未知の惑星が地球に衝突!?読んでるだけで痛々しい疑似科学は本当に勘弁してほしい!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

「疑似科学」とは、誤った解釈や手法に基づいて用いられる科学である。要はデタラメの科学だ。疑似科学は時にオカルトの類と同列視され、自然科学分野の研究者、有識者たちにとって侮蔑や嘲笑の対象となる。


けれど実際のところ、科学と疑似科学の境界は極めて曖昧だ。ある程度綿密な科学的事実に立脚した疑似科学であれば、例えば俺程度の雑学マニアには科学との判別がつかないだろう。しかし俺はそれでも構わないと考える。たとえそれが科学であれ疑似科学であれ、見聞きする俺が興味をひかれ楽しめればそれでいい。


しかし一目瞭然でデタラメ、読んでるだけで痛々しい疑似科学は本当に勘弁してほしい。なんだか見ているこっちが涙が出てくる。さて以下は、たまたま目にしたネットニュース「MSN Japan」より引用した記事である。


「ニューヨーク市立大学の理論物理学者ミチオ・カク教授が、地球に衝突する危険性がある惑星について言及した。…(中略)…アメリカ海軍天文台のロバート・ハリントン博士が、『太陽系の一番外に惑星がもうひとつ存在する』と予想。この未知の惑星こそが『惑星X』である。惑星Xの大きさは地球の4~5倍、質量は20~25倍、密度は100倍、そして公転周期は3600年だと考えられている」


未知の太陽系第9惑星。もし直径が地球の5倍、密度が100倍だとしたら、その質量は(5×5×5)×100=12500倍だ。中学の数学だぞ、このバカチンが。