YouGov社の調査によると、アメリカの18歳~24歳の人のうち「地球は丸い」と信じる人は66%にとどまるらしい。つまりアメリカの若者の3分の1が地球球体説を疑っている、もしくは地球平面説を信じていると言うのだ。尚、彼らを論破する方法はいくらでもある。例えば一言こう問えば良い、「望遠鏡を使えばあなたの東にイギリスが、西に日本が見えますか」と。
しかしなぜ日本人は、地球が丸いということを疑いもせずに信じることが出来るのだろうか。恐らく10人に問えば10人が異口同音にこう答えるだろう、「学校でそう教わったから」と。つまり多くの日本人の価値観において、教育は信用順位の第1位に君臨するのだ。
けれども日本のような無宗教国家は、世界的に見て極めて稀有である。もしもアメリカやその他多くの国々と同様に、日本人の信用順位の最上位が宗教であったらどうだろう。神の言うことこそ最も正しく、学校で教わる科学は副次的な知識に過ぎないと多くの日本人が信じていたらどうであろうか。きっと今日「科学的に常識」とされている多くの事柄が、諸説の一つの地位に陥落してしまうのではないだろうか。
あるYouTuberさんが言っていた、「科学信仰も本質的には宗教の一つである」と。ならば日本は教育信仰国家と言えるのかも知れない。