昨年の『紅白歌合戦』は番組自体が“放送事故”、業界から視聴者から散々たる酷評が寄せられている。しかし俺にとって紅白以上に退廃目も当てられぬのが、“エイベックスレコード大賞”もとい『日本レコード大賞』である。
昨年レコード大賞を受賞したのは、西野カナ「あなたの好きなところ」。しかしこの件について俺は、５年以上も前に友人に語っている。「もし西野カナがエイベックス所属歌手だったなら、もうとっくにレコ大を受賞しているだろう」。
なぜ今さら西野カナなのか。なぜ西野カナはこんなにも待たされなくてはならなかったのか。それはEXILE、3代目JSBらエイベックス勢が猛威を振るっていたからだ。レコ大は今すぐエイベックスとの癒着を解消すべきである。そして“日本音楽界における最高の栄誉賞”たる地位と権威を取り戻して欲しい。
もっとも今の腐りに腐りきった『日本レコード大賞』にそのような賢明なる英断が出来るなどとは、これっぽっち１ミリたりとも期待していないが。