完全に理解しないと暗記作業に入れない!!そんな俺は学生時代に受験で大爆死!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

皆さんは学生時代、例えば受験勉強や資格取得試験に際してどのような学習スタンスをとっていただろうか。恐らく大多数の人が「理解から入りそれから暗記する」という勉強法をとっていたことだろう。

しかしそれも人それぞれ大なり小なり千差万別。そして俺はその傾向が極めて大なりであった。勉強において「完全に理解しないと暗記作業に入れない」。一見正しい手順のように聞こえるが、それは受験勉強においてはとんでもない遠回り、極めて非効率的であった。俺はその気質のせいで高校受験、大学受験、公務員試験と散々たる結果に終わった。

けれど暗記事項はたちまちのうちに忘れていくが、ひと度理解したものはなかなか忘れるものではない。政治系科目、経済系科目、法律系科目に自然科学。定理や公式といった暗記物はとっくの昔に忘れたが、各科目の概念・概要のようなものはいくつになっても覚えている。それを例えばブログ記事の中でちょいちょい小出しにしているのだ。今となっては、それぐらいしか使い道がないのだが。

しかし唯一例外がある。それは簿記だ。簿記の概念をサッパリ理解できなかった俺は、ただひたすら丸暗記に徹した。それが受験勉強法としては大正解だったのだろう、俺は独学3ヶ月という極めて短いスパンで日商簿記2級を取得した。

けれど一切理解の伴わない暗記教科。俺は簿記検定終了その日のうちに覚えたことを全て忘れた。恐らく今誰かに「簿記って何」と問われても、100字程度にまとめて分かりやすく説明することは出来ないだろう。

そう考えると、受験勉強のなんと不毛なことか。