明石家さんまの勢いが急速に失墜している。『スーパーからくりTV』『さんまのまんま』など、冠番組は次々と終了。すでに事実上の隠居状態にあるビートたけし、タモリと合わせて、いよいよBIG3の時代が終焉を迎えようとしている。
ならば“ポストさんま”は一体誰になるのだろうか。以前俺はブログで、その最右翼は中居正広であると述べたが、ジャニーズ事務所の内乱そしてSMAP解散は周知の通り。ジャニーズのプッシュなくして中居政権はあり得ないし、ジャニーズが本気で潰しにかかれば中居でさえ簡単にテレビから消えてしまうだろう。
それでは一体、誰がさんまなき後のバラエティ界を牽引していくのか。順当に考えれば、松本人志の名が挙がろう。しかし松本は司会者タイプではない、パネリストもしくはコメンテーターである。となると“ポストさんま”の座はいよいよ混沌としてくる。今田耕司、上田晋也、雨上がり決死隊、有吉弘行、まさにどんぐりの背比べ戦争勃発である。
それにしても、国民的認知度を誇る爆笑問題、そしてナインティナイン。このお笑い下剋上の好機に居合わせながら、彼らがその知名度に見合うだけのバラエティ司会者としての力量を持たなかったことが残念でならない。