本日、格安SIMの日本通信からデータ通信専用の新料金プラン「ネットだけプラン」の提供を開始するという報道があった。



データ通信専用プランの通り、通話機能は持たないプラン。月額料金は1,200円で、月間20GBまでの通信が可能。

もし、通信量が1GB以下だった月は自動的に月額119円となる料金体系となる。

通信容量の上限は20GBの他にも、40GB(月額2,400円)、60GB(月額3,600円)まで拡張が可能で、ユーザーが設定した使用量に応じた段階的な課金が導入されており、

例えば60GBを上限設定にしていても、実際の利用が20GB未満であれば月額1,200円、20GBを超えても40GB以下であれば月額2,400円という、柔軟な料金体系になっている点は注目。


そしてeSIMユーザーにはさらに嬉しいニュースとしては、eSIMの再発行が年3回まで無料になった。しかも、物理SIMからeSIMへの乗り換えも対象。とはいえ、物理SIMカードの再発行は従来通り3,300円の手数料がかかることは要注意だ。


さらに、注意すべき点は、「申し込みにマイナンバーカードが必要」であること。


持っている人も大多数だろうが、これには要注意である。


その他にも、日本通信らしく月末締めの翌月1日が起算日になるのではなく、「開通日が起算日」ということも注意だ。一般的なサービスの感覚で考えていると起算日によっては混乱すること必至だ。


ちなみに、

eSIMの場合:eSIMの発行完了日が開通日(=利用開始日)。

SIMカードの場合:SIMの開通が完了した日が開通日。


例えば、サービス開始日の4月10日にeSIMで申し込み、即日開通したら、料金の起算日はその日から翌月9日までというイメージ。


総合的に判断して、通話機能を求めないタブレットや2台持ち運用をしている人にはメリットがあるが、通話機能を求めるならば、同じく日本通信の「合理的みんなのプラン20GB1,390円」が良いとは思う。


個人的にはデータ通信量が増加すると料金が上がるシステムのプランは、データ通信量に怯えながら通信することになるのが不安なので、こうした段階制の料金プランはちょっとノーサンキューである。


そして、忘れていたが、契約事務手数料3,300円。これも日本通信らしい。


とはいえ、お得なんだろうけど、なんだか微妙な日本通信の新プラン発表。