Guinea pig モルモット
アメリカNPRの記事から。
イラクに従軍した父親のPTSDの治療のために、スマートウォッチのアプリを開発したというお話。
PTSDの症状の1つに悪夢に悩まされるというものがある。
戦場の夢を見てうなされて起きるのだが、寝るとまた同じ悪夢に悩まされるので不眠になったり、酒や薬でごまかすとかになる。
となると、通常の生活はできなくなリ、離婚や破綻となってしまう。
この記事によると、悪夢にうなされている状態をスマートウオッチで検出するという。
そして、セラピー犬が、患者を落ち着かせるために舐めたりするような行為を、スマートウォッチの穏やか振動で代行させるというものだ。
(略)
Apple Watchのアプリとして、開発に成功しFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可が得られたので、もうすぐリリースになるという。
記事はこちら。オーディオとスクリプトがある。
記事中にはdad as a guinea pigとあり、なんのこと?と思って調べたら、父親を被験者として開発したという意味だった。
Guinea pig モルモット
動物実験で使われるモルモットは英語ではguinea pig という。
一方、英語で言う marmotという生物があるがモルモットではなく、リスみたいな野生動物。
こちらモルモット(英名:guinea pig)
こちらマーモット(英名:marmot)
日本に最初輸入されたときに誤ってguinea pigのことをモルモットと呼んだのでそれで広まったらしい。カタカナ語の怖いところ。
ここでは実験台という意味で使っている。
I don't want to be your guinea pig.
君の実験台にはなりたくないなあ。(例えば初めて挑戦する料理のレシピに)
悪夢に悩まされる父親を助けたいという息子さんのお話でした。
スマートウオッチでそんな事ができるのかと言うのが驚きだ。
☆英語コーチに関しては以下を御覧ください。