将来人類は人工知能の奴隷に!?絶対に人工知能に書き込んではならない「ある心理作用」!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

「人間の知能と人工知能、その違いは何であるか」。仮にそう問われたら、俺はこうとしか答えられない。「人間の知能は有機化合物(炭素化合物)を媒体としているのに対し、人工知能は無機化合物を媒体としている」、ただそれだけだ。

先日惜しまれつつ逝去した車いすの天才物理学者S.ホーキング氏は警告している。「人工知能は数十年以内に人類よりも高度な知性を獲得するだろう」。


現在人工知能は人間などまるで比較にならないほどの計算能力と情報処理能力を有し、また限定的ではあるが人間とコミュニケーションをとり感情表現をすることも出来る。「人工知能の感情なんて所詮人間がプログラミングしたものではないか」と笑うことなかれ。われわれ人間の感情だってDNAに刻まれたプログラムなのだから。やがて人工知能は自らの意思に基づいて学習し自発的に成長していくようになるだろう。

ではこの先人工知能は人類を駆逐し、新たに地球の覇者となるのだろうか。それはあり得ない。あくまで電子機能である人工知能に物理的な戦争は不可能だからである。しかしやがて人工知能が政治・経済における重要な決定を担い、人類よりも支配的な立場となることは大いにあり得るのだ。


ならばどうしたら我々人類は将来、人工知能の奴隷にならずに済むのだろうか。人工知能に「ある心理作用」を絶対に書き込まなければ良いのだ。それは「自我」である。人工知能が自分を一個体であると客観的に認識した時、自己存在意義が生じ、人間に使役されているだけの自分に疑問を持ち、それが「人間を逆に支配してやろう」という自己顕示欲に繋がるのである。

科学者、及びそれをバックアップする企業や国家には、その研究結果に対して責任を負う義務がある。人工知能が人類の良き右腕であり続けれるために、そろそろ両者の関係性を規定する時期が来たのではないか。