自分を褒めてあげよう。こう言われて多くの人が思ってしまうのではないか、一体自分のどこを褒めれば良いのかと。
自分は頭が良いことを褒めようか、自分は顔が良いことを褒めようか、自分は仕事が出来ることを褒めようか、それとも自分は何か特技があることを褒めようか。ちなみに俺は、残念ながらそのどれにも該当しない。
然るに思う。自分のある能力を褒めることは、その能力を有する人たちを褒めることと同義である。例えば自分が頭が良いことを褒めるなら、それは頭が良い人たちを褒めているだけであって、その実自分のことは1ミリも思いやっていないのではないか。
無条件の自己肯定。それが出来るのは世界中でただ一人、あなた自身だけなのである。