かの漫画の神様、手塚治虫。氏の漫画家デビュー年である1946年をその開闢とするならば、日本の漫画・アニメ史は70年を迎える。
さて、1年間に世に輩出される漫画・アニメの作品数は果してどれほどであろうか。100点か、それとも1000点だろうか。否、答えは毎年1万点以上だ。単純に概算するとこの70年、日本において70万点の漫画・アニメ作品が誕生したことになる。
そこで今日は漫画・アニメ界のTop of the World、数十万点もの作品の中からその最高峰に輝く傑作の数々を独断でピックアップ。ただ書き連ねるのも芸がないので、これら日本を代表する漫画・アニメでサッカーチーム先発組&控え組を作りたい。
まずは日本漫画・アニメ史に燦然と散りばめられた、豪華絢爛な超有名・人気作品22タイトルを挙げる。
サザエさん ドラえもん それいけ!アンパンマン
ちびまる子ちゃん クレヨンしんちゃん
ドラゴンボール ONE PIECE NARUTO
名探偵コナン ポケットモンスター SLAM DUNK
キャプテン翼 美少女戦士セーラームーン
こちら葛飾区亀有公園前派出所 ルパン三世
機動戦士ガンダム 新世紀エヴァンゲリオン
宇宙戦艦ヤマト 鉄腕アトム となりのトトロ
風の谷のナウシカ 天空の城ラピュタ
(1)漫画・アニメサッカー日本代表先発組
ゴールキーパーは日本漫画・アニメ界不動のキャプテン、サザエさん。ディフェンダーは圧倒的なパワーを誇る不落の鉄壁、アトム、ガンダム。両サイドバックには派手さはないがいぶし銀の堅守が光るちびまる子、クレしんを置く。
守備的ミットフィルダーは長年に渡り抜群の安定感を維持するアンパンマン、トトロ。攻撃的ミットフィルダーは日本漫画・アニメ界No.1のファンタジスタ、ドラえもん。フォワードは今現在日本で最も強力な破壊力を誇る3作品、ドラゴンボール、ワンピース、そしてコナン。
(2)漫画・アニメサッカー日本代表控え組
ゴールキーパーは圧倒的なキャリアを誇る大ベテラン、こち亀。センターバックは抜群の体躯と身体能力を有するヤマト、エヴァ。両サイドバックにはそれぞれタイプは違えどもともに攻撃参加を持ち味とするルパン、セーラームーンを据える。
守備的ミットフィルダーは攻守に渡り国内外から高い評価を得るナウシカ、ラピュタ。攻撃的ミットフィルダーは高いオフェンス力を武器とし自らゴールも狙えるポケモン、ナルト。フォワードにはずば抜けた得点力を誇るスラダン、そしてキャプ翼。
1 GK サザエさん
2 DF アトム
5 DF ガンダム
12 DF ちびまる子
14 DF クレしん
6 MF トトロ
8 MF ドラえもん
9 MF アンパンマン
10 FW ドラゴンボール
11 FW ワンピース
13 FW コナン
15 GK こち亀
3 DF ルパン
4 DF ヤマト
19 DF セーラームーン
22 DF エヴァ
16 MF ポケモン
17 MF ナウシカ
18 MF ラピュタ
21 MF ナルト
7 FW キャプ翼
20 FW スラダン
これら両チームの各作品をポジショニング、フィールド上に描き示したものが下図となる。
以上、「もしも日本を代表する漫画・アニメでサッカーチーム先発組&控え組作ったら」であった。さて、ほんの一昔前までアニメの原作は漫画作品、それがド定番だった。しかし現在、ゲーム原作アニメ、ラノベ原作アニメといったメディアミックスが加速的に進行している。
果たしてこの試みの中から、第2の『ドラえもん』は生まれるのか。第2の『鉄腕アトム』、『サザエさん』、『ドラゴンボール』、『ONE PIECE』は誕生するのだろうか。
もっともこれら新時代のニーズに応じた多角的創作。それを秀逸作と受け入れるかどうかは、俺自身の加齢で鈍った感受性の問題でもあろう。そして自ら問うに、正直今のアニメも面白い。