まきしま日記~イルカは空想家~ -25ページ目

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

我が国において、核保有の是非を議論することはタブー視されている。なぜなら日本は非核三原則を国是としているからだ。しかしこの非核三原則は、根本から間違っていないだろうか。

 

周知の通り、非核三原則は「持たない」「作らない」「持ち込ませない」の3項目から成る。けれど考えてみてほしい。日本が世界で唯一の被爆国となったのは、核を持ったから、作ったから、或いは持ち込ませたからであろうか。決してそうではあるまい。広島、長崎の悲劇を二度と繰り返さないためには、非核原則の最優先項目に「撃たせない」がなくてはならず、またそれを実践するために手段を選んでいる場合ではないと思うのである。

9月である。早いもので、2023年もいよいよ終盤戦に突入だ。しかし過ぎた季節を惜しんでも、決して歳は戻らない。そんな訳で俺は、今からクリスマスが待ち遠しくて仕方ない。

 

去年の12月24日、俺は直腸脱で救急車に運ばれた。よりによってクリスマスイブにである。人生最悪の聖夜だった。なので今年こそは、ホールケーキとフライドチキン、そして牛肉を何らかの形でこれでもかと食うのである。そこで俺は、保留にしていたダイエットを再開した。クリスマスを存分に満喫するためには、少なくともあと3kg痩せることが必須条件なのである。

台湾戦争の勃発が危惧されて久しい。それに先駆け、米国による数十通りの戦況シミュレーションが公開されている。そのうちのいくつかのシナリオによると、中国は最終的に台湾奪取に失敗、中国の死者数1万人、台湾の死者数3300人とある。しかし日本の死者数に関しては一切公表されていない。それは一体どういうことなのであろうか。

 

そもそもなぜ米国が台湾に固執するのか。それは台湾を失えば、米国の軍事的優位が揺らぐからである。もし台湾、尖閣、沖縄のいずれかを奪われれば、米国は中国の弾道ミサイル発射を察知することが出来ず、また中国海軍に自由な太平洋展開を許してしまう。従って米国は何としてでも中国から台湾を死守せざるを得ない。そして台湾が中国軍の初動攻撃を凌ぎきった時、米中は全面戦争へ突入する。その場合、米軍の前線基地となるのは日本の在日米軍基地だ。よって中国は、日本の米軍基地に集中的にミサイル攻撃を仕掛けてくる。つまり台湾戦争によって、最も多くの死者を出すと予想されるのは我々日本なのである。しかしもしそのことが日本の一般国民に広く知れ渡ってしまったらどうなるだろうか。反戦デモ、ひいては反米デモに発展し兼ねず、それは米軍にとって極めて都合が悪い。従って米国及び日本政府は、この事実を隠匿しているのである。

 

正直に胸の内を吐露するならば、俺は台湾の早期陥落を願う。その場合、米中開戦は回避される。それは国際人として、そして台湾の親しき隣人としてあるまじき発言なのかも知れない。しかし俺は我が身が可愛い。同様に我が国が可愛い。俺は俺の家族に、そして日本の人たちに、血の一滴、涙の一粒たりとも流して欲しくはないのである。

思うに動機は主観で、行動は客観で計られる。

 

動機とは行為者自身の内面の問題であり、自分が好きな人はそのように、自分が嫌いな人はそのようにいくらでも書き換えられるだろう。しかし行動とはそれを目にした周囲の人たちによって評価されるものであり、そこに行為者の思い込みが介入する余地はない。だからこそ動機に行動は勝るのである。

近年ではアニメ制作においても、何かと規制が厳しくなった。それはエロ描写であったりグロ描写であったりと枚挙に暇がない。俺は過度の規制に対しては否定的な立場を取る。基本的に娯楽の影響は、それに興じた者の自己責任だからである。

 

しかし仮にそのような規制に肯定的な立場を取るならば、胸糞展開の取り締まりを求める声が上がっても良い気がする。なぜなら胸糞もまた、エロやグロと同様に観ていて非常に不快だからである。もっとも創作において一切の胸糞展開を排除したら、そもそも物語が成立しなくなってしまうのかも知れないが。