今年はとり年、俺は年男に当たる。俺もいよいよ今年で24歳になる訳だ。…はい、大嘘をつきました。
俺は現在35歳、そして5月には36歳だ。全く以て歳はとりたくないものである。まきしま35歳、同年代の周囲の友人と比べると、俺は地に足つかずというか何というか、とにかくドタバタと落ち着きがない。それは自分でも十分に自覚している。
しかしそれを差し引いたとしてもだ、俺には理解らない。なぜカラオケで俺以外の人たちは立たずに座って歌うのか。
世代柄というか、俺の選曲はB'z、GLAY、ラルク、LUNA SEAなど専らハードロックナンバー、とにかくアップテンポでキーが高く、そして声量を要する曲ばかりだ。
座ってマイクを握っていては腹筋が十分に張れず、腹式呼吸をスムーズに声帯に響かせられない。これでは高音域が全く出ず、またハードロックの命ともいうべき声のボリュームも半減以下だ。
いや、そんな屁理屈以前の問題。俺と同世代の人たちはB'zのイントロを聴いて、GLAY、ラルク、LUNA SEAを聴いて自然と身体がビートを刻まないのだろうか。テンポに身を委ね、歌唱のみならず全身で曲を表現する。少なくとも俺は、それ以外の歌い方を知らない。
さて閑話休題。俺は幼少時代から現在に至るまで、マイケル・ジャクソンの大ファンである。彼のミュージック、そしてダンス、ダンス、ダンス、おおよそ日本で視聴可能なマイケルのMVはあらかた観破したと言っても過言ではない。
カラオケで歌う時、自然と体が動いてしまう俺の癖。それはマイケルの影響、「MJ症候群」なのかも知れない。