まきしま日記~イルカは空想家~ -33ページ目

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

文明の進展度を表す尺度として、カルダシェフ・スケールというものがある。それによると第一段階が地球上のエネルギーを全て自由に扱う惑星文明、第二段階が太陽系のエネルギーを全て自由に扱う恒星文明、第三段階が天の川銀河のエネルギーを全て自由に扱う銀河文明となる。現代の地球文明はまだ第一段階も満たしていない。しかし科学者の予測によると今からおよそ200年後、人類は第一段階をクリアして第二段階目に至るらしい。

 

しかし俺は、これこそ物は言いようだと思うのだ。まるで人類文明の新たな扉のように語っているが、それはつまり200年後、地球のエネルギー資源が枯渇するということではないか。

混ぜるな危険、これはアニメにおいて広く言えることではないだろうか。例えばファンタジーアニメとバトルアニメとラブコメアニメを雑に混ぜると、1クールに2、3個は見かけるような量産型異世界駄作アニメの出来上がりである。

 

そしてそれと同じくらいに混ぜてはいけないのが、男性向けラブコメと女性向けラブコメである。男性が求める理想の女性キャラは5頭身の丸顔で、胸はあってもなくても良く幼児体型なのが特徴だ。また女性が求める理想の男性キャラは9頭身のシャープ顔で、マネキンのように引き締まった細身体型なのが特徴だ。それらが1つの作品に収まるとどうなるか。何と男性の方が頭2つほど背が高いのに、女性の方が顔が大きいのだ。その絵面に違和感を覚えるのは、果たして俺だけだろうか。

一昔前のSF作品において、冷凍睡眠は欠かせない設定であった。果てしなく広大な宇宙を何十年、何百年とかけて巡るために、宇宙飛行士は自らを冬眠状態にして生き長らえようというのだ。しかしいつしか、そのような設定は全く聞かなくなってしまった。なぜ冷凍睡眠は、SFでお役御免となったのだろうか。

 

アインシュタインの特殊相対性理論が予測する現象の一つに、ウラシマ効果なるものがある。詳しい説明はより博学なブロガーさんにお任せするが、光速に近い速度で航行する宇宙船の中では、船外に比べて非常にゆっくりと時間が流れる。極端な話、お隣りのアンドロメダ銀河まで2泊3日の小旅行、帰って来たら地球では何百万年も経過して人類はとっくに滅んでいました、なんてことが理論上は起こり得るのだ。つまり冷凍睡眠が必要なのは宇宙飛行士ではなく、実は地球人類の方だったのである。

今日の日記は、少々過激な物言いになってしまうことをどうかご容赦願いたい。尖閣諸島周辺における中国の軍事挑発が、年々悪質性を増している。事態はメディアの報道よりも遥かに深刻だ。ではもし自衛隊と中国軍が戦ったら、一体どちらが勝つのだろうか。とある政治・軍事系YouTuberさんの意見を踏まえた上で、ここでは俺なりに考察していきたい。

 

まず結論から言うと、残念ながら日本の勝機は非常に薄いとせざるを得ない。自衛隊と中国軍では、軍事費や兵役者数、戦車数や戦艦数、戦闘機数において数倍から10倍以上もの開きがある。これだけでも日本が大劣勢に立たされることは必至なのだが、輪をかけて厄介なことに、自衛隊が防衛行動を取る為にはいちいち国会と閣議の承認を得なければならないのだ。これはウサギとカメの競走において、カメがウサギの前を走ってはならないという縛りを自らに設けているようなものである。日本が自国の領土を守ることにさえ、このように消極的で主体性に欠く姿勢を取り続けるならば、アメリカやカナダやイギリス、オーストラリアやニュージーランドやインドといった同盟国が介入しても、その効果は極めて限定的なものになってしまうのではないか。

 

中国経済のピークは2035年と言われている。そしてそれ以降は国力が衰退し、アメリカ陣営に対抗するだけの軍事力を保てなくなる。つまり日本にとって今後10年が正念場であり、その間に中国の猛攻を凌ぎきれば、とりあえず日本の領土安全は約束されるのだ。今こそ戦力不保持などという絵に描いた餅を崇めるのをやめ、私たち国民一人ひとりが現実に迫り来る脅威に目を背けずにしっかりと向き合うべきではないだろうか。

最近のアニメの飯テロは実にけしからん。何なら本物の食べ物よりも見ていて腹が減る。なぜならアニメ描写では、料理の魅力がデフォルメされるからだ。ステーキはより分厚く、かつ丼はよりボリューム満点に、それがアニメの為せる業だ。

 

俺は所謂二次元嗜好者ではない。アニメキャラに恋をしたりはしない。しかし彼らの気持ちは類推することが出来る。二次元萌えの本質とは、性のデフォルメではないだろうか。その意味では、二次元愛好家と俺に何ら相違はないと思うのだ。