県
初めての本格ツーリング。VFRの情報集めで活用していたここのHP で、何度となく目にした文字。
讃岐うどん
大阪でもはがくれ などで食ってはいたが、やっぱ本場もん食わねば。
ちなみにはがくれは客への注文がうるさいので×。好きに食わせろ。
朝５時。真っ暗なうちに出発。国道２号で一路明石へ。
淡路島へは明石海峡大橋で。このあたりで夜が明けて、橋･海･朝日。めっちゃ気持ちいい～！
淡路島もツーリング向きないい道路でした。
四国へは鳴門大橋。風が強く「二輪転倒注意」の看板。ひえー。
びびりながらも下をのぞくと(俺は高所恐怖症)、おお～うず潮っぽいものが見えました。
鳴門インターで高速を降りると「一番札所霊山寺→」の標識。そっか四国といえば八十八ケ所だ。
ちょっと一番札所に寄ってみる。ここから八十八番札所まで４０キロ。へへへ、プチ巡拝だぜ。
八十八番大窪寺へは徳島-香川の県境を通る。国道３７７だそうです。
「道が狭くなるため大型車通行できません」とは看板出てたけど、
狭すぎじゃ！
バイクですら怖いです。恐るべし、四国みち。
山の中に突然お寺が現れる。ささ、結願っと。
知らなかったけど大窪寺の向かいにうどん屋発見。八十八庵 (やそばあん)という。
「打ち込みうどん」ってのを注文。
携帯なので画質悪いです。あっさり味噌味のうどん。豚汁のような感じでした。
寒かったので暖まりました。
バイクで北上し、高松市へ。ガイドブックでは有名な「わら家」へ。
釜揚げうどんが有名。お湯の入った桶に茹でたてのうどん。これをつけ面風にいただくらしい。
注文する。
・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
遅い！
注文してからうどんを茹でるそうで、イラチな大阪人には向かないかも。
大阪駅ビルのつるつる庵なんか２０秒だしな。
つゆが入った徳利が置かれる。どーん。これがでかくて熱い。持たれへんわ！
正しい持ち方は、徳利の紐を持って
図のようにテーブルの外で受ける。
つうか下手な絵だ(まっくす画)。
で、味は・・・・よく分かりません。
次はすぐ近くの「山田家 」。高級店です。釜ぶっかけ卵黄入りで５８０円。
ゴマ、ねぎ、天かす、大根おろし、しょうがにすだち。全部かけてだしぶっかけていただく。
最高にうまい。ここお勧めです。
腹ごなしも兼ねて金刀比羅宮へ。
ここは船の神様で、とにかく延々と続く石段が有名。御本宮まで登ると785段、奥の院までは1368段！
ひたすら登る～ひざ笑う～
ここが御本宮です。ハアハア。ここからの景色は抜群です。 ハアハア。
坂出ICから高速に乗り、瀬戸大橋を通って再び本州へ。このあたりでもう日が暮れてしまいました。
しょうがないからずっと高速で大阪まで。
思えばバイク買いたてにしてはかなり無謀なツーリングでありました。 橋代もえらくかかりました。ﾄﾎﾎ・・・。
走行距離518キロ。