思春期の盛りがついた頃から、俺は“年上のお姉さん”が大好きだった。10代の頃は25歳くらいのお姉さん、ハタチを迎えた頃には30歳前後のお姉さんに、悶々と恋い焦がれたものだ。
しかし気付けば俺も35歳。今の俺が“年上のお姉さん”と言うならば、それは自ずと40代の女性になってくる。けれど大変誠に失礼ながら40代女性、果たしてそれはいかがなものか。
現実世界はさておき芸能人を目を向けるならば、40代になってもキレイな女優やタレントはたくさんいる。しかし俺が求めるのはキレイ系ではない、カワイイ系の女性だ。そしてカワイイ系の40代女性となると、芸能界においてすら皆無と言っていいほど限られてくる。加齢に抗って“カワイイ”を維持すること、それは“キレイ”を保つよりも遥かに難しいのであろう。
まきしま35歳、バリバリ中年。いよいよ過去の趣向を撤回し、今現在の女性の年齢の好みを公言する時が来たようだ。だから俺はここに宣言しよう、「それでも俺は、“年上のお姉さん”が大好きだ」。
なぜなら現在40代、女性の“カワイイ適齢期”を20歳引き上げた、俺の中の殿堂入りレジェンドが存在するからだ。ズバリ山瀬まみ47歳、そしてYUKI44歳である。誰が何と言おうと彼女らはカワイイ。現役バリバリのカワイイ系女子である。
山瀬まみ、そしてYUKI。彼女らがこの先“カワイイ”を維持する限り、俺は惑わず揺らがず“年上のお姉さん”好きを公言し続けよう。