エイプリルフールは半年後だが、今日は全身全霊全力でとんでもなくトンデモなオカルト話を作ってみたい。
”周知の通り、我々の住む世界は縦・横・高さから成る3次元空間である。それはいわば常識であり、これまで3次元が人間の知覚限界であるとされて来た。しかし最新の脳科学研究によると、ごく希に人間は4次元以上の高次元を知覚することが出来るという可能性が示唆されている。
アインシュタインは特殊相対性理論において、この宇宙を縦・横・高さの3次元に時間の1次元を加えた4次元時空体であると定義している。しかし多くの人が疑問に思うだろう。「時間と空間は全く性質が異なるものであるにも関わらず、なぜそれらを合算してまで我々の宇宙を3次元ではなく4次元とする必要があるのか」と。
けれどこう考えてみてはどうだろうか。「アインシュタインは実際に4次元の世界を知覚していた。しかし余剰次元をそれまでの空間概念で説明することは不可能であり、縦・横・高さに次ぐ4つ目の次元を時間であると仮定することで、特殊相対性理論の数学的整合性を保つことが出来た」。
人類の歴史上、神がかりともいうべき偉業を成し遂げた偉人は多々存在する。例えばニュートン、ダ・ヴィンチ、モーツァルト、ナポレオン。現代脳科学の観点から彼らの知的能力を推測するに、例えば情報処理能力、計算速度は到底人間のそれではない。
しかし仮に彼らが5次元、6次元空間を認識していたとしたら。高次元空間を認知することで、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感以外にも無数の知覚を脳が感知し、それにより感受性や論理的思考力などの知的作用がこれまで人間の限界とされていた水準を遥かに越えて活性化すると推察できるのだ。
さて現代物理学において、我々の宇宙の構造については「超ひも理論」が主流とされている。そして「超ひも理論」が成り立つためには、我々の宇宙をなんと11次元と仮定しなければならないのだ。しかしこの11次元宇宙という着想、それは遥か時間をさかのぼり、第2次大戦中ナチスドイツの生化学研究によって考案されたものだと言うことは、あまり知られていない。
現在、ナチス総統ヒトラーは自殺したとされている。しかし一説によると、ナチスの余剰次元研究は国家機密として内々に行われていたが、これをヒトラーが外部に向け公表しようとしたため、内部者によって暗殺されたとも言われているのだ。”
以上、俺が述べたことは最初から最後まで全て超大嘘なので、くれぐれも信じることなきよう願いたい。