好きになる異性のタイプは外見か性格か。正直に言おう、恐らく俺は外見派である。
過去に好きになった人や付き合った人を振り返る時、「私はあの人の顔が好きだった」という人はほとんどいないだろう。大抵口から出るのは「私はあの人の優しさが好きだった」、「明るさが好きだった」、「誠実さが好きだった」、「家庭的な一面が好きだった」等々である。
しかし申し訳ないが、それは思い出補正というやつである。なぜその人の決して表からは見えない内面を知ろうと思うに至ったのか。それは初期の初期の初期段階において、大なり小なりその人の容姿に興味を惹かれたからではないのか。
ゆえに俺は、異性の「私は性格で相手を好きになる」という言葉をどうしても懐疑してしまう。外見の良い人の中から性格の良い人が選ばれることはあっても、その逆は絶対にあり得ないではないか。