元アマチュアボクサーの友人のツッコミが容赦なさ過ぎる!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

高校以来の友人A氏は元アマチュアボクサーだ。ゲーセンのパンチングマシンは俺より弱かったが、それでも一応全国区の有望選手だったらしい。そして高校時代、俺もA氏も部活を真面目にやる気などナッシング、共に囲碁将棋部という名の談笑部に身を寄せていた。


さてこのA氏、俺がボケをかますとすかさずツッコミを入れてくれるとても良く出来た子なのだが、そのツッコミが容赦なさ過ぎる。なんと顔面に右ストレートをブチ込んでくるのだ。「速く鋭く、そして一切の無駄がなく実に美しい。嗚呼、これがボクサーの本物のパンチか。実に光栄だ」。けれど当時、A氏は168cm/42kg、俺は177cm/67kg、体重差20kg以上。そこまでの軽量パンチたった一撃では、さすがに俺もダメージを喰うには至らなかった。


しかしA氏のアホ、ある時自分と同等に軽量な囲碁将棋部員B氏にも右ストレートツッコミをかましやがったのだ。B氏は昏倒、床にへたれ込んでしばらく立てず。「バカか、ボクシングがなんで17階級もあるのか知らんのか。同じ体重の素人にとっちゃまさに凶器だぞ。殴るなら俺だけにしとけ」。